このビールはこんな感じ!
- 澄んだ水のように綺麗な味わいのタイビール
- 「クセの無い」飲みやすいビールを探しているひと向け
- 競合ブランドと比べて「特徴が無い」ので印象が薄い
- 超大手メーカーが繰り出すドイツ式ビール
สวัสดี ครับ/ค่ะ!(サワディー クラッ(プ) / カー)
本日の一杯はタイのビールから本格的なドイツ式ビール「フェダブロイ」をご紹介します。
もくじ
フェダブロイ 基本スペックとおススメできるひと
価格帯
☆☆ 300-400円前後
入手難易度
☆☆☆ ネット通販で入手可能
アルコール度
4.8%
タイプ
へレス
フェダブロイの味わい
- 蒸しあがった穀物の香り
- 水のような透明感のある味わい
- 炭酸の刺激と程よい酸味
- 控えめなホップの苦味が舌の上で踊る
テイスト分布図
参考
数値について
▶あっさり:5.0 ☞最高
▶コク :1.0 ☞感じない
▶苦み :2.0 ☞やや控えめ
▶酸味 :2.0 ☞やや控えめ
▶甘み :1.0 ☞感じない
こんな方におすすめ
- のど越しの良いビールが好きなひと
- 雑味や変なクセが無いビールの方が良いひと
- タイのシンハー・チャーン・リオ(レオ)が合わなかったひと
こんなシチュエーションで
- タイ料理といっしょに
- 瓶のままでグイっと
- 暑い季節にデイリー消費用で
※アジア諸国12か国の海外ビールをまとめて紹介しています👇
タイビールの甘い傾向とは一線を画す硬派な【フェダブロイ】
今回ご紹介するのは「フェダブロイ」というビール。
熱帯の国、タイのブランドです。
3ブランドの特徴
- シンハー(右上画像)
☞タイのプレミアムブランド
飲みやすさとコクの良好なバランス - チャーン(左上画像)
☞ミドル層向けブランド
ふくよかさと甘みが強い - リオ(下画像)
☞シンハーのメーカーが作る格安ブランド
薄くて水のようにグビグビ飲める
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上記3ブランドと違って、フェダブロイはへレスというラガービール。
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へレスというビアスタイルはドイツ・バイエルン地方が発祥で「淡い」色味が特徴。
同地方では「濃い」色味のデュンケルというビアスタイルがありますが、区別するために命名されたといわれています。
今回のフェダブロイもそんな淡い色味のへレスを踏襲したブランドで、開けた瞬間から穀物の香りがただよってきます。
口に含んでみると、驚くほどあっさりして爽快さを強く感じます。
しかし、麦汁の旨味・コクは感じることが出来ず、飲み足りなさを感じました。
タイ現地のような年中蒸し暑い場所だとこの爽快感とクセの無い飲み心地が活きるでしょう。
結論としては、他タイブランドと比べてどうしても「飲んだ後の印象」が薄いです。
入手しやすくて、価格面もシンハーレベルであれば「夏季節限定」的に展開すると面白いかもしれません。
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実店舗での購入は難易度高:ネット通販での入手がオススメ
それぐらいに実店舗で販売しているところが見当たらないフェダブロイ。
管理人はあきらめて「池光エンタープライズ」の楽天ストアで手配しました。
池光エンタープライズは海外ビールを日本へ流通させている商社で、本サイトでもちょくちょく見かけることがあります。
池光エンタープライズってこんな商社!
▶ 1980年創業の酒類輸入販売業者
▶ 1985年にタイのシンハー日本総代理店として販売活動
▶ 2008年に東証一部の総合商社カメイ100%子会社に
タイのシンハーは以前本サイトでもご紹介したことのある超有名ビールブランド👇
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親元であるカメイ株式会社は1903年(明治36年!)に創業した超大手商社です。
創業者亀井文平氏が宮城・塩釜で創業し、石油・LPガスなどのエネルギー商材を中心に産業部材・食品など幅広い商品を扱っています。
池光エンタープライズは2008年、カメイの傘下に入りましたが、その後も中国の青島ビール日本総代理店契約を締結するといった海外のお酒の輸入拡販に努めています。
池光エンタープライズの取り扱いビールブランド
▶ 台湾:台湾ビール金牌
▶ 中国:青島ビールブランド5種類
▶ タイ:シンハー・チャーン・リオ他
▶ ベトナム:333・サイゴンブランド2種類
▶ インドネシア:ビンタン
詳しくは公式HPで!👇
フェダブロイのふるさと:タイのバンコクへ
日本から9時間のフライト。
タイの首都であり大都市のバンコクに到着です。
東南アジア観光の中心地として、昔から旅人を迎え入れてくれるタイ。
来訪される外国人観光客のうち、日本人観光客はおよそ10%というから、根強い人気があります。
バンコクの見どころとしては【寺院】と【食】にあります。
おもな見どころ
■ 3大寺院
【ワット・プラ・ケオ】
【ワット・ポー】
【ワット・アルン】
■ ショッピングを楽しむ
【サイアムスクエア】
【カオサン通り】
■ タイ料理を楽しむ
【ソフトシェルクラブ料理はぜひ!】
■ 夜遊びを楽しむ(男性向け)
【ナナプラザ】
【テーメーカフェ】
※日本では体験できないオモシロ文化ですが、スリなどの軽犯罪には要注意です。
バンコクはとても発展している都市なので、そこまで不便を感じずに楽しむことが出来ます。
TIPS:タイの基本情報
国名:タイ王国
首都:バンコク
言語:タイ語
人口:約7000万人(2019年)
宗教:ほぼ仏教徒
日本から直通便:バンコク
通貨:バーツ Baht 1Baht=平均3円前後
日本との時差:2時間ほど遅い(日本が昼12時なら、泰は10時)
フェダブロイの醸造所はバンコク周辺に3か所ある「タイ ビバレッジ Thai Beverage 」
フェダブロイを製造しているのは「タイビバレッジ:通称タイビブ」と呼ばれる飲料会社。
東南アジアでも最大級の飲料会社でタイだけではなく、周辺諸国への飲料販売や
ヨーロッパにも、販路を伸ばしているグローバル企業です。
タイビブはもともと象マークのチャーンを1994年にリリースしました。
当時、競合のシンハーがタイ国内市場を牛耳っていましたが
チャーンのコンセプトである「低価格でアルコール度数の高い」ビールということで、一気に爆発的な売り上げを達成します。
そんなタイビブの製品ラインナップから「本格的なドイツ式のビール製品」をリリースしたいということから
今回ご紹介している「フェダブロイ」が誕生しました。
※タイビブが所有する工場
■ The Kamphaeng Phet brewery ←メイン工場 チャーンを醸造
■ Beer Thip Brewery
■ Cosmos Brewery ←フェダブロイを醸造している
<Information>
タイビブ:ベトナムの「SABECO」を傘下に置いている東南アジア有数の大企業
参考
SABECO:「サイゴンビールブランド-アルコール-ビバレッジコーポレーション」の略
主な製品:333(バーバーバー)・ビア サイゴン
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フェダブロイとしては本製品のみ:グループ会社としていくつものブランドを所有
タイビブがリリースしている本格ドイツ式ビール「フェダブロイ」。
残念ながら、他シリーズを展開してはいませんが、製造元のタイベブでは多数ブランドを所有しています👇
チャーンビールがあまりにも有名ですが、他のブランドをもし見かけたときはぜひお試しあれ!
フェダブロイのレビュー まとめ
こんな方におすすめ
- のど越しの良いビールが好きなひと
- 雑味や変なクセが無いビールの方が良いひと
- タイのシンハー・チャーン・リオ(レオ)が合わなかったひと
こんなシチュエーションで
- タイ料理といっしょに
- 瓶のままでグイっと
- 暑い季節にデイリー消費用で
すっきりして暑い季節に飲むなら最高に旨い「フェダブロイ」。
たまには定番のビールから一歩飛び出してタイの本格ビールを楽しんでみませんか?
至福の時間をぜひ。