このビールはこんな感じ!
- 炭酸の刺激とのど越し重視でやや独特の香りがする
- 「ビールはごくごく飲みたい!」ひとにおススメ
- 「コクやうま味」を重視するひとにはNG
- 縁起が良いとされるベトナム有名ブランド
Xin chào!(シンチャオ)
本日の一杯はアジアンと言ったらイメージするベトナムの「333バーバーバー」ビールをご紹介します。
もくじ
333(バーバーバー) 基本スペックとおススメできるひと
価格帯
☆☆ 300〜500円レンジ
入手難易度
☆☆ 海外ビールに強い量販店で入手可能
アルコール度
5.0%
タイプ
ピルスナー
333の味わい
- ツンっとくる刺激的な香り
- 香水のような甘く色気のある味わい
- ピルスナーらしいキレと苦みが飲み終わりにやってくる
テイスト分布図
参考
数値について
▶あっさり:3.5 ☞透明感のある
▶コク :3.0 ☞充実した旨み
▶苦み :2.0 ☞やや控えめ
▶酸味 :1.5 ☞かなり控えめ
▶甘み :2.0 ☞やや控えめ
こんな方におすすめ
- 日本では味わえないビールを探しているひと
- 甘い香りが好きなひと
- ベトナムの風を感じたいひと
こんなシチュエーションで
- ベトナム料理を食べながら
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香水のような色っぽい風味がまた会いたいと思わせる【333】
開けた瞬間に、一瞬嗅いだことのない不思議な香りがする333(バーバーバー)
内心ドキドキしながら、グラスに注いで飲んでみると味わいにもびっくりしました。
フレグランスな風味と穀物の甘みが調和して、口の中がとても華やかな気分に様変わり。
と思いつつ、飲み終わりにピルスナーらしいビールの『キレ』と『苦味』がやって来たあたりなんだかホッとしました(笑)
フレグランスな風味がなんだか、伝統衣装アオザイを着たアジアンビューティーを連想させるブランド。
食べ物と合わせるときは、間違いなくベトナム料理はマスト。
米麵のフォーはもちろん、生春巻きも良いでしょう。
パクチー系料理と馬が合うので、アジアン飯全般にもぜひ。
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アジア食品雑貨店を探すのがオススメですが、ネットなら安くて確実
という方は、外国人が経営している食料雑貨店や海外のお酒に強いリカーショップを探していくのが吉。
東京では、いつくかの酒販店で333を見つけられました。
もしも、探す手間や労力・時間がもったいないという方は【大手通販サイト】で手に入れた方が確実でしょう。
Amazonや楽天のような通販サイトでは、安くて5,000円台【1本あたり216円】という日本のビールと同価格帯で入手できます。
しかも、会員ならポイントもたまるという一石二鳥。
333の故郷:ベトナムの大都市ホーチミンから
日本からベトナムまでは直行便でおよそ6時間。
333の故郷であり、ベトナムきっての大都市ホーチミンに到着です。
旧名サイゴンと呼ばれ、アジア諸国のなかでは人口900万人近い有数の大都市として今に至ります。
ホーチミンの観光名所
■ ぜひ立ち寄りたい
【ベンタイン市場】
【ブイビエン通り】
【サイゴンスカイデッキ】
■ 歴史を感じるなら
【戦争証跡博物館】
【サイゴン中央郵便局】
【サイゴン大教会】
■ ちょっと遠出して
【メコン川クルーズ】
【クチトンネル】などなど・・・
熱帯気候のベトナムでは、1-3月ごろが観光には適したシーズン。
ホーチミンを訪れたら、カンボジアにも足を運びたいところ。
国際バスでアンコールワットのあるシェムリアップまで行くことも可能なので
バックパッカー気質のひとはぜひ挑戦してみてはいかがでしょう?
TIPS:ベトナムの基本情報
国名:ベトナム社会主義共和国
首都:ハノイ
言語:ベトナム語(他民族:多くはキン族が話すキン語)
人口:約9600万人(2019年)
宗教:約8割が仏教徒
日本から直通便:ハノイ・ホーチミン・ダナン
通貨:ベトナムドン(VND) 1,000VND=平均5円前後
日本との時差:2時間ほど遅い(例:日本 10:00 越 8:00)
333の醸造所:SABECOという巨大ビバレッジカンパニー
333(バーバーバー)を醸造する会社は『サイゴンビールブランド-アルコール-ビバレッジコーポレーション』
略称SABECOと呼ばれるビバレッジカンパニー。
創業は1875年にフランス人のビクターラルー氏が築いた小さな醸造所が始まりです。
※1947年のダナンの戦いからフランスによりベトナム植民地時代の始まり)
1977年はサイゴンビールファクトリーという会社名で経営していましたが
時代が経つにつれ、ビール以外の分野にも経営を多角化し始め、2003年に現在のSABECOとして
ビバレッジカンパニーとしての地位を築き上げるまでに至りました。
今では、世界38か国(日本含めて)にMade In Vietnam産ビールを輸出しているSABECO。
2018年にはタイの巨大企業「タイ・ビバレッジ ThaiBev」に48億$もの巨額で買収され、現在に至ります。
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<Information>
タンソンニャット国際空港から車で30-40分の距離に醸造所があります👇
ベトナム最大手のラインナップはどれも魅力的!333以外のブランドについて
ベトナム国内に10か所の関連会社を持つ最大手のSABECO.
年間10億リッターものビールを販売しているというのも、その実力がよくわかります。
そんなSABECOは、今回紹介した333以外にも以下のラインナップを展開しています👇
その他ラインナップ
▶ サイゴン ラガー
▶ サイゴン ゴールド
▶ サイゴン チル
▶ ラックヴィエット(1875年創業時のビールテイストを再現したブランド)
個人的に絶対飲んでみたいのが、限定生産販売の『サイゴンビール ゴールド』と
創業時の味わいを再現した『ラックヴィエット』でしょう。
日本の大手ビールメーカーも、数量限定生産で復刻版テイストをリリースしますが
『当時の味』というのを知りたい!と思うのは、ビールファンとして弱いところです。
333のレビュー まとめ
こんな方におすすめ
- 日本では味わえないビールを探しているひと
- 甘い香りが好きなひと
- ベトナムの風を感じたいひと
こんなシチュエーションで
- ベトナム料理を食べながら
縁起の悪い3という数字をすべて足し算すると縁起の良い9になるということで
ゲン担ぎ的意味合いが込められている「333」ビール。
たまには定番のビールから一歩飛び出してベトナムで愛されている大衆ビールを楽しんでみませんか?
至福の時間をぜひ。