このビールはこんな感じ!
- 爽快感とコクのバランスがしっかりしている海外限定ブランド
- 同ブランドのサイゴンスペシャルより軽くて飲みやすい
- アジアビール初心者におススメ
- 管理人がおススメするベトナムビール
Xin chào!(シンチャオ)
本日の一杯はベトナムの最大手が繰り出す高クオリティビール「ビア サイゴン エクスポート」をご紹介します。
もくじ
ビア サイゴン エクスポート 基本スペックとおススメできるひと
価格帯
☆☆ 300〜500円レンジ
入手難易度
☆☆ 海外ビールに強い量販店で入手可能
アルコール度
5.0%
タイプ
ピルスナー
□ ビア サイゴン エクスポートの味わい
- かすかにパスマティライスの香り
- ホップの苦味と麦汁の旨味のバランスが良く日本人の口に合う
- 炭酸の刺激が強めで爽快感を持っていながら、くどくない程度の旨みがある
- 口当たりに透明感があってごくごく飲める
テイスト分布図
参考
数値について
▶あっさり:4.0 ☞透明感のある
▶コク :2.0 ☞やや控えめなコク
▶苦み :2.5 ☞適度
▶酸味 :1.5 ☞かなり控えめ
▶甘み :2.0 ☞やや控えめ
こんな方におすすめ
- 日本では味わえないビールを探しているひと
- アジア系ビールの初心者に
- ベトナムの風を感じたいひと
こんなシチュエーションで
- ベトナム料理を食べながら
- デイリー消費用に
- 夏はアジアっぽく氷を入れて
※アジア12か国の海外ビールをまとめて紹介しています👇
飲みやすさと適度なコクをバランスよくまとめた優秀なビール【ビア サイゴン エクスポート】
以前本サイトでご紹介したSABECOのビールブランドにしてプレミアムビールの「ビア サイゴンスペシャル」のレギュラーVerになる「ビア サイゴン エクスポート」。
ビア サイゴンシリーズは現在5種類ありますが、その中で今回のブランドは「海外輸出向け」に作られているビールです。
ビア サイゴンシリーズ
<高級ゾーン>
▶ ビア サイゴン ゴールド
▶ ビア サイゴン スペシャル
<庶民派ゾーン>
▶ ビア サイゴン ラガー
▶ ビア サイゴン エクスポート
▶ ビア サイゴン チル
<SABECOの別ブランド>
▶ 333(バーバーバー)
▶ ラック ベトナム
※「ビア サイゴン スペシャル」や「333」についてレビューしています👇
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【レビュー】ベトナム ビア サイゴンスペシャル:味の特徴とこんなひとにオススメ!
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【レビュー】ベトナム 333(バーバーバー):味の特徴とこんなひとにオススメ!
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ベトナムビールブランドとして多方面に展開、その地位を確立しているSABECOですが
もしベトナムビールでなにか薦めるのであれば管理人はサイゴンシリーズをおススメします。
それは今回の「ビア サイゴン エクスポート」やプレミアムの「ビア サイゴン スペシャル」ともに、飲みごたえと爽快感のバランスが良いブランドだから。
ビア サイゴン エクスポートはグラスに注ぐと、インドのパスマティライスのごとく甘く芳しい香りを感じます。
口に含めば麦汁のうま味とコク・ホップの苦みがきつ過ぎず丁度いいバランス。
ビア サイゴン スペシャルと比べるとコクや香りは劣るものの、爽快感を強く感じるので飽きずに飲み続けられる仕上がりです。
②爽快感=サイゴンという形で選んでみましょう
※そもそもビールの種類や原材料についてよく分からない!というひとにおススメの記事
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【ビールの知識シリーズ①】ビールの種類は2つ覚えればOK!わかりやすく解説します!
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【ビールの知識シリーズ②】原料・副原料のことを知ってビールをもっと楽しもう!
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アジア系ビールブランドに強い「池光エンタープライズ」で購入しよう
「サイゴンスペシャル」は池袋の西武百貨店やビック酒販で見つけられますが、この「ビア サイゴン エクスポート」はネットで購入。
輸出向けで作られているビア サイゴン エクスポート。
しかし、思いのほか実店舗では見つけられなかったのです・・・。
さて、ビア サイゴン エクスポートの裏面を見ると輸入元は「池光エンタープライズ」という輸入商社。
池光エンタープライズは海外ビールを日本へ流通させている商社で、本サイトでもちょくちょく見かけることがあります。
池光エンタープライズってこんな商社!
▶ 1980年創業の酒類輸入販売業者
▶ 1985年にタイのシンハー日本総代理店として販売活動
▶ 2008年に東証一部の総合商社カメイ100%子会社に
タイのシンハーは以前本サイトでもご紹介したことのある超有名ビールブランド👇
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【レビュー】タイ シンハー:味の特徴とこんなひとにオススメ!
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親元であるカメイ株式会社は1903年(明治36年!)に創業した超大手商社です。
創業者亀井文平氏が宮城・塩釜で創業し、石油・LPガスなどのエネルギー商材を中心に産業部材・食品など幅広い商品を扱っています。
池光エンタープライズは2008年、カメイの傘下に入りましたが、その後も中国の青島ビール日本総代理店契約を締結するといった海外のお酒の輸入拡販に努めています。
池光エンタープライズの取り扱いビールブランド
▶ 台湾:台湾ビール金牌
▶ 中国:青島ビールブランド5種類
▶ タイ:シンハー・チャーン・リオ他
▶ ベトナム:333・サイゴンブランド2種類
▶ インドネシア:ビンタン
詳しくは公式HPで!👇
ビア サイゴン エクスポートの故郷:ベトナムの首都ホーチミンから
日本からベトナムまでは直行便でおよそ6時間。
ビア サイゴン エクスポートの故郷であり、ベトナムの大都市ホーチミンに到着です。
旧名サイゴンと呼ばれ、アジア諸国のなかでは人口900万人近い有数の大都市として今に至ります。
ホーチミンの観光名所
■ ぜひ立ち寄りたい
【ベンタイン市場】
【ブイビエン通り】
【サイゴンスカイデッキ】
■ 歴史を感じるなら
【戦争証跡博物館】
【サイゴン中央郵便局】
【サイゴン大教会】
■ ちょっと遠出して
【メコン川クルーズ】
【クチトンネル】などなど・・・
熱帯気候のベトナムでは、1-3月ごろが観光には適したシーズン。
ホーチミンを訪れたら、カンボジアにも足を運びたいところ。
国際バスでアンコールワットのあるシェムリアップまで行くことも可能なので
バックパッカー気質のひとはぜひ挑戦してみてはいかがでしょう?
TIPS:ベトナムの基本情報
国名:ベトナム社会主義共和国
首都:ハノイ
言語:ベトナム語(他民族:多くはキン族が話すキン語)
人口:約9600万人(2019年)
宗教:約8割が仏教徒
日本から直通便:ハノイ・ホーチミン・ダナン
通貨:ベトナムドン(VND) 1,000VND=平均5円前後
日本との時差:2時間ほど遅い(例:日本 10:00 越 8:00)
ビア サイゴン エクスポートの醸造所:SABECOという巨大ビバレッジカンパニー
ビア サイゴン エクスポートを醸造する会社は『サイゴンビールブランド-アルコール-ビバレッジコーポレーション』
略称SABECOと呼ばれるビバレッジカンパニー。
創業は1875年にフランス人のビクターラルー氏が築いた小さな醸造所が始まりです。
※1847年のダナンの戦いからフランスによりベトナム植民地時代の始まり)
1977年はサイゴンビールファクトリーという会社名で経営していましたが
時代が経つにつれ、ビール以外の分野にも経営を多角化し始め、2003年に現在のSABECOとして
ビバレッジカンパニーとしての地位を築き上げるまでに至りました。
今では、世界38か国(日本含めて)にMade In Vietnam産ビールを輸出しているSABECO。
2018年にはタイの巨大企業「タイ・ビバレッジ ThaiBev」に48億$もの巨額で買収され、現在に至ります。
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【レビュー】タイ チャーンビール:味の特徴とこんなひとにオススメ!
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<Information>
タンソンニャット国際空港から車で30-40分の距離に醸造所があります👇
ベトナム最大手のラインナップはどれも魅力的!他ブランドについて
ベトナム国内に10か所の関連会社を持つ最大手のSABECO.
年間10億リッターものビールを販売しているというのも、その実力がよくわかります。
そんなSABECOは、紹介したビア サイゴン エクスポート以外にも以下のラインナップを展開しています👇
その他ラインナップ
▶ サイゴン ラガー
▶ サイゴン ゴールド
▶ サイゴン チル
▶ ラックヴィエット(1875年創業時のビールテイストを再現したブランド)
個人的に絶対飲んでみたいのが、限定生産販売の『サイゴンビール ゴールド』と
創業時の味わいを再現した『ラックヴィエット』でしょう。
日本の大手ビールメーカーも、数量限定生産で復刻版テイストをリリースしますが
『当時の味』というのを知りたい!と思うのは、ビールファンとして弱いところです。
ビア サイゴン エクスポートのレビュー まとめ
こんな方におすすめ
- 日本では味わえないビールを探しているひと
- アジア系ビールの初心者に
- ベトナムの風を感じたいひと
こんなシチュエーションで
- ベトナム料理を食べながら
- デイリー消費用に
- 夏はアジアっぽく氷を入れて
海外輸出向けビールとしてベトナムからやってきた『ビア サイゴン エクスポート』
たまには定番から一歩飛び出してベトナムのビールを楽しんでみませんか?
至福の時間をぜひ。