オランダ ヨーロッパ

【レビュー】オランダ グロールシュプレミアム:味の特徴とこんなひとにおススメ!

ROCK

1985年長野県生まれ これまで51か国を訪問 これまで飲んだ海外ビールブランドは200種類以上 日本ビール検定2・3級取得者 海外文化の魅力を発信するため、ブログ・動画にて活動中。平日はメーカー営業マン。将来の目標は、ファントムブルワリーとして日本×海外をテーマにしたビールブランドを立ち上げること。

このビールはこんな感じ!

  • 穏やかな口当たりとジューシーな味わいが特徴のピルスナー
  • 「海外ビール初心者」のひとにおススメ
  • 「海外ビールを飲みなれた」玄人にもおススメ
  • オランダ王室にも品質が認められた高級ブランド

 Hallo(ハロ)

本日の一杯はスイングトップのビンボトルがクラフト感のある「グロールシュ プレミアム」を紹介します。

 

数あるラガー系ブランドの中で、管理人ROCKが太鼓判を押すブランドの1つ。

 

飲みやすさ・口当たり・コク・・・

 

すべてにおいて「適度な」バランスで成り立っているビールです。

 

ROCK
海外ビール初心者から玄人まで万人におススメできるブランド!

 

グロールシュプレミアム 基本スペックとおススメできるひと

価格帯    

☆☆☆  500円レベル

入手難易度

☆☆ 海外リカーに強い酒屋で入手可能

アルコール度

5.0%

タイプ

ピルスナー

グロールシュプレミアムの味わい

  • 香りは穀物倉庫に居るかのよう
  • ラガータイプなのに、穏やかな炭酸で優しい口当たり
  • どこまでも麦、まるで麦畑で走りまわっている感覚
  • 味わい深いジューシーさと適度なホップの苦み
  • すべてのバランスが均等に感じられる素晴らしいクオリティ

テイスト分布図

参考

数値について

あっさり:3.5 ☞爽快感のある

コク  :2.5 ☞適度なコク

苦み  :2.5 ☞適度な苦み

酸味  :2.5 ☞適度な酸味

甘み  :2.5 ☞適度な甘み

こんな方におすすめ

  • 日本の大衆ビールが最近飽きてきたひと
  • はじめて海外ビールを飲もうと考えてるひと
  • 万人に1度は飲んでもらいたい

こんなシチュエーションで

  • 仕事終わりでひと息つきたいとき
  • ドラマや映画などエンタメのおともに
  • 友達・家族、大切な人たちと宅飲みするとき

オランダ王室からロイヤルを受賞した至高のピルスナー【グロールシュ プレミアム】

グリーン色のビンボトルと変わった栓が特徴的な「グロールシュ プレミアム」

ROCK
栓はスイングトップと言います

一見ボトルデザインを見ると、近所のスーパーでも「似たような」デザインのビールを見かけたことはありませんか?

こんなデザインのビールなら見たことあるかも・・・?
春田さん

参照画像:ハートランド公式HPより

ROCK
ハートランドビールにちょっと似てるかもしれませんね

 

ちなみにハートランドビールは日本のキリンが作り出した「純国産」ビールブランド。

 

よく海外ビールだと間違われるようです。

今回のグロールシュプレミアムはれっきとしたオランダのビールブランド

参照画像:グロールシュHPより

1615年に創業したオランダで最も歴史的なブランドでオランダ王室のロイヤルワラントを得ています

 

ROCK
日本で言う宮内庁御用達にあたりますかね

参照画像:エビスビール公式HPより

ロイヤルを賜ったビールブランドといえば、日本の「エビスビール」や

デンマークのカールスバーグもロイヤルワラントを賜っています。

【レビュー】デンマーク カールスバーグ:味の特徴とこんなひとにオススメ!

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グロールシュプレミアムに関していえば「一度はぜったいに飲んでほしい」と言える素晴らしいクオリティ。

スイングトップを開けグラスに注ぐと立ち込める穀物の香り。

 

口を付けると大麦の「生命あふれる」豊かな風味とうま味が広がっていきます

ROCK
麦畑にトリップしたかのような錯覚を覚えます
そこまでだと、クドそうなイメージが・・・
青井くん

 

そうはならないのがグロールシュ プレミアムの素晴らしいところ。

ピルスナービールらしい「のどごし」と「爽快感」が豊かなコク・うま味との間で絶妙なバランスを保っています。

 

これまで51か国の訪問、200種類以上のビールブランドを飲んできた管理人ですが

 

日本で入手可能な海外ビールブランドの中で「万人に」おススメできるブランドの1つだと断言します。

唯一欠点を挙げるとしたら、価格帯でしょうか。

 

クラフトビール並みにします(500円以上)

ROCK
備蓄してデイリー消費は富裕層しか出来ないかも・・・

値段は高いものの、クオリティは間違いないのでぜひ街で見かけたら飲んでみて欲しい!

※そもそもビールの種類や原材料についてよく分からない!というひとにおススメの記事

【ビールの知識シリーズ①】ビールの種類は2つ覚えればOK!わかりやすく解説します!

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【ビールの知識シリーズ②】原料・副原料のことを知ってビールをもっと楽しもう!

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2016年:日本のアサヒビールに買収されたグロールシュ

グロールシュプレミアムの輸入元は日本が誇る超大手企業の「アサヒHD」。

 

アサヒHDはベルギーの世界的超大企業ABI(アンハイザー・ブッシュ・インベブ)の傘下に入っていた旧SABミラー所有企業数社を2016-2017年の間に日本円1兆2000億円で買収しました。

 

当時、このニュースは管理人はもとい世界中のビールファンの間で大きな衝撃を与えました。

アサヒHDが買収したブランド(1部)


▶ピルスナーウルケル(チェコ)


▶ペローニ(イタリア)


▶ドレハ-(イタリア)


▶グロールシュ(オランダ)


▶ミーンタイム(イングランド)

参考文献:アサヒHD買収に関する報告

ROCK
①海外市場に基盤を持ち販路開拓
②海外高級ビールで日本市場活性化
を狙ったといわれています

この買収により、グロールシュやピルスナーウルケルなどのブランドは一部スーパーでも見かけることが多くなりました。

【レビュー】チェコ ピルスナーウルケル:味の特徴とこんなひとにオススメ!

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今回管理人がグロールシュを手に入れたのは「ビック酒販」。

 

他にも大型リカーショップ「リカーマウンテン」「やまや」などでも見かけることがあります

うちの近くにはお店が無い・・・!
青井くん
春田さん
お店に行ったけど、置いていませんでした・・・

というひとには、ネット通販で。

 

Amazon・楽天など大型ECサイトで販売していますので、一度覗いてみてはいかがでしょうか?

 

グロールシュの故郷:オランダのエンスヘデ(Enschede)について

オランダ北東部に位置する人口16万人ほどのエンスヘデ。

 

エンスヘデって聴いたことがないです・・・
春田さん
ROCK
エンスヘデはドイツとの国境沿いにある素朴な街です

この街は20世紀初頭まで繊維業で栄えていました。

 

日本だとエンスヘデがニュースにのぼることはありませんが、2000年に花火工場の大爆破事故で見たことがあるひとがいるかもしれません。

ROCK
興味のあるひとは検索してみると当時のニュース映像が見つかります・・・

アムステルダムから行くときはユトレヒトを経由してエンスヘデ駅に向かいましょう。

エンスヘデの観光名所

■ 観光スポットには

【グロールシュ醸造所】
→駅からタクシーで10分ほどの距離

■ 時間があれば

【Grote Kerk】
→駅そばの教会
街の中心街になっているので散策を
【エアンスケ醸造所 Brouwerij Eanske】
→駅から近い場所にあるビール醸造所

エアンスケ醸造所は地元の歴史と文化をリスペクトし「エンスヘデの歴史」にちなんだビールブランドをリリースしているクラフトブルワリー。

グロールシュ醸造所の工場見学とあわせてぜひ訪れてみて。

<Infromation>

エアンスケ醸造所HPはコチラから

TIPS:オランダの基本情報

国名:ネーデルラント王国

首都:アムステルダム

言語:オランダ語

人口:約1750万人(2019年)

宗教:カトリックが2割強、無所属が半数

日本から直通便:アムステルダム

通貨:ユーロ(1ユーロ=平均130円前後)

日本との時差:8時間ほど遅い(例:日本 10:00  蘭 2:00)

オランダで最も古い歴史を持つ【グロールシュブルワリー】の歴史

参照画像:グロールシュHPより

時代はスペインからの独立をめぐる戦争(八十年戦争)中である1615年までさかのぼります。

 

創業者はウィレム・ニールフェルト。

 

彼は当時のグロールシュ醸造所の土地(フルンロー Groenlo)を購入してビール醸造所を設立しました。

ROCK
その時の地名が醸造所の名称として引き継がれています

参照画像:グロールシュHPより

醸造所ではウィレムのほかにのちの2代目となる見習い醸造家「ピーター・カイパー」とともに事業をまわしていきます。

 

ピーターはのちにウィレムの娘である「ジェネケン Jenneken」と結婚。

 

ピーターは高品質なビールを作り出すため仕事に没頭します。

 

そうした努力の末、現在のグロールシュ ピルスナーで用いられているレシピを完成させることに成功。

1676年にはグロールシュ醸造所のギルドマスターにまで上り詰めたピーターは1684年の死去までビール造りに情熱を注ぎ続けました。

 

ピーターが亡くなってからグロールシュ醸造所は1876年までフルンロー (Groenlo)でビールを生産。

 

グロールシュのビールの評判は高まり、生産が追い付かない状態になったことで第2工場をフルンロー郊外に建設しました。



参照画像:グロールシュHPより

そして現在の工場があるエンスヘデは1895年から操業します。

現在のボトルデザインは1897年に誕生

参照画像:グロールシュHPより

現在のグロールシュブランドでシンボルとなっている「スイングトップ型栓」のボトル。

 

このデザインを指揮した当時のディレクター「テオ・デ・グローン」はこのボトルを1897年に発表しました。

メモ

・オープナーの必要が無く(手軽)

・開けたら再度閉めることが出来る(1度に飲み切らなくてOK)

という利点を謳って宣伝。

20世紀にはいると産業レベルの向上から「金属王冠」による封をしたビールが主流になりますが

 

グロールシュブランドは流されることなくスイングトップ型ボトルでの提供にこだわり続けます。

 

1940年代の苦しい世界大戦を乗り切ったグロールシュ。

参照画像:グロールシュHPより

そのモノづくりは50年後の1995年にオランダ王室からロイヤルの称号を賜る形に行きつきます。

 

100年以上高品質な製品を作り続けた企業に向けて与えられたロイヤルワラントはグロールシュの価値をさらに高めました。

 

順調に経営していたグロールシュですが、2000年、エンスヘデで発生した花火工場の大爆破事故に巻き込まれてしまいます。

参照画像:グロールシュHPより

この大事故、じつはグロールシュ醸造所と爆発元の花火会社(SE Fireworks)はわずか200メートルの距離でした。

 

そのため、グロールシュ醸造所は甚大な損傷を受け事業休止に追い込まれます。

 

事業所のメンバー全員が一丸となって復旧作業に従事。



参照画像:グロールシュHPより

そうした努力の甲斐あって、グロールシュは新しい醸造所で再び高品質なビールを作ることが出来るようになりました。

 

2008年にはイギリス:ロンドンに本拠地のあった「SABミラー」社に買収。

 

2016年にはSABミラーを吸収していたABI社(アンハイザー・ブッシュ・インベブ)とアサヒHDの間で売却が行われ

参照画像:グロールシュHPより

現在はアサヒHDの傘下に入って経営されているグロールシュ。

ROCK
400年前と変わらぬ味わいをこれからも守り続けて欲しいです

<Infromation>

工場見学について

営業日:毎週水曜日~金曜日

料金 :大人1人17.5€~(2021年5月現在)

グロールシュ工場見学についてはコチラ

プレミアムを筆頭に多くのブランドを展開【グロールシュ】

グロールシュが提供するブランドは代表製品「プレミアム ピルスナー」を筆頭にヴァイツェンや

 

セゾンにボックなどかなりの種類を展開しているグロールシュ👇

ラインナップ

▶ ヴァイツェン(5.1%)

▶ ラドラー(2.0%)

▶ アルコールフリー(0.0%)

▶ コルヌイット(5.0%)

▶ カノン(11.6%)

▶ ブロンド セゾン(5.2%) などなど・・・

参照:公式HP(オランダ語)

ROCK
アサヒビールが仕入れてくれることを願って!

 

グロールシュ プレミアムのレビュー まとめ

こんな方におすすめ

  • 日本の大衆ビールが最近飽きてきたひと
  • はじめて海外ビールを飲もうと考えてるひと
  • 万人に1度は飲んでもらいたい

こんなシチュエーションで

  • 仕事終わりでひと息つきたいとき
  • ドラマや映画などエンタメのおともに
  • 友達・家族、大切な人たちと宅飲みするとき

オランダ王室が認めた至高のピルスナービール「グロールシュ プレミアム」

 

たまには定番のビールから一歩飛び出して高級オランダビールを楽しんでみませんか?

 

至福の時間をぜひ。

-オランダ, ヨーロッパ

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