このビールはこんな感じ!
- 超ライトテイストで水のように飲める
- 「くどくないビール」を探しているひとにおススメ
- 「旨味や飲みごたえ」とは真逆なので要注意
- 常夏の島国スリランカが誇る名ブランド
アユボワン!
本日の一杯は百獣の王がプリントされたメチャカッコいいビール「ライオン ラガー」をご紹介します。
もくじ
ライオン ラガー 基本スペックとおススメできるひと
価格帯
☆☆ 300-500円レンジ
入手難易度
☆☆ 海外ビールに強い量販店で入手可能
アルコール度
4.8%
タイプ
ピルスナー
ライオン ラガーの味わい
- 心躍るような炭酸に麦の弾ける香り
- 驚くほどあっさりで爽やか。
- 後半にビールの旨味が控えめにやってくる
- 後味もビール特有のクセ・苦味は感じない
テイスト分布図
参考
数値について
▶あっさり:5.0 ☞水のようにあっさり
▶コク :1.0 ☞感じない
▶苦み :1.5 ☞かなり控えめ
▶酸味 :1.0 ☞感じない
▶甘み :1.0 ☞感じない
こんな方におすすめ
- スリランカが好きなひと
- ライトビールを探しているひと
- ライオンスタウトは飲んだことあるひと
こんなシチュエーションで
- 気分転換にのどの渇きを癒して
- 塩味系のつまみといっしょに
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ラベルデザインとは裏腹にさわやか・あっさりテイストの[ライオン ラガー]
スリランカのライオンと聞けば、黒ビール【スタウト】タイプを思い浮かべるファンも多いビールブランド。
コーヒーリキュール然としたコクとうまみは、多くのビール愛好家から絶賛の声を聴く名ビールです。
そんなライオンのラガータイプですが、スタウトとは打って変わって【最高にあっさり】しているライトなテイスト。
飲み始めは、強めの炭酸と弾けるような麦の風味
終わりごろは、スパークリングウォーターのようにスカッとした爽快感を強く感じる味わい。
アメリカのバドワイザーや、メキシコのコロナビールなどライトラガーが好みのひとにマッチするビールです。
とてもライトな味わいゆえに、のどの渇きを潤すために飲むのも良いのですが
塩系フードとの相性はバツグン。
もちろん、現地のカレーや炒め物ともバツグンに相性が良いのでグビグビ飲みましょう!
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アジア系ブランドを幅広く取り扱っている輸入商社【池光エンタープライズ】
裏面を見ると輸入元は「池光エンタープライズ」という輸入商社。
いったいどんな会社なのでしょうか?
という疑問を胸に輸入販売している池光エンタープライズについて調べてみました👇
池光エンタープライズってこんな商社!
▶ 1980年創業の酒類輸入販売業者
▶ 1985年にタイのシンハー日本総代理店として販売活動
▶ 2008年に東証一部の総合商社カメイ100%子会社に
タイのシンハーは以前本サイトでもご紹介したことのある超有名ビールブランド👇
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【レビュー】タイ シンハー:味の特徴とこんなひとにオススメ!
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親元であるカメイ株式会社は1903年(明治36年!)に創業した超大手商社です。
創業者亀井文平氏が宮城・塩釜で創業し、石油・LPガスなどのエネルギー商材を中心に産業部材・食品など幅広い商品を扱っています。
池光エンタープライズは2008年、カメイの傘下に入りましたが、その後も中国の青島ビール日本総代理店契約を締結するといった海外のお酒の輸入拡販に努めています。
池光エンタープライズの取り扱いビールブランド
▶ 台湾:台湾ビール金牌
▶ 中国:青島ビールブランド5種類
▶ タイ:シンハー・チャーン・リオ他
▶ ベトナム:333・サイゴンブランド2種類
▶ インドネシア:ビンタン
詳しくは公式HPで!👇
ライオンの故郷:スリランカの首都コロンボへ
日本から直行便でおよそ10時間。
東洋の真珠と評される島国「スリランカ」に到着です。
人口およそ2,200万人、国民の7割が上座部仏教という仏教国家。
19世紀~20世紀にかけ、イギリスの植民地として過ごしたスリランカは、天然ゴム・紅茶・宝石など
多くの特産物は自国の経済にとって屋台骨。
また、観光地としての顔も持っており、世界遺産スポットも国内中にあるので主要産業となっています
ライオンブルワリーがあるコロンボは、かつての首都(新首都=スリジャヤワルダナプラコッテ)として今に至りますが
スリランカの大半の企業がコロンボに籍を置くため、経済都市としての顔を持つコロンボ。
スリランカは基本的に自然あふれるのどかさが魅力なのですが、コロンボはインドに似た喧騒を感じます。
コロンボの観光名所
■ ぜひ立ち寄りたい
【ザ ダッチ ホスピタル】
【フォート地区とペター地区】
【シーマ・マラカヤ寺院】
■ 歴史を感じるなら
【ガンガラーマ寺院】
【キャラニヤ寺院】
■ ちょっとコロンボから遠出して
【シーギリヤロック】
【ヌワラエリヤ】
【ゴール】 などなど・・・
歴史的な街並みが残るコロンボで、1日かけて観光にでかけましょう。
TIPS:スリランカの基本情報
国名:スリランカ民主社会主義共和国
首都:スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ[コロンボ郊外]
言語:シンハラ語・タミル語
人口:2180万人(2019年)
宗教:仏教が主流(7割)
日本から直通便:バンダラナイケ空港(コロンボ郊外)
通貨:スリランカルピー(1ルピー=平均0.5円前後)
日本との時差:3.5時間ぐらいの差がある(日本が12時なら錫が8時30分ごろ~)
インドの超人気ブランドをスリランカで展開した「ライオン醸造所」
スリランカで圧倒的シェア率を誇るビール「ライオン」。
世界的知名度がありながらも、どこの醸造所でどんな歴史があったのか。
それは意外と知られていないのが実情です。
というのも、信頼性の高いメーカーHPでは詳細な内容が書いておらず・・・笑
コーポレート資料や関連のある企業など色々な情報を漁っていくと以下の起源が濃厚というところまで分かりました👇
ポイント
<ライオンブランドの起源は?>
①1840年代にインドの醸造所「モハンミーキン醸造所」がリリース
→イギリス統治下、IPAの製法が伝播し当初のライオンはIPAで販売されていた
→1884年にスリランカのブルワリー(のちのライオン醸造所)を買収、以後製造を指示
②1860年代にイギリス人のベイカー卿がホームブルワリーから生み出した
→創業地の高地「ヌワラエリヤ」で細々と販売
→1884年にパキスタンのブルワリーに買収され、後にライオン醸造所へ
<参考>
①モハンミーキン・Wikiからの解釈
②セイロン醸造所の公式HPからの解釈
ライオンブランドを生産している現:ライオン醸造所の母体となったのが「セイロン醸造所」。
創業は1849年、冒険家・作家・投資家など幅広い顔を持つイギリス人紳士「サミュエル・ホワイト・ベイカー卿」が家族とともにスリランカの地を訪れたところからスリランカのビールは始まります。
スリランカの中部に位置しているヌワラエリヤというエリアは標高2,000m弱の冷涼地。
現在でも「セイロンティー」ブランドとして紅茶の一大産地である同地は、水はけが良く水質が優れていることからビール造りにも適した環境でした。
ベイカー卿はヌワラエリヤでホームブルワリー規模からビールを生産し始めたと言われています。
所変わって、19世紀のイギリス統治下で諸文化がインドに伝来されていました。
当時、イギリスからインドの長い航海を行う際に積み込まれていたビール「インディア・ペール・エール(IPA)」がインドに赴任しているイギリス人にもよく飲まれていました。
そうした背景のなかで1840年代に販売されていたと言われているのが「ライオン Lion」というブランド名のビール。
現在でこそ、スリランカのライオンビールは「ラガー」と「スタウト」というスタイルですがルーツとされるライオンはIPAで販売されていました。
製造・販売に深く関わっているのが「モハンミーキン醸造所」というヒマラヤのカサウリで創業した醸造所。
今もモハンミーキンでは「ライオンビール」という形でリリースされていますので、気になる方は検索してみてください。
インドで販売されたライオンビールは国内No1になるほどの人気を博していきます。
1880年代に入り、モハンミーキン醸造所は隣国であるスリランカでライオンビールを生産するようになりました。
1911年にセイロン醸造所として独立。
1996年にデンマークのカールスバーグGrに買収され傘下に入ります。
まとめると上記の流れになるのかと思います。
ライオン醸造所は創業の地「ヌワラエリヤ」からコロンボ郊外に移動しビール生産をおこなっています。
看板ブランドのライオン:他ラインナップは2種類
スリランカの民族【シンハラ人】にとって、ライオンが民族のアイデンティティとして機能していることから
スリランカのビールブランドとして誇りを持ち、社名やラベルにも使われているライオンブルワリー。
醸造元ではそのほかにもこんなブランドを展開しています👇
スリーコインを現地で飲んだことがありますが
ライオンラガーとは異なり、コクのあるラガータイプ。
現地でしか飲めないブランドなので、見つけられたらマストで飲んでみることをおススメします。
ライオン ラガーのレビュー まとめ
こんな方におすすめ
- スリランカが好きなひと
- ライトビールを探しているひと
- ライオンスタウトは飲んだことあるひと
こんなシチュエーションで
- 気分転換にのどの渇きを癒して
- 塩味系のつまみといっしょに
力強い獅子王のラベルとは裏腹にスカッと爽快感を楽しめるビール『ライオン ラガー』
たまには定番のビールから一歩飛び出してのスリランカの大衆ビールを楽しんでみませんか?
至福の時間をぜひ。