このビールはこんな感じ!
- ミカンと青葉の香り、麦汁とエステル感を味わえるペールエール
- 複雑味を味わいたいひとには飲む意味がある
- 考えずにぐいぐい飲みたいひとには不向き
- オーストラリアの地で20年近く造り続ける老舗クラフトメーカー
G'Day!(グッダイ)
本日の一杯はオーストラリアのビクトリア州で家族経営をおこなっているブルワリーから「ホルゲート マセドン ペールエール」をご紹介します。
もくじ
ホルゲート マセドン ペールエール 基本スペックとおススメできるひと
価格帯
☆☆ 300-500円レンジ
入手難易度
☆☆ 海外ビールに強い量販店で入手可能
アルコール度
4.5%
タイプ
ペールエール
ホルゲート マセドン ペールエールの味わい
- かなり熟されたミカンと青葉の香り
- 乳酸っぽい香りと酸味
- ウォーターのミネラル感
- 麦汁の風味をしっかり感じる
- 若干エステル臭がする
テイスト分布図
参考
数値について
▶あっさり:4.5 ☞爽快感強し
▶コク :1.5 ☞ほとんど感じない
▶苦み :2.5 ☞日本の大衆ビール並み
▶酸味 :2.5 ☞適度に
▶甘み :1.5 ☞ほとんど感じない
こんな方におすすめ
- アジア圏のスッキリさわやかなのど越しビールが好きなひと
- オーストラリアに思い入れのあるひと
- クラフトビールマニア
こんなシチュエーションで
- のどの渇きを癒す
- フライやステーキを食べるときに
- 脂っこい食べ物全般と
スッキリ飲みやすいペールエールでAIBAに受賞した[ホルゲート マセドン ペールエール]
口に含んだ瞬間、オーストラリアの風を感じる気がする(?)「ホルゲート」のペールエールを紹介します!
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【レビュー】オーストラリア ホルゲート ペールエール:味の特徴とこんなひとにオススメ!
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ホルゲートの拠点はコアラやカンガルーなど大自然と野生動物の宝庫であるオーストラリア。
南東部の都市メルボルンが位置するビクトリア州・Woodendという小さな町で造り続けているブランドです。
オーストラリアのビールブランドといえば、大手だと👇のように読者の方々も1度は見たこと・飲んだことがあるかもしれません?
参考
<オーストラリアのビールブランド(一例)>
・クラウン
・ヴィクトリアビター
・XXXX(フォーエックス)
・トゥーイーズ ニュー
・クーパーズ などなど・・・
オーストラリアでは大衆的なビールスタイルとして「ペールエール」と「アメリカンラガー」が一般的。
今回ご紹介しているクラフトブルワリーのホルゲートもペールエールとラガーが人気商品となっています。
スッキリ感はシリーズ通して強調されているホルゲートですが、ペールエールはラガーと比べて複雑な味わいを見つけることが出来る逸品。
香ってくるのは、熟したミカンと葉っぱの「青くささ」。
テイストはミネラルウォーターの透明感をベースに乳酸系酸味と麦の味わい・ヴァイツェンで感じるエステル香をも拾うことが出来ます。
口に含むたびに新しい味わいと出会える楽しさがあり、さすがはAIBA(下の方で解説)受賞スタイルと納得。
全体を通して、飲みやすい仕上がりなのですが、上記のような複雑味を帯びたスタイルのため「よく味わって何の味なのか探すのが楽しい!」
普段から習慣になっているひとにとって、試す価値が高いビール。
逆に「なんか難しいことは分からないから、シンプルに旨い!と思えるビールが飲みたい!」というひとには向いていないビールです。
※そもそもビールの種類や原材料についてよく分からない!というひとにおススメの記事
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【ビールの知識シリーズ①】ビールの種類は2つ覚えればOK!わかりやすく解説します!
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【ビールの知識シリーズ②】原料・副原料のことを知ってビールをもっと楽しもう!
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大正に創業した超老舗のコンタツと輸入ビールラインナップ
日本で見つけるのもレア!なブランド「ホルゲート」。
そのホルゲートを日本へ輸入しているのが東京を拠点に営業している会社「コンタツ」です。
コンタツってこんな商社!
▶ 1924年(大正14年)創業の酒類販売業者
▶ 創業者は近藤辰次(コン(近)タツ(辰)の由来)
▶ 東京を中心に4つの自社物流拠点を持つ
卸会社のなかで有数の規模を誇るコンタツ。
コンシューマー向けには自前のオンラインショップ『逸酒創伝(いっしゅそうでん)』というサイトで購入が可能!
ホルゲートへ立ち寄るために:ヴィクトリア州の州都メルボルンへ
ホルゲートが所在している場所はメルボルン北西にある『Woodend(ウッドエンド)』という町。
今回は日本からホルゲート醸造所を目指す際に拠点となるであろう「メルボルン」をPick-Upします!
メルボルンといえば、オーストラリア南東部に位置する大都市で名前だけでも聞いたことはあるはず。
人口500万人とシドニーに次いで国内第2位の規模。
都市内はヴィクトリア朝の建築物が色濃く残っていて、近代化著しいシドニーと比べると落ち着いた雰囲気があるので、海外からも人気が高いです。
あてもなく散策するのもオススメですが、時間に限りがあるひとは以下のスポットを訪れてみては?
メルボルンの観光名所
■ ぜひ立ち寄りたい
【グレートオーシャンロード】
【ユーレカ スカイデッキ88】
【ビクトリア州立図書館】
■ 歴史を感じるなら
【セントパトリック大聖堂】
【旧メルボルン監獄】
■ 他にもみどころたくさん・・・!
【セントキルダビーチでペンギンウォッチ】
【ロイヤルアーケードで雑貨巡り】
【デグレーブスストリートでカフェ巡り】
などなど・・・
長く滞在できるひとは、特に絶景として有名なグレートオーシャンロードをレンタカーでドライブはいかがでしょう??
大自然が長い刻をかけて侵食して作り出した岩壁は大地のパワーを感じるはず。
TIPS:オーストラリアの基本情報
国名:オーストラリア連邦
首都:キャンベラ
言語:英語(オーストラリア独自の表現多数)
人口:約2,500万人(2019年)
宗教:キリスト教が約5割
日本から直通便:ケアンズ・シドニー・メルボルンなど
通貨:オーストラリアドル(1ドル=平均75円前後)
日本との時差:場所により日本と1時間前後異なる
AIBAで入賞するほどの実力派!「ホルゲート ブリューハウス」
メルボルンから電車で1時間のところにある「Woodend」。
駅前から徒歩5分という好立地にあるのがホルゲートブランドを発信している醸造所「ホルゲート ブリューハウスHolgate Brewhouse」。
実は宿泊できる宿として営業しているって知ってましたか??
レンガ造りのオシャレな外観のホルゲートは上質な家具と清潔感のある調度品で落ち着いた雰囲気。
1階で醸造されている醸造所直送(!)出来立てのビールを味わえるだけでなく、ホルゲートに合うフードを用意しているので浴びるほど飲みたくなるはず。
宿泊費は大手サイトからだと15,000円前後とオーストラリアの物価を考えるとお手頃価格。
そんなビール宿を営んでいるホルゲートですが、創業したのは1999年と大手に比べれば新しいですがクラフトビール界では老舗にカウントされるブランドです。
創業者のポール・ホルゲート氏とタッシュ氏夫妻が家族経営から始めたブルワリー。
ビール販売を始めた当初はポール氏の自宅にある小屋で作って家族で瓶詰めをして販売していました。
2007年にAIBAで金賞を勝ち取り、その知名度が爆増
AIBAって何ですか?と質問されそうなので先にお答えしようと思います。
AIBAは[オーストラリアン インターナショナル ビア アワード]の略称で、1993年からヴィクトリア州で開催されているビールのコンテスト。
『オーストラリアの1次生産物の品質向上を』目標に品評会・コンテストを通して各業者が技術を磨き、優れた品質の製品を作り出せる環境・機会を提供しています。
元々はオーストラリア国内の規模でしたが、30年ほど経った現在では世界26か国400近い醸造所が自慢の逸品を持ち寄って入賞を目指す権威ある世界大会にまで成長しました。
日本のビールメーカーにとっても、このAIBAは自分の造り出したビールを評価してもらう絶好の機会として出場される企業も多数。
言わばブルワリーにとって良いPRの場でもあるわけです。
話を戻しますと、今回のホルゲートも2007年のAIBAで「マセドン ペールエール」と「ピルスナー」が入賞。
以降も多くの大会に出場して入賞している実力派ブルワリーです。
ホルゲートのシリーズ:クラフトらしい多種多様な品揃え
クラフトブルワリーらしくこだわりのラインナップを多数展開しているホルゲート。
醸造元ではそのほかにもこんなブランドを展開しています👇
ラインナップコンセプトを見ていると「オーストラリアの大自然で仲間と楽しく飲む」をテーマにしていると見受けられました。
ラガーもペールエールもBBQやつまみ無しで飲むのに丁度いいあっさりテイストが印象的。
ホルゲート マセドン ペールエールのレビュー まとめ
こんな方におすすめ
- アジア圏のスッキリさわやかなのど越しビールが好きなひと
- オーストラリアに思い入れのあるひと
- クラフトビールマニア
こんなシチュエーションで
- のどの渇きを癒す
- フライやステーキを食べるときに
- 脂っこい食べ物全般と
乳酸系酸味とみかんの香りが特徴を感じる『ホルゲート マセドン ペールエール』
たまには定番のビールから一歩飛び出してオーストラリアのクラフトビールを楽しんでみませんか?
至福の時間をぜひ。