このビールはこんな感じ!
- ベリー×チョコレート テイストの最強デザートビール
- 甘いカクテル好きにはぜひおススメしたい絶品スタウト
- デザート感が強いので、シックな黒ビールが好きなひとにはNG
- 旗艦店「B」でしか飲めない?+季節限定品
Hello!(ハロー!)
本日の一杯は当サイトでも人気な「ブルックリンブルワリー」ブランドから「ブラックチョコレートスタウト」をご紹介します。
これまでいろんなスタウトを飲んできましたが、現時点で最高に旨いと言わざるを得ないクオリティのブランド。
ギネスのような「正統派」とはまったく違いますが、ぜひ読者の皆さまには試してもらいたい黒ビールです。
もくじ
ブラックチョコレートスタウト 基本スペックとおススメできる人
価格帯
EX 1,300円~
入手難易度
EX 東京・茅場町「B」でドリンク可能
本国では10月-3月限定生産品
アルコール度
10.0%
タイプ
ロシアンインペリアルスタウト
ブラックチョコレートスタウトの味わい
- ストロベリー、チョコ、ココナッツの香り
- ベリー系、カカオ、コーヒー、ココナッツ、複雑な味わい
- 10度のアルコールを感じさせないデザート感
- 非常に奥深い味わいで長時間楽しめる
テイスト分布図
参考
数値について
▶あっさり:2.5 ☞適度
▶コク :5.0 ☞非常に深い
▶苦み :2.5 ☞適度
▶酸味 :2.5 ☞適度
▶甘み :4.0 ☞かなり強い甘み
こんな方におすすめ
- スイーツ系カクテルが大好きなひと
- ブルックリンブルワリーファン
- 黒ビールに苦手意識を持っているひと
こんなシチュエーションで
- 友達と話をしながら
- 寒い時期に暖かい暖房のそばで
- 趣味の時間にゆっくりちびちびと
管理人が思わず衝撃を受けた超スイーツ系スタウト【ブラックチョコレートスタウト】
どうして一般販売されていないんだ!
と本気で悔しくなるビール「ブラックチョコレートスタウト」をご紹介します。
なかなか見ることの無いブルックリンブルワリーの「限定Limited」にあたる本製品。
缶側面に印字してあるマークがどこか誇らしげです。
本製品のスタイルである「インペリアルスタウト」とは、19世紀にロシア(当時:帝政ロシア)や北欧向けにイギリスから輸出していたスタイルのことを指します。
元々、スタウトはイングランドで流行っていた黒ビール「ポーター」をさらに濃くしたスタイル。
当サイトで取り上げているアイルランドのギネスがスタウトを開発。
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【レビュー】アイルランド ギネス ドラフト:味の特徴とこんなひとにオススメ!
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時が進むにつれ、スタウトは海外へと輸出されるようになっていきます。
船便でビールを届けようと思えば、問題になるのが「品質」の劣化。
長期間の輸送に耐えられるようにアルコール度数を高く設定する方法や防腐効果のあるホップを多量に添加する方法など開発されていきました。
今回のインペリアルスタウトはそうした背景のなかで生み出された高アルコールタイプのスタウトになります。
さて、本記事で紹介するブラックチョコレートスタウトの味わいはと言えば「おとなのチョコレートカクテル」といった表現になります。
グラスに注いで鼻を近づけてみると「ストロベリー・チョコ・ナッツ・・・」。
飲む前から気持ちが高揚する香りを放っています。
口に含んでみれば味わいはさらに広がり「熟成されたベリー、さくらんぼ、カカオの香り、ローストされたコーヒー、クリームにココナッツ・・・」
味を探すのが楽しくなるぐらいに、その奥行きはとても深い。
ここまでくると、飲みにくいビールなのかという印象を持たれるかもしれませんが「良い感じに」ビールとしての飲みやすさを担保しています。
以前ご紹介したスウェーデンのポーター「カーネギーポーター」だと黒ビールを飲んでいる感覚になりますが
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【レビュー】スウェーデン カーネギー ポーター:味の特徴とこんなひとにオススメ!
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今回のブラックチョコレートスタウトは「デザートビアカクテル」と言ってもいいぐらいな造り。
「ローストされた深い苦みが好きなんだ!」という正統派黒ビール好きにはベクトルが全然違うスタウトになってしまっていますが
管理人としては、ぜひ皆さまに1回は飲んでもらいたい!と自信を持ってお伝え出来るブランドです。
※そもそもビールの種類や原材料についてよく分からない!というひとにおススメの記事
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【ビールの知識シリーズ①】ビールの種類は2つ覚えればOK!わかりやすく解説します!
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【ビールの知識シリーズ②】原料・副原料のことを知ってビールをもっと楽しもう!
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一般販売していない?首都圏のひとなら東京の旗艦店「B」で飲んでみよう!
ネットでたたいてみても、まったく販売情報が出てこない・・・笑。
輸入元の「ナガノトレーディング」なる会社を調べてみましたが、ここも不発・・・。
謎は解けないままですが、現状ネットでは見つからず(どなたか見つけられた方はご一報いただけると嬉しいです笑)
くやしいので、輸入元のナガノトレーディングについてちょっと解説。
ポイント
<ナガノトレーディングってこんな会社!>
▶2004年創業のアメリカクラフトビール・専用機器の卸販売会社
▶母体は創業者が1996年にNYで起業
▶創業者はアメリカ人のアンドリュー バルマス 氏と奥様
▶Antenna America という名前のテイスティングショップを3店舗経営
Antenna Americaは現在神奈川[横浜・関内]と東京[品川]に店舗を構えて来店するひとにアメリカンクラフトビールの魅力を提案しています。
巨大冷蔵庫に珍しいクラフトビールが大量に並んでいるので、見るだけでも楽しめます!
ブルックリンブルワリー旗艦店!東京・日本橋にあるBAR「B」へGO!
実は東京の日本橋[東西線:茅場町駅]から徒歩圏内に「ブルックリン」醸造所の直営Barが出来ました!(2020年4月オープン)
その名は「B」
コンクリート打ち出しのシックな雰囲気にLiveが楽しめる広い店内はニューヨークに来たかのような異国感。
そんな雰囲気でブルックリンビールを堪能できるならぜひ行きたい!
ということで、実際に訪問してみました!
地下鉄東西線「茅場町」駅の出口11番から徒歩10分ほど。
複合施設「K5」の地下一階に構えているBAR「B」は一見するとちょっと怪しい秘密のお店感が漂います・・・(笑)
クラブハウスのような雰囲気の店内は、音響設備が整っていて日によってLive music演奏が行われています。
今回はおひとり様でしたので、そのままBarカウンターに着席。
樽生で提供しているのは、21年1月現在で9種類。
どれを飲むか迷った方には「フライトボードAかB」どちらかがオススメ。
「Aプラン」は【1:ラガー】【2:ソラチエース】【3:ディフェンダーIPA】の固定セット。
「Bプラン」は気になったブランドを3種類から自由に選ぶことが出来るので、ちょこっと色んな味を楽しみたい方に。
管理人ROCKは「Bプラン」の【6:ペルエアサワー】【7:テランガ】【8:ブラウンエール】の3つをセレクト。
つまみには【フライドポテト】と【スパイシーチキン】を。
「B」ではボトル限定のブランドも多種そろえているので、仲間内といっしょに頼んでみるのも良いでしょう。
<Information>
場所 :東京都中央区日本橋
最寄駅 : 地下鉄東西線「茅場町」11番出口から徒歩10分ほど
営業時間:平日 16:00-23:00
土日 13:00-21:00
平均予算:ビール1杯程度で約1,000円程度(つまみは500円程度から)
公式HP
ブルックリンブルワリーの発祥:アメリカのメガシティ ニューヨークへ!
ニューヨークといえば、その昔「アメリカ横断ウルトラクイズ」のかけ声を連想してしまう管理人ですが
アメリカにおいてニューヨークは最大のメガシティであり、金融都市として非常に重要なエリアです。
その昔、1785-1790年のおよそ5年間だけ首都として機能していた歴史もあったりするニューヨーク。
実際に歩いてみるとガッツリ観光が出来る!という都市ではありませんでしたが
定番のスポットだけでなく、街並みのどこを切り取っても「絵になる」街だと感じました。
そんなニューヨークですが、個人的にお勧めのスポットはこちら👇
ニューヨークの観光名所
▶抑えておきたい
【エンパイア・ステート・ビル】
【タイムズスクエア】
【セントラルパーク】
▶歴史を学ぶ
【自由の女神】
【ブロードウェイミュージカル】
【メトロポリタン美術館】
【9/11メモリアル博物館】
▶少し遠出してでも行ってみたい!
【コニーアイランド】
【ウッドベリー・コモン】
【トレントン】
日本からも直行便が多々飛んでいるので、アクセスがし易いのが非常に魅力的なニューヨーク。
個人的には1度行けば・・・という感じでしたが、人生で1度は行っておきたいエリア。
もしニューヨークに行くなら「ハンバーガー」ショップを訪れるのもオススメです。
日本に上陸している「シェイクシャックShake Shack」もそうですが、管理人オススメは「ファイブガイズFive Guys」
アルミホイルで包まれたバーガーは【肉!】を食べている満足感を味わえるジューシーなバーガー。
行く機会があれば、ぜひ訪れてみてください。
TIPS:アメリカの基本情報
国名:アメリカ合衆国
首都:ワシントン特別行政区
言語:英語
人口:約3億3千万人(2019年)
宗教:キリスト教が主流
日本から直通便:ニューヨークやシカゴなど多数都市と結んでいる
通貨:米ドル(1ドル=平均100円前後)
日本との時差:東西エリアで14-17時間と差がある(日本が12時なら米が深夜10時~)
1988年NYで誕生したブルックリンブルワリー
非常に個性的で魅力的なブランドを続々リリースしているブルックリンブルワリー。
1988年創業と比較的若い会社ではありますが、その歴史はいったいどのようなものだったのか。
それをご紹介したいと思います。
ブルックリンブルワリーを立ち上げる際に語られる人物は2人「スティーヴ・ヒンディ」「トム・ポッター」
スティーヴ・ヒンディは元AP通信の記者、トム・ポッターは元銀行員という肩書でした。
時は1980年前半、スティーヴは仕事で中東に滞在していたときに仲良くなったサウジアラビアの外交官から手製のビールをもてなされました。
その深い味わいに衝撃を受けたスティーヴはアメリカに帰国後、変わらず記者として働きながら自宅で自家醸造を始めました。
銀行員であったトム(ビール業界について知識を有していた)とは同じ建物に住んでいた時に声をかけて、いっしょにニューヨークのブルックリン地区でビールブランドを立ち上げるよう助力をお願いします。
彼らがブルックリン地区でビール醸造を始めようと思ったのは、なぜでしょうか?
それは19世紀にさかのぼりますが、ブルックリン地区はもともとビール醸造が盛んなエリアとしての歴史がありました。
20世紀に入り、法改正など諸要因によりその勢いを落としていきます。
スティーヴとトムはそんな活気の無くなったブルックリン地区を再興させたいという願いを共有し、1988年にブルックリンブルワリーを創業させました。
印象的なロゴデザインはあの「I LOVE NY」で世界的に知られている「ミルトン・グレイザー」がデザインしており
看板製品の「ブルックリンラガー」は19世紀にブルックリンで流行していたオーストリアのウィーン式ビール「ウィンナーラガー」をイメージしたテイストとされています。
今まであっさりさっぱりしたビールが市場に溢れていたニューヨークで、ブルックリンラガーは味わい深く刺激的なテイスト。
あっという間に市場へ広がっていきました。
1996年の自社工場を持つまでは自社工場を持てず生産をMatt Brewing Company(マットブルーイングブルワリー)に依頼して販売していましたが
現在は世界30か国以上で販売されるまでに人気になっているブルックリンブルワリー。
0から始めて世界に影響を与えるまでになったという物語はとても惹き込まれますね。
<Information>
営業時間:毎週木曜日~日曜日(持ち帰り用のビール受け取りのみ)
休業日 :毎週月-水曜日
※ツアーはコロナウイルスの状況次第で再開を予定
ブルックリンブルワリーでは幅広いブランドを展開
1988年創業時、かの偉大な大スター「尾崎豊」氏と作家「辻仁成」氏が飲んだときのエピソードが残っている「ブルックリンブルワリー」
国内生産品のラガーが中心に出回っていますが、それ以外にも非常に幅広い種類が展開されています。
ここではこれまでご紹介してきたブランドをご案内しています👇
その他ラインナップ
■ ベルエアサワー (4.5%)
■ ディフェンダーIPA (5.5%)
■ ラガー (5.0%)
■ サマーエール (5.0%)
■ ソラチエース (7.0%)
■ ストーンウォールインIPA (4.0%)
■ バウンダリースペルIPA (6.9%)
などなど・・・
ブルックリンブルワリー公式HPのほうで確認すると季節品含めて、10以上のシリーズを展開しています。
※ちなみにですが同じくNYで人気のハンバーガーブランド「シェイクシャック(SHAKE SHACK)」用に限定ビールを提供しているブルックリンブルワリー。
ブルックリン ブラックチョコレートスタウトのレビュー まとめ
こんな方におすすめ
- スイーツ系カクテルが大好きなひと
- ブルックリンブルワリーファン
- 黒ビールに苦手意識を持っているひと
こんなシチュエーションで
- 友達と話をしながら
- 寒い時期に暖かい暖房のそばで
- 趣味の時間にゆっくりちびちびと
甘党さんはもちろん、老若男女問わず好きになれるであろう超スイーツ系ビール「ブラックチョコレートスタウト」。
たまには、日本のビールブランドを離れてアメリカの人気ビールを飲んでみては??