このビールはこんな感じ!
- レーズンやドライフルーツのような風味とさっぱりした口当たり
- 「一風変わったビール」を飲んでみたいひとにおススメ
- 「独特のクセがある」ので買う前に本記事を要チェック
- 意外と飲みやすいロシアの一大ブランド
Здравствуйте!(ズドラーストヴィーチェ)
本日の一杯は凍てつく氷の国ロシアから「バルティカ3」をご紹介します。
もくじ
バルティカ 3 基本スペックとおススメできるひと
[上記画像は旧デザインボトル]
価格帯
☆☆ 300-500円ゾーン
入手難易度
☆☆☆ ネット通販で入手可能
(管理人はビック酒販新宿店で購入)
アルコール度
4.8%
タイプ
ラガー
バルティカ3の味わい
- レーズン・アプリコット・ドライフルーツに似た香り
- レーズン的酸味、ミネラルウォーター感の強い透明さ、ビールの穀物の甘さ
- 飲み口はだいぶ軽く、ホップの苦みはかすか
参考
数値について
▶あっさり:4.0 ☞かなりあっさり
▶濃厚さ :1.5 ☞軽い口当たり
▶苦み :1.5 ☞かすかに苦み
▶酸味 :2.5 ☞レーズンのような酸味
▶甘み :2.0 ☞麦の甘み
こんな方におすすめ
- アメリカ系のあっさりしたビールが好きなひと
- 珍しい国のビールを飲んでみたいひと
- ロシア最高!Ураааааааа!
こんなシチュエーションで
- ペリメニを食べながら
- 熱い夏の時期に
ロシアが誇るメガブランドの代表番手[バルティカ 3]
真っ青なブルーのラベルに、500ml缶の長身はなんとなく「ロシアの大男」めいた風貌・・・。
バルティカは0-9までの番号が振られており(公式だと1と5は無し)それぞれ製法・原料を変えたテイストを提供しています。
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【レビュー】ロシア バルティカ 9:味の特徴とこんなひとにオススメ!
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No.3は数あるNoの中でも人気の番手。
注いだ時の香りは、不思議と「レーズン」や「アプリコット」のような香しいドライフルーツ。
テイストはライトラガーに近い軽さを持っているのですが、ただ軽いだけでなく麦の存在を感じることのできる味わい。
雑味の無い透明感と口当たりは飲みやすさに直結します。
ロシア産ウォッカのチェイサーに飲んでも良さそう(めちゃくちゃ酔っ払うのでオススメしませんが(笑))
テイストが軽いので、あらゆる食事の邪魔にならないのは魅力ですね。
ナッツやドライフルーツなどの乾きものと一緒に【ポリポリ】【グビグビ】を無限に楽しむのもアリです!
※そもそもビールの種類や原材料についてよく分からない!というひとにおススメの記事
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【ビールの知識シリーズ①】ビールの種類は2つ覚えればOK!わかりやすく解説します!
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【ビールの知識シリーズ②】原料・副原料のことを知ってビールをもっと楽しもう!
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バルティカを店頭販売で見つけるのは困難、ネット通販を頼るのが早い
それぐらい、販売先が限られているバルティカシリーズ。
コンビニやスーパーはもちろん、海外ビールに強いリカーショップでもなかなか見つけられないブランドです。
管理人ROCKも首都圏のリカーショップを手当たり次第に訪れてみましたが、まったく見つけられず・・・(汗
ネット通販で探してみると、ようやくバルティカを見つけることが出来ました。
ネットショップも多くのお店で取り扱っていないため、値段が張るのが難点ですが
友達などと協力して分け合う買い方も1つの手段。
バルティカの拠点:帝政ロシア時代の首都サンクトペテルブルクへ!
モスクワ経由でおよそ14時間程度で到着するサンクトペテルブルク。
参照画像:wikipedia
初代ロシア皇帝となったピョートル1世が1703年5月27日に建都したサンクトペテルブルクは、歴代皇帝の手によって、街並みの近代化を進み続けてきました。
皇帝が冬の時期に過ごす宮殿(冬宮)を中心に放射線状に街並みが広がっていて、大通りのネススキー通りは観光客もよく訪れるメインストリートになっています。
サンクトペテルブルクの観光名所
■ まずは抑えておきたい
【エルミタージュ美術館】
【エカテリーナ宮殿】
【イサーク寺院】
■ まだまだある歴史的建造物
【スパース・ナ・クラヴィー大聖堂】
【ピョートル大帝夏の宮殿】
【ペトロパブロフスク要塞】
【トロイツキー大聖堂】
宗教建築物が多いため、ロシア訪問前にロシア正教の基礎知識を学んでおくとより深く理解できますので、オススメです。
TIPS:ロシアの基本情報
国名:ロシア連邦
首都:モスクワ
言語:キリスト教(ロシア正教)
人口:約1億4千4百万多数
日本から直通便:モスクワ・ウラジオストク他
通貨:ルーブル(1P=平均1.5円前後)
日本との時差:モスクワで6時間ほど遅い(例:日本 10:00 モスクワ 4:00)
1990年に創業しあっという間に国内市場トップに立ったバルティカ社
創業当時は、1990年。
世界では東西ドイツが再統合しドイツになり、イラクがクェートに侵攻してのちの湾岸戦争になったりと大きな変化の年だったころ
ロシアになる前のソ連時代に国営の醸造会社バルティカブルワリーは創業します。
わずか2年後に、ソ連は崩壊。
国営企業から再編したバルティカブルワリーは海外資本の下、合弁会社として再スタートするのです(デンマークのカールスバーグが所有するBaltic Beverages Holding AB(BBH)が筆頭、BBHはスウェーデンの会社Pripps、ノルウェーの醸造業者Ringnes、フィンランドのHallwall Groupで構成)
BBHの莫大な投資を受け、ヨーロッパ最高品質のビールを醸造することを理念に運営を続け1996年にはロシア市場でNo1のシェア率を誇るまで成長します(最新のシェア率はビール市場約30%Nonビール市場約50%)
その後、度重なる吸収合併や醸造所の設立を繰り返し・・・。
現在は2012年にカールスバーググループがバルティカブルワリーの100%株式を保有、正式なカールスバーググループの1メンバーとして運営されています。
バルティカブルワリーの総従業員数9200名以上、保有する醸造所は8つ(いずれもロシア国内)、生産ブランドは40種類以上、75か国への輸出を行っているメガブランドです。
参照画像:公式HP
メガブランドだけにラインナップが豊富なバルティカ社
メガブランドだけに提供しているブランドはたくさん・・・!
ここでは定番のバルティカNoシリーズとほかのブランドを紹介します👇
その他ラインナップ
■ バルティカNo.2
■ バルティカNo.4
■ バルティカNo.6
■ バルティカNo.7
■ バルティカNo.8
■ バルティカNo.0
■ Arsenalnoeシリーズ
■ Bolshaya Kruzhkaシリーズ
■ Donシリーズ などなど・・・
ロシアは広大な国のため、バルティカ社は地域性を考慮したブランドを豊富に用意している印象でした。
日本では、入ってこないブランドばかりですので、ロシアに行かれた際はMust Drinkです!
バルティカ 3のレビュー まとめ
こんな方におすすめ
- アメリカ系のあっさりしたビールが好きなひと
- 珍しい国のビールを飲んでみたいひと
- ロシア最高!Ураааааааа!
こんなシチュエーションで
- ペリメニを食べながら
- 熱い夏の時期に
水に似た透明感を持つライトテイストビール「バルティカ3」
あまり市場に出回ることが無い珍しい国からのビールを飲んでみてはいかがでしょうか。