このビールはこんな感じ!
- 麦の甘みとコクを存分に感じつつ、しっかり苦い
- 「コクと苦み」に抵抗が無いひとにおススメ
- 「穀物感」が苦手なひとは避けた方が無難
- 炭酸が強めのチェコブランド
Ahoj!(アホイ!)
本日の一杯は知られざるビール大国チェコから「スタロプラメン」の魅力と歴史をご紹介します。
リカーショップ「リカーマウンテン」でお手頃に買えるのでおススメです!
もくじ
スタロプラメン 基本スペックとおススメできるひと
価格帯
☆ 日本のビールと同等の価格帯
入手難易度
☆☆ 海外ビールに強いショップか「リカーマウンテン」で入手可能
アルコール度
5.0%
タイプ
ボヘミアンピルスナー
スタロプラメンの味わい
- 甘みのある麦汁の香り
- 麦の甘みを感じてはいるが、後を引くホップの強い苦みが覆う
- 炭酸の爽快感が強く、後味に粉っぽい感覚が残る
参考
数値について
▶あっさり:3.5 ☞炭酸の爽快感とあいまって
▶濃厚さ :2.0 ☞深みはそれほど感じない
▶苦み :4.0 ☞グッとくる苦み
▶酸味 :3.0 ☞適度な酸味
▶甘み :1.5 ☞ほのかに麦の甘み
こんな方におすすめ
- 日本のビールが好きなひと
- IPAのような苦みが強いビールが好きなひと
- さっぱり系ビールが好きなひと
こんなシチュエーションで
- ケースでストックして宅飲みに
- 食事やつまみと一緒に
- お風呂上りの1杯に
チェコ・プラハで熱い支持を得ているブランド[スタロプラメン]
それぐらい、日常では見かけることの少ない「チェコ産」のビール。
スタロプラメンに関しては、チェコ本国ないし中欧ではとてもメジャーなブランドの1つ。
チェコの首都プラハでは生産量No.2に輝く巨大ブランドとして知られています。(1位はピルスナーウルケル社)
そんなスタロプラメンですが、抜栓してグラスに注いでみると「甘い麦汁の香り」が漂ってきます。
口に含んでみると、炭酸の爽快なしゅわしゅわが良い刺激になってグビグビ飲めるテイストになっています。
使われているザーツホップの上品な苦みはIPA好きにも受け入れられるテイストでしょう。
ちょっと個人的に気になったのが、飲み終わりに舌に残る「粉っぽい」雑味。
同じチェコブランドだと、ピルスナーウルケルが大好きな管理人ROCKとしてどうしても引っかかるところがありました。
ただ、ほかのチェコビールよりも日本のラガービールに近いテイストなので日本人の方にも受け入れられやすいものはあります。
どんなフードにも相性は良いですし、のどの渇きを癒すために飲むのもOK。
後述するショップでの販売価格もほかのチェコブランドより格安なので、普段使いが出来る貴重なブランドです。
※チェコのビールブランド「ピルスナーウルケル」「ブドヴァル」もおススメの1本ですよ!👇
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リカーショップで入手できるが、リカーマウンテンがあれば確実
チェコのビールブランド自体なかなか見かけることは無いのですが、特にスタロプラメンはちょっと特殊かもしれません。
日本に輸入されてくるチェコビールはアサヒが買収した「ピルスナーウルケル」であれば、どこかで見かけたことがあるかもしれません。
スタロプラメンに関しては滋賀県長浜市を本店に置く「リカーマウンテン」に取り扱いがございます。
1本200円程度と日本のビールブランド同等の価格で本場チェコビールを味わうことが出来るので、近場に店舗があればぜひ訪れてみてください。
という方は、ネット通販で探してみることをオススメします。
バラ単体でも販売していますが、1本あたりの単価でいえばケース(24本入り)が最も安く販売しています。
試しに買う場合はちょっと考えてしまいますが、すでに味わったことのある方であれば1ケース購入のメリットはあります。
スタロプラメンの故郷:チェコ共和国の首都プラハへ!
という方も多いかもしれません。
日頃、日本のメディアではチェコのことを取り上げていないため「???」マークになりますが
チェコはドイツとポーランドに隣接する共和国。
意外かもしれませんが、世界のビール消費量としてNo1に輝く一大消費国として有名だったりします。
首都は人口130万人のプラハ。
ヴルタヴァ川(ドイツ語名:モルダウ)を境に東西で雰囲気が異なっており、両岸をカレル橋(およそ500m)で結ばれているのが特徴です。
西側は貴族らが居住していた宮殿やプラハ城があり、東側は旧市街広場や国鉄プラハ駅があるなどそれぞれ見どころが豊富。
ここでは、首都プラハでオススメする観光スポットを挙げていきます👇
プラハの観光名所
■ まずは抑えておきたい
【旧市街広場】【王の道〜カレル橋】【プラハ城】【ミュシャ博物館】
■ 歴史を学ぶ
【クレメンティヌム】【ユダヤ博物館】
【国民劇場】
■ ちょっと遠出して
【プルゼニュ】【チェスケー・ブジェヨヴィツェ】
チェコのプラハはガッツリ1日歩いて観光すれば最短1泊2日で見回ることが可能。
もちろん、数日滞在してゆっくり雰囲気に浸るのもオススメです。
もしビアマニアであれば、片道1時間のプルゼニュや2-3時間のチェスケー・ブジェヨヴィツェに行って醸造所見学に行くのも!
TIPS:チェコの基本情報
国名:チェコ共和国
首都:プラハ
言語:チェコ語
人口:約1070万人(2019年)
宗教:無宗教が多いがバラけている
日本から直通便:無し、ワルシャワなど近隣から経由便で14時間~
通貨:コルナKč(1Kč=平均5円前後)
日本との時差:8時間差(日本が12時なら捷が明け方4時~)
1869年創業のスタロプラメン:製造量No2の実態とは?
参照画像:公式HP
1869年9月6日に会社が設立された当時の「スタロプラメン」ブルワリーはスミチョフブルワリーという名称でした(1913年にスタロプラメンに)
2年後の1871年に当時の醸造責任者であるマイケル・トルンカらによって、今のビールレシピが完成、初の醸造になりました。
1900年には独自の酵母株を作り出すことに成功するなど醸造技術を磨きながら、出荷量・生産量が増えていきます。
順調な販売量を積み重ね、1939年にはチェコスロバキアで最大の醸造所にまで成長したのですが、WWⅡが始まることでビールの原材料が滞るなど経営に影響がでてきます。
その後、終戦後の1948年にソビエト連邦の影響下で共産党圏に入ったチェコは社会主義共和国の時代に入ります。
スタロプラメンは国有企業として1989年ビロード革命による共産体制瓦解まで運営されることに。
国有企業の間、1953年にチェコ以外の諸外国(オーストリア・ドイツ・スイス・のちにアメリカ)へスタロプラメンを輸出するようになるなど精力的に販路を広げていきます。
現在は、チェコとアメリカに本社を置く「モルソンクアーズ」グループのいちブランドとして運営されています。
※余談ですが、公式HP上にボヘミアンピルスナー用ジョッキの持ち方に色んな種類があるようです。
参照画像:公式HP
<Information>
スタロプラメン醸造所見学は出来ませんが、ビジターセンターが訪問可能
以下HP上から予約可能
営業時間:火曜日-土曜日 11:30-18:00
日曜日-月曜日 休み
公式HP
スタロプラメンは他テイストを多数展開
プラハでボヘミアンピルスナーを150年作り続けているスタロプラメン。
ピルスナーを基幹商品として、数種類のシリーズを展開しています。
現在提供しているシリーズを紹介します👇
その他ラインナップ
■ スタロプラメン ダーク (4.4%)
■ スタロプラメン グラナット (4.8%)
■ スタロプラメン ノンフィルター(5.0%)
■ スタロプラメンセレクション (4.7%) などなど・・・
どのラインナップも飲みやすそうなシリーズです。
香りづけの副原料を使用するタイプが多いので、通常のスタロプラメンとは違うおいしさがあることでしょう。
スタロプラメンのレビュー まとめ
こんな方におすすめ
- 日本のビールが好きなひと
- IPAのような苦みが強いビールが好きなひと
- さっぱり系ビールが好きなひと
こんなシチュエーションで
- ケースでストックして宅飲みに
- 食事やつまみと一緒に
- お風呂上りの1杯に
チェコブランドとして有名なビール「スタロプラメン」
プラハNo1ブランドのピルスナービールを楽しんでみてはいかがでしょうか?