このビールはこんな感じ!
- 麦の香ばしさとスーッとした酸味が飲みやすい
- 「コロナ」「モデロ」より飲みごたえが欲しいひとにおススメ
- 「独特のクセがある」ので買う前に本記事を要チェック
- 見た目に反して飲みやすく、人気が高いメキシコブランド
¡Hola!(オラ!)
本日の一杯はメキシコの褐色ラガー「ネグラモデロ」をご紹介します。
もくじ
ネグラモデロ 基本スペックとおススメできるひと
価格帯
☆☆ 300円-500円レンジ
入手難易度
☆☆ 海外ビールに強いショップで入手可能
アルコール度
5.4%
タイプ
ミュンヒナーデュンケル
ネグラモデロの味わい
- チーズケーキのような甘酸っぱい香り
- すっきりした酸味がさーっと駆け抜ける
- あとに焙煎した麦の香ばしい甘みが喉を撫でる
- 見た目に反して軽い飲み口だが、苦味は強め
参考
数値について
▶あっさり:3.5 ☞あっさり感が強め
▶濃厚さ :1.5 ☞かなり軽い
▶苦み :3.5 ☞やや強めの苦み
▶酸味 :3.0 ☞主張する酸味
▶甘み :2.0 ☞麦の香ばしい甘み
こんな方におすすめ
- 苦いビールに抵抗が無いひと
- さっぱりしたのどごしを楽しみたいひと
- 黒ビールタイプの香ばしい風味が好きなひと
こんなシチュエーションで
- 醤油・味噌を使った褐色の料理と
- メキシコ料理全般と
褐色の濃い色とは裏腹にあっさりで酸味の効いた[ネグラモデロ]
手に取った瞬間、気になってしまうほどに個性的なボトルデザインのネグラモデロ。
ネグラモデロは、スタンダードとなる「モデロスペシャル」というピルスナービールの別Verとして後年にリリースされたブランドです。
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【レビュー】メキシコ モデロ エスペシャル:味の特徴とこんなひとにオススメ!
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ネグラ(Negra)とはスペイン語で「黒」を意味し、その名の通りビールの色が濃い褐色を帯びています。
その理由はビアスタイルがピルスナーと異なるから。
ドイツのミュンヒナーデュンケル(画像はホフブロイ)を踏襲した製法のため、麦芽を乾燥させる際に焙煎しており
その結果ビールの色やテイストに影響を与えています(香ばしい麦の甘み)
※書籍の紹介だとオーストリアのウィンナーラガーとして紹介されていますが、本サイトではモデロ社公式HPより確認して記載しております。
ただドイツのミュンヒナーデュンケルと比較すれば、かなりあっさりした軽い飲み口になっており
メキシコの暑い気候でもグビグビ飲めるようなテイストに仕上げていることがわかります。
そんなネグラモデロですが、デュンケルスタイルという個性を活かすなら同系色の料理と合わせるのが鉄板でしょうか。
ちなみに、公式HPでのマリアージュはチーズバーガーやタコスのようです。
暑い日に日差しを浴びながらグイっと飲んでも楽しいビールですので、夏になったらぜひどうでしょうか?
※そもそもビールの種類や原材料についてよく分からない!というひとにおススメの記事
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【ビールの知識シリーズ①】ビールの種類は2つ覚えればOK!わかりやすく解説します!
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同社のブランド「コロナ」に比べると、扱いの少ないネグラモデロ
というのも、日本でよく売られていてブランドが浸透している「コロナビール」に比べると取り扱い店舗が限られます。
モデロシリーズにはピルスナースタイルの「モデロエスペシャル」というブランドもありますが
どちらも海外ビールに強いリカーショップを何軒か覗いてみて見つかるかどうか。
そんなときネット通販であれば、簡単に手に入ることが出来ます。
1本だけ購入する場合は送料の問題で非常に割高ですが、ケース購入だと1本あたり最安で購入できるのが特徴。
ネグラモデロの製造元:メキシコシティは世界遺産都市
中央アメリカのメキシコは日本からANA直行便でおよそ15時間。
1925年創業のモデロ社の大看板ブランドである「モデロ」の生まれ故郷であるメキシコシティに到着です。
人口は圧巻の2,000万人越えというメガシティ。
ラテンアメリカにおける経済都市としても機能しており、多くの企業が在籍しています。
またメキシコシティは、古代アステカ文明の遺跡の上に築き上げられた都市なだけに、1日では見て回り切れないほど観光名所に溢れている魅力的な都市。
ここでは、メキシコシティでオススメする観光スポットを挙げていきます👇
メキシコシティの観光名所
■ まずは抑えておきたい
【ソカロと歴史地区】
【テンプロ・マヨール遺跡】
【トレ・ラティノタワー】
【チャプルテペック城】
【グアダルーペ寺院】
■ 学ぶのに最適
【国立人類学博物館】
【ヴァスコンセロス図書館】
【革命記念塔】
■ ちょっと遠出して
【テオティワカン遺跡】
【グアナファト】
【サン・ミゲル・デ・アジェンデ】
旅人の間で圧倒的人気のテオティワカン遺跡。
次いで日本人に人気のあるのが透き通るカリブ海とビーチが映える海辺の町「カンクン」ですが、メキシコシティから遠すぎるので除外しました。
もしメキシコシティから追加で足を運ぶなら、ヨーロッパの街並みを今も残す【グアナファト】や
【サン・ミゲル・デ・アジェンデ】あたりを訪れたいところ。
TIPS:メキシコの基本情報
国名:メキシコ合衆国
首都:メキシコ・シティ
言語:スペイン語
人口:約1億2760万人(2019年)
宗教:ほぼカトリック
日本から直通便:メキシコ・シティ
通貨:ペソ 1ペソ=平均5円前後
日本との時差:15時間ほど遅い(メキシコ・シティで)
日本が昼12時なら、前日の夜9時
ネグラモデロは1930年に誕生した派生ブランド【モデロ社】
製造元のモデロ社といえば以前ご紹介したコロナビールの製造元であり、メキシコ2大ビールメーカーの1社です
(もう1社はテカテやボヘミアを製造しているクアウテモックモクテズマ醸造所)
モデロ社のリリース順でいえば、コロナビールの方が古く(1925年創業時にリリース、モデロスペシャルも同時期)
わずか3年後の1928年には、モデロとコロナで年間800万本の売り上げを達成するまで人気に火が付きます。
そんな中でモデロ社の更なるラインナップの1つとして1930年にリリースした「ネグラモデロ」
続けて1933年にはアメリカに向けて輸出するなど、その勢いは止まりません。
モデロ社の勢いは加速度をさらに増していき、小規模の醸造家を次々に買収しながら次第に企業規模を拡大させていきました。
2013年に現在のアンハイザー・ブッシュ・インベブとモデロ社は合併、インベブグループの一部になり運営されています。
<Information>
※工場見学は、各工場で可能ですが現在休止中
ブランドとしてはコロナとエスペシャル・チェラーダの4種類
今回はネグラモデロをご紹介しましたが、モデロ社では他に2種類ラインナップがあります👇
チェラーダシリーズはトマトに塩・ライムを加えた「レッドアイ」をイメージさせるカクテルシリーズ。
日本ではアサヒが「レッドアイ」を発売していますが、モデロ社のチェラーダシリーズも試してみたくなります。
ネグラモデロのレビュー まとめ
こんな方におすすめ
- 苦いビールに抵抗が無いひと
- さっぱりしたのどごしを楽しみたいひと
- 黒ビールタイプの香ばしい風味が好きなひと
こんなシチュエーションで
- 醤油・味噌を使った褐色の料理と
- メキシコ料理全般と
メキシコの風土に合うあっさりテイストなビール「ネグラモデロ」
たまには、日本の大衆ビールを離れてメキシコのデュンケルを楽しんでみては??