このビールはこんな感じ!
・ラベンダーの香りとハーブを思わせるリフレッシュ系IPA!
・フローラルな香り・風味のお酒が好きなひとにおススメ!
・ラトビアのブルワリーが放つ繊細で豊かなテイストのビール
Labdien! (ラブディエン!)
本日の一杯はバルト三国のラトビアからクラフトビール「Hopalaa」の「プラネットHBC431 IPA」をご紹介します。
2019年に創業した新進気鋭のクラフトブルワリー「Hopalaa」。
日本には最近入荷したばかりですが、飲んでみるとそのクオリティに衝撃が走りました!
もくじ
ホパラ プラネットHBC431 IPA 基本スペックとおススメできるひと
価格帯
EX 1350円で購入(イベントブース購入)
入手難易度
EX ドリンクシーカーで入手(後述)
アルコール度
6.5%
タイプ
ニューイングランド IPA(NEIPA)
HBC431 IPAの味わい
- フローラルでラベンダー系ボディソープの香り
- こってりジューシー+ミックスジュースのとろみと舌触り
- ツンと来るホップの青い香りがするものの苦みはとても穏やか
- 酸味とジューシーさが満足感を与えてくれる
テイスト分布図
参考
<数値について>
▶あっさり:2.0 ☞ややとろみがある
▶コク :3.0 ☞コクを感じる
▶苦み :2.0 ☞やや控えめ
▶酸味 :2.0 ☞やや控えめ
▶甘み :1.5 ☞かなり控えめ
こんな方におすすめ
- IPAのガツンとした苦みがダメなひと
- ラガービールなど普段のビールしか知らないひと
- フルーティなテイストが好きなひと
こんなシチュエーションで
- 常備して家から帰ってきた時に
- 友達といっしょに飲み会で
飲める石鹸!?ラベンダーの香り×ヘイジーIPAの新領域【プラネットHBC431IPA】
銀河の広大さと混沌さを表現したようなラベルデザインが「ただ者」では無いオーラを放つ今回のビール。
北欧に位置するラトビア共和国からやって来たクラフトブルワリー「ホパラ」のIPAをご案内致します。
ビアスタイル(注:ビールの種類)はニューイングランドIPA。
IPAだけれども「とても優しい口当たりと苦みが抑えられた」テイストを特徴を持ちます。
Tips:ヘイジーIPAってなに??
<特徴>
・液面が濁っている(英語:Hazy)のが主流(濁ってないのもあるので一概には・・・)
・通常のIPAと比べてホップの香りは強いが苦みは穏やか
・小麦やオーツ麦というたんぱく質多めの麦を使用(口当たりがまろやか)
<発祥>
・2004年 アメリカ・バーモント州のアルケミスト醸造所がリリースした
「HeadyTopper」というブランド(濁ったIPAだった)が始まりという説
バーモント州含めて「ニューイングランド」エリアで流行したことから
「NEW ENGLAND IPA」というジャンルで呼ばれる
<日本のブランドだと>
本サイトではアメリカのレジェンドブルワリー「Sierra Nevada」の「ヘイジーリトルシング」
-
【レビュー】アメリカ シエラネバダ ヘイジー リトルシングIPA:味の特徴とこんなひとにオススメ!
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スコットランドの超トンガっている革新的ブルワリー「Brew Dog」の「ヘイジージェーン」
-
【レビュー】スコットランド ブリュードッグ ヘイジージェーン:味の特徴とこんなひとにオススメ!
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それぞれ紹介してきました。
アメリカを出発点として、いまや世界のブルワリーがこぞって造るNEIPA/ヘイジーIPA。
今回ご紹介するラトビアのクラフトブルワリー「ホパラ Hopalaa」は2019年に創業したばかりの新しい醸造所です。
にもかかわらずこれまでになんと「86スタイル」ものブランドをリリース!
「恐ろしい(いい意味)」勢いと熱量でクラフトビール界に新風を巻き起こしている注目のブルワリー。
世界で最も影響力のあるビールレビューサイトの1つ「Untappd」は評価が的確と言われていますが、86スタイルのビールはいずれも高評価を得ています。
ビールマニアたちから高い支持を受けているホパラの中から「プラネットHBC431 IPA」はこれまで飲んできたビールの中でTOPを争うほどの衝撃を受けました。
それが、プラネットHBC431 IPAを注いだ瞬間に感じたラベンダー石鹸の香り。
こんなにもコスメティックスな香りのビールは初めて・・・!
グラスに注いだプラネットHBC431 IPAはとても濁っていて、向こう側まで見ることが出来ません。
口に含むと「ハーブ」「薬草」を思わせるボタニカル要素のテイストが主張してきます。
NEIPAらしい「まろやか」でシルキーな口当たりが満足感を与えてくれます。
ブランド名にもなっているホップ「HBC431」は調べてみると「トロピカル・ベリー・ハーブ・土の香り」を特徴に持った新しい品種のようです。
面白いぐらいに多くの風味を秘めたNEIPAなので「じっくりとお酒を味わう」ことが好きなひとには非常におススメ。
現在、入手するには1000円以上にはなりますが、その価値は間違いなくあります。
管理人が太鼓判を押すブランドの1つとなりました。
※そもそもビールの種類や原材料についてよく分からない!というひとにおススメの記事
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【ビールの知識シリーズ①】ビールの種類は2つ覚えればOK!わかりやすく解説します!
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【ビールの知識シリーズ②】原料・副原料のことを知ってビールをもっと楽しもう!
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輸入元の[ドリンクシーカー]の代表者に直接インタビュー!
世界的にも大変貴重なラトビア共和国のクラフトビールを日本に入れているインポーターはどんな会社なのか??
裏面を見ると「ドリンクシーカー合同会社」の印字。
ドリンクシーカーのことが気になった管理人はお願いして代表者の方「岡本様」とご挨拶させてもらうことが出来ました。
岡本様からHopalaa!とインポーター事業にまつわるお話を色々お聴きしてみました!👇
ドリンクシーカーってこんな会社!
岡本様は「美味しい+飲むひとに気づきを与える」ような力強いビールブランドを自ら発掘して交渉・輸入するパワフルな方。
未経験だった(!)インポーター業務と酒類販売免許取得をこなして、多くのビール好きに良いビールを届けるため奮闘しています。
すべては「クラフトビールを通して飲むひとに喜びと発見を」の一心。
今回のホパラ(Hopalaa)が第1弾の輸入手続きでしたが、今後もラトビアにこだわらず各国の日本未上陸ブルワリーと交渉し続けていくようです。
ホパラってどこにあるの?→ラトビア都市「イェルガヴァ」について
かつてTV番組で「99.9%の日本人が一生訪れることの無い国」として取り上げられたほどのラトビア。
場所から話をしていくと、ロシアと北欧フィンランド・ポーランドの中心に位置する小さな国です。
人口は200万人程度、国土の半分を森林が占めていて高い山も無いので(最高300m級)地平線が続くのどかな風景を見ることが出来ます。
ラトビア神道という日本の神道に通じる独自の宗教を大切にしていたり、農耕民としての生活基盤があったりと遠く離れた国ではありますが、どことなく私たちにも親しみやすい文化をたくさん持っています。
そんなラトビアには第3国を経由しておよそ14時間で首都のリガに到着できます。
「Hopalaa!」訪問の拠点となる都市は「イェルガヴァ」と呼ばれる都市は首都リガから国鉄で南西に1時間ほどの場所。
イェルガヴァはかつてドイツのリヴォニア騎士団が13世紀に城を建設してから、都市として機能を拡張していきました。
ラトビアの中心部に位置するため、交通要衝として重宝されているのも特徴の1つ。
ぜひとも観光として押さえておきたい「エルガワ宮殿」。
18世紀当時、エルガワを統治していた侯爵「クールラント侯爵」の住居として建設されたバロック様式の宮殿。
もしも「Hopalaa!」を訪ねる際には併せて見学しておきたい名所です。
TIPS:ラトビアの基本情報
国名:ラトビア共和国
首都:リガ
言語:ラトビア語・ロシア語
人口:190万人(2020年)
宗教:ラトビア神道・キリスト教など
日本から直通便:フィンランドなどから経由で14時間ほど
通貨:ユーロ 1€=平均120円前後
日本との時差:7時間ほど遅い(日本が昼12時なら、明け方5時)
ビールの可能性と魅力に国境は無い!を体現する[Hopalaa!]
今回の記事を作成するにあたり、非常に困ったのが「Hopalaa!」の情報がまったくとって良いほど、出てこなかったことです。
そこで、ドリンクシーカーの岡本様の後押しを頂きながら直接Hopalaa!にコンタクトをとってみました。
今回、広報担当で創業者の1人「ライマンツ」様から頂いた情報を元に記載しています。
Hopalaa!は創業が2019年という非常に若いブルワリー。
ですが、その前身となるブルワリーが存在していました。
それが2015年に創業した「Kalēju Alus(ラトビア語で鍛冶屋のビール)」というブルワリー。
現在は閉業していますが、元々ライマンツ様含め2名の醸造技師とともに2014年からホームブルワリーとして独自のビール造りを始めました。
最初にリリースしたのは3種類「ライト・ダーク・アンフィルター」。
その後は続々と多くのスタイルを醸造・販売されていきました。
残念ながら、閉業した理由までは確認が取れませんでしたが「Kalēju Alus」時代に経験されてきたことが、今の「Hopalaa!」を根幹になっていることがわかります。
2019年に創業した「Hopalaa!」はホップを冠したブルワリー名。
ライマンツ様曰く「醸造所名には(飲むひとを幸せ(Happy)にさせ歌いたくなる( Lalaaala)ビールを目指している」ことが含めているようです。
非常に多くの原料を取扱い「飲むひとがあっと驚く!」組み合わせのビールを造ることがとても楽しいと語る「Hopalaa!」のビールは、確かにそのどれもが唯一無二のブランドばかり。
2021年12月インタビュー時で86種類(!)ものブランドをリリースしている「Hopalaa!」。
2022年には100種類を超えることを想定しており、今後はドリンクシーカーとともに日本のクラフトビール市場を大いに盛り上げていこうと意気込みを教えてくださいました。
非常にクオリティの高いブランドで飲むひとの記憶に刻み込む「Hopalaa!」のビールに、これからも目を離せませんよ!
まとめると
<創業年>
・2014年 創業者3人でホームブルワリーからスタート
・2015年 Kalēju Alus醸造所として創業(現在閉業)
・2019年 HopalaaとしてRe スタート
・現在 ラインナップ100本を目指し日々製作中(2021年12月で86種類)
~今回応じて下さったのは~
・ライマンツ 様(広報担当 創業者の1人)
これまでリリースした種類は86種類(21年12月現在)!日本で飲める3種類
人口200万人の北欧ラトビアからやってきたクラフトビール「Hopalaa!」
日本で初めて上陸させて頂いた「ドリンクシーカー」では現在3種類のラインナップをご案内しています👇
ラインナップ
■ プラネットHBC431 IPA (6.5%)
■ クラウド#11 ミルクシェイクIPA (7.0%)
■ サワービット トリプルベリーズ (6.5%)
ほかにもたくさん・・・・!
SNSの公式アカウントでは、定期的に新しいブランドの情報が掲載されています。
非常にたくさんのラインナップがあるので、どれも試してみたいです!
ホパラ プラネットHBC431 IPAのレビュー まとめ
こんな方におすすめ
- IPAのガツンとした苦みがダメなひと
- ラガービールなど普段のビールしか知らないひと
- フルーティなテイストが好きなひと
こんなシチュエーションで
- 常備して家から帰ってきた時に
- 友達といっしょに飲み会で
飲むひとの脳を揺さぶるほどにラベンダーの良い香りを放つNEIPA「プラネットHBC431 IPA」。
たまには定番のビールから一歩飛び出してラトビアのクラフトビールを楽しんでみませんか?
至福の時間をぜひ。