このビールはこんな感じ!
- ベリーとアップルのジューシーな風味で炭酸控えめ
- 「ビアカクテル」が好きなひとにおススメ
- 「甘さが強いため」さっぱり感も欲しいひとには不向き
- コレなら飲める!というひとも多いベルギーのビールブランド
Hallo!(ハロー)
本日の一杯はホワイトビールを世界に印象付けたヒューガルデンから「ヒューガルデン・ロゼ」の魅力と歴史をご紹介します。
管理人的にカクテルが好きな方にぜひおススメしたい1本。
もくじ
ヒューガルデン ロゼ 基本スペックとおススメできるひと
価格帯
☆☆ 300-500円ゾーン
入手難易度
☆☆ 海外ビールに強い量販店で入手可能
アルコール度
3.0%
タイプ
フルーツビール
ヒューガルデンロゼの味わい
- 開けた瞬間、ベリーとアップルの甘い香り
- 香り同様のフルーツの甘酸っぱい果実味
- ヒューガルデンの味わいは果実味の後に感じる
参考
数値について
▶あっさり:1.5 ☞とろみのある
▶濃厚さ :3.0 ☞果実味とビールの二重奏
▶苦み :0 ☞苦み無し
▶酸味 :2.5 ☞ベリーの酸味
▶甘み :3.5 ☞果実の甘味がグッとくる
こんな方におすすめ
- ビールの苦みが苦手なひと
- ビアカクテルの方が飲みやすいひと
- フルーツビールファン
こんなシチュエーションで
- スイーツといっしょに
- 午後のお菓子タイムで
- ロマンティックな時間のお供に
ヒューガルデンの隠れた逸品[ヒューガルデン ロゼ]
そんな方も少なくない「ヒューガルデン・ロゼ」
代表ブランドのホワイトと比べて、取扱い店舗が少ないのが原因の一つ。
ヒューガルデン・ロゼはホワイトをベースに果汁を混ぜてカクテルテイストに仕上げたブランドです。
気になる果汁の中身ですが以下の4種類をブレンドしています。
使われている果物
- ラズベリー
- リンゴ
- いちご
- エルダーベリー
ロゼにはラズベリーとリンゴ果汁が多めに使われているため
開けた時の香りや味わいにラズベリーとリンゴの風味を存分に感じる仕様になっています。
ヒューガルデン・ロゼの良いところは、フルーツビールながら甘さのバランスが良く
ヒューガルデンホワイトの風味をしっかり楽しめるのが◎
色々なフルーツビールが世に出てますが、クオリティの高さはさすが「ヒューガルデン」といったところ。
ヒューガルデン・ロゼは単体で楽しむのがベスト。
ぜひ、ベリーの甘酸っぱいテイストを楽しんでみて!
※ヒューガルデンもぜひチェックしてみて!👇
-
【レビュー】ベルギー ヒューガルデン ホワイト:味の特徴とこんなひとにオススメ!
続きを見る
※そもそもビールの種類や原材料についてよく分からない!というひとにおススメの記事
-
【ビールの知識シリーズ①】ビールの種類は2つ覚えればOK!わかりやすく解説します!
続きを見る
-
【ビールの知識シリーズ②】原料・副原料のことを知ってビールをもっと楽しもう!
続きを見る
ヒューガルデン・ロゼは百貨店に置いてあることも
取り扱いをしている店舗がグッと狭まるヒューガルデン・ロゼ。
コンビニやスーパーだと見つかりにくいです。
その場合訪れて欲しいのは百貨店の地下食品ブースやリカーブース。
ヒューガルデン・ロゼが意外と取り扱っていることも(管理人は池袋駅西武百貨店にて購入)
なかなか見つからないよー!という方は一度百貨店を覗いてみる価値は有るかと。
それでも見つからなければ、ネット通販へ!
まとめ買いでないと、安さのメリットを活かせないのですが
仲間内でいっしょに飲む機会があれば、まとめ買いするメリットはあります。
ヒューガルデンの発祥:ベルギーの首都ブリュッセルからスタート
オランダとルクセンブルクとの間に「Benelux」なる協同体を結んでいるベルギーの首都であり、人口116万人の大都市。
ブリュッセルにおいて、公式語がフランス語とオランダ語とされ、あちこちの看板・案内文は両言語表示が義務付けられています。
有名な話だとEU(欧州連合)の本部をはじめ国際機関の施設が数多く集っています。
これは、ヨーロッパ民族の二大派閥である北のゲルマン系と南のラテン系の分布図がちょうどブリュッセルを境界線になっているからとか。
長い歴史の中で、ヨーロッパの中枢的ポジションとして役割を果たしているブリュッセルでは、観光地として見どころが満載。
一例ではありますが、個人的にお勧めのスポットはこちらです👇
ブリュッセルの観光名所
■ 抑えておきたい
【小便小僧&小便少女】【グランプラス】【市庁舎】
■歴史を学ぶ
【サン・ミッシェル大聖堂】【王の家】【ベルギー王立美術館】
【芸術の丘】【マグリット美術館】
■ビールの製法を学ぶ
【カンティヨン醸造所】【ステラアルトワ醸造所】
名物のベルギーワッフルは定番ですが、一度は食べておきたいところ。
もう一つの名物としてはフライドポテト「フリッツ」も忘れてはいけません!
フライドポテト発祥の地とされるベルギーのフライドポテトは[外カリッ!中はとろーり]とした最高に旨いポテト。
特製マヨネーズソースをたっぷり付けて食べる「悪魔的旨さ」
TIPS:ベルギーの基本情報
国名:ベルギー王国
首都:ブリュッセル
言語:オランダ語、フランス語、ドイツ語
人口:約1150万人(2020年)
宗教:キリスト教(カトリック)が主流
日本から直通便:首都ブリュッセル間で12時間程度
通貨:ユーロ €(1€=平均120円前後)
日本との時差:8時間差(日本が12時なら白が明け方4時~)
ヒューガルデン醸造所を立ち上げたピエール・セリス
ヒューガルデンの誕生を語る際、ある人物の説明をしなくてはなりません。
それが「ピエール・セリス」
ヒューガルデン村出身の彼が世界にベルギーのホワイトビールを流行させた人物と言われています。
もともとは1445年にヒューガルデン村で修道士によって生まれたホワイトビール。
この時はあくまで「ヒューガルデン村」とその周辺で各醸造所が作っていたに過ぎないホワイトビール。
会社名もブランド名も無い頃です。
20世紀に入り、工業・科学の発展で新しいタイプのビール「ピルスナー」が誕生してから状況は一変。
それまでエールビールが愛され続けてきましたが、ピルスナーの持つ爽快感が大流行して世界はあっという間にピルスナーの時代に。
その煽りを受けて、これまでホワイトビールを造り続けてきたヒューガルデン村の醸造所は相次いで閉鎖に追い込まれる事態へ。
最後の醸造所トムシンは1957年に閉鎖してしまい、ヒューガルデン村のホワイトビールは歴史から一旦退場することになります。
それから9年。
当時、ヒューガルデン村で牛乳屋を営んでいたピエール・セリスが廃業したレモネード工場を買い取り、伝統と歴史のホワイトビール復活に向けて動きます。
当時の配合・材料を再現して出来上がったホワイトビールは、村の名前を取って「ヒューガルデン・ホワイト」と呼ぶことに。
出来上がったヒューガルデン・ホワイトのクオリティは素晴らしく、その評判はベルギー中を超えて世界に広まっていくことになりました。
残念ながら1985年に醸造所は火災に見舞われてしまい、再興できる資金の無かったヒューガルデンはインベブ社の傘下へ。
余談ですが、インベブ社資本になってからは当時のレシピと異なっているとのことで創業者のピエールはヒューガルデンから離れて
参照画像:セリス醸造所公式HPより
別の醸造所でビール造りを再開しますが、それはまた別のお話に(ブランド名:アメリカのセリス醸造所として娘さんとお孫さんが運営)
ベルギーの首都ブリュッセルから車で1-2時間の距離にある「ヒューガルデン村」
この村でヒューガルデン醸造所は今もビールの醸造をおこなっております。
◆Information
営業時間:水曜日・木曜日の10:30と14:30に見学可能
予約方法:以下、公式HPの予約用メールアドレスから連絡
公式HP
ヒューガルデンはホワイト・ロゼ以外にラインナップがあり!
ヒューガルデンにロゼがあることも驚いた方には、さらに他のラインナップがあるとは‥!な気持ちかもしれませんね。
ヒューガルデンでは定番の製品であるホワイトと今回のロゼ以外にも変わったブランドを用意しています👇
高アルコール度のグランクリュや禁断の果実もホワイトとはまったく異なる新境地の1本です。
ヒューガルデン・ロゼのレビュー まとめ
こんな方におすすめ
- ビールの苦みが苦手なひと
- ビアカクテルの方が飲みやすいひと
- フルーツビールファン
こんなシチュエーションで
- スイーツといっしょに
- 午後のお菓子タイムで
- ロマンティックな時間のお供に
ベリーの甘酸っぱい香りでキュンとするベルギービール「ヒューガルデン・ロゼ」
ヒューガルデンブランドだけに飲みやすくて甘味酸味のバランスがとても良いので、オススメの一本です。
まだ飲んだことのないかたは、ぜひ飲んでみてはいかがでしょうか。