このビールはこんな感じ!
- お酢を連想させる強烈な酸味で目が覚める
- 「サボテン入りビール」に興味のあるひとにおススメ
- 「玄人向け」ビールのため、興味があれば買う前に本記事を要チェック
- アメリカのマイクロブルワリーからリリースされた超個性的テイスト
Hello!(ハロー!)
本日の一杯はアメリカの新進気鋭のブルワリーEX NOVOから「カクタスウィンズザロッタリー」ビールをご紹介します。
副原料になんとウチワサボテンを使っているというマニアックなビール。
もくじ
カクタスウィンズザロッタリー 基本スペックとおススメできるひと
価格帯
☆☆☆ 700円レベル
入手難易度
☆☆☆ 蝦夷麦酒HPで入手可能
アルコール度
4.2%
タイプ
ベルリーナー・ヴァイセ
カクタスウィンズザロッタリーの味わい
- スモモ+酢のツンっ!とくる酸味
- 香りにもれず強烈な酸味(スモモ風味)でずっと舌に残る
- 味わうと最奥部に麦がいるかいないか
テイスト分布図
参考
数値について
▶あっさり:1.5 ☞サッパリしてるが酸味が残る
▶濃厚さ :1.5 ☞強烈な酸味の奥に麦がいる
▶苦み :1.0 ☞苦味は無い
▶酸味 :5.0 ☞目が覚める
▶甘み :1.5 ☞ほのかに甘み
こんな方におすすめ
- 変わったビールが好きなひと
- 新しい発見と刺激が欲しいひと
- 酸っぱいものが得意なひと
こんなシチュエーションで
- 新しい見聞を広げるために
- 元気が欲しいとき
驚異のサボテンビール!その味わいは強烈に酸っぱい【カクタスウィンズザロッタリー】
このサボテンアベック(?)の爆走っぷりに見惚れてしまい、買ってきた「カクタスウィンズザロッタリー」
このビールは「ベルリーナーヴァイセ」と呼ばれるドイツのベルリンで作られたスタイルに該当します。
ベルリーナーヴァイセの特徴は「酸味」。
ビールの発酵に欠かせない酵母の力に加えて乳酸菌を使うことで独特の酸味を表現しているといわれています。
今回の「カクタスウィンズザロッタリー」ではそんなビアスタイルイメージに沿う酸味の効いたビール。
正直はじめて飲んだとき、あまりの酸味に胃がしゃっくりを起こしました・・・(汗)
主張し過ぎな酸味は果たしてビアスタイルだけの問題なのか?
それとも、副原料に含まれているサボテンの影響なのか・・・??
ちなみにイラストで描かれているサボテンはアメリカでふつうに売られている食材の1つ。
今回のビールに使われているのは「ウチワサボテン( prickly pear)」という平たい形状のサボテン。
現地だとサラダの具材にして食べるようですが、その味わいは「ぬめり」と「酸味」のようです。
今回の「カクタスウィンズザロッタリー」にぬめりはありませんが、スモモ酢のような酸味はこのウチワサボテンが影響しているのかも・・?
この強烈な酸味は、胃の弱いひとには不向き。
酸っぱいのが得意&大好き!なひとには試してみる価値があるかもしれません。
※そもそもビールの種類や原材料についてよく分からない!というひとにおススメの記事
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【ビールの知識シリーズ①】ビールの種類は2つ覚えればOK!わかりやすく解説します!
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【ビールの知識シリーズ②】原料・副原料のことを知ってビールをもっと楽しもう!
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レア度激高なブランドのため、輸入代理店HPから購入しよう
おそらく普通にリカーショップを回っているだけでは見かけることが無いブランド。
というのも今回の「カクタスウィンズザロッタリー」を醸造しているメーカー「エクスノボ EX-NOVO brewing」を輸入しているところが限られているから。
管理人が入手したときにラベルを確認したところ「えぞ麦酒株式会社」の名が書いてありました。
調べてみると、代理店のえぞ麦酒は「弘美 カフマン氏」(南カリフォリニア出身)が1992年に北海道で立ち上げた輸入商社。
自身で旨い!と感じた良質な商品を販売するというこだわりでアメリカのクラフトビールを中心にラインナップをそろえています。
本製品のメーカー:EX NOVOがあるアメリカ・ポートランドへ
ポートランドはアメリカ合衆国の西海岸、シアトルに近い大都市です。
日本からおよそ10-12時間のフライトで到着できます。
ポートランドは「全米で一番住みたい街」としての評判があり、周囲を自然豊かな環境に囲まれ街並みはオシャレなショップが立ち並び
散歩するだけでも日々新しい発見があります。
またポートランドは「マイクロブルワリー」や「マイクロディスティラリー(小型ウイスキー蒸留)」が集まっているため
それ目的のひとにとっては、たまらないエリアといえます。
そんなポートランドを訪れるときは、ぜひ巡ってみたいところがコチラ👇
ポートランドの観光名所
■ 観光スポットには
【パール地区】
【パウエルズブックス】
【ワシントンパーク】
■ グルメ巡り
【ファーマーズ・マーケット】
【ウィラメットバレーでワイナリー巡り】
【ポートランドのブルワリー巡り】 などなど・・・
いろんな醸造所・蒸留所で見学と試飲する旅をしてみたいものですね。
TIPS:アメリカの基本情報
国名:アメリカ合衆国
首都:ワシントン特別行政区
言語:英語
人口:約3億3千万人(2019年)
宗教:キリスト教が主流
日本から直通便:ニューヨークやシカゴなど多数都市と結んでいる
通貨:米ドル(1ドル=平均100円前後)
日本との時差:東西エリアで14-17時間と差がある(日本が12時なら米が深夜10時~)
まさかの非営利ブルワリー!?元会社員が立ち上げた【EX NOVO】ブルワリー
参照画像:EX NOVO HPより
個性的なビールを生み出しているのは、アメリカのオレゴン州ポートランドにあるブルワリー。
その名は2014年創業の「エクスノボ EX NOVO」ブルワリー。
現在3か所で醸造・出来立てのビールを楽しむことができる「TAP ROOM」があります。
参照画像:EX NOVO HPより
創業者はジョエル・グレゴリーという男性。
もともとジョエル氏はビール醸造のエキスパートではありませんでした。
前職はハイテク企業の会社員という肩書です。
ですが、ジョエル氏は趣味の一環として自家醸造(ホームブルワリー)に熱心な方でした。
ホームブルワリーとは、その名の通り自宅でビールを醸造して楽しむ趣味の1つで海外では一般的な趣味です👇
「EX NOVO」を立ち上げる2年前の2012年からガレージで自家醸造を楽しんでいたジョエル氏は、同年企業をクビになります。
会社から解雇された彼は趣味の自家醸造を通じて「EX NOVO」を立ち上げるのですが、個性的なのが非営利組織にしている点。
なぜ非営利組織として活動しているのか?
それは、ジョエル氏がもともとチャリティーへ熱心に活動されていたことからと言われています。
『100%の利益をよりよい世界を作るために活動している団体に寄付したい』という精神のもと、EX NOVOで上げた利益を振り込んでいるのです。
そんなEX NOVOブルワリーですが、ぜひポートランドに立ち寄ることがあれば樽出しのビールを飲んでみてはいかがでしょうか?
<Information>
営業時間:火~木 16:00-20:00
金~日 14:00-20:00
定休日 :月
ブランドとして:限定品は数知れず!定番ラインナップはどれも個性的!
クラフトブルワリーとして攻めに攻めている「EX NOVO」ブルワリー。
ただでさえ手に入りにくいブランドですが、今回のサボテンビール以外に5つの定番と無数の限定品を送り出しています。
日本ではどれも激レアブランドなので要チェックです!👇
EX NOVO ラインナップ
■ Eliot[エリオット] インディアペールエール 6.6%
■ Perle Haggard[パールハガード] ピルスナー 5.1%
■ The Most Interesting Lager In The World メキシカンラガー 5.0%
■ Aperture[アパチャー] ヘイジーペールエール 5.2%
■ Puff Puff Passion フルーツドライホップサワーエール 5.0%
※公式HP
どのブランドもネーミングセンスがすごい!
輸入代理店の「えぞ麦酒」では全部ではないですが、取り扱いしているので
気になったひとはオンラインショップでぜひ手に入れてみてください!
カクタスウィンズザロッタリー まとめ
こんな方におすすめ
- 変わったビールが好きなひと
- 新しい発見と刺激が欲しいひと
- 酸っぱいものが得意なひと
こんなシチュエーションで
- 新しい見聞を広げるために
- 元気が欲しいとき
サボテンをビールに加えた超個性的ビールの「カクタスウィンズザロッタリー」
たまには定番のビールから一歩飛び出してアメリカのクラフトビールを楽しんでみませんか?
至福の時間をぜひ。