このビールはこんな感じ!
- ホップの豊かな香りと深いコク+飲みやすさを体現したおススメのブランド
- 「プレモル系」が好きなひとにおススメ
- オーストリア王室も認めた知る人ぞ知る名ブランド
Gruess Gott!(グリュース ゴッド!)
本日の一杯は中欧オーストリアから高クオリティのピルスナービール「ゲッサー」を紹介します。
もくじ
ゲッサー 基本スペックとおススメできるひと
価格帯
☆ 300円以内
入手難易度
☆☆ 海外ビールに強いショップかリカーマウンテンで入手可能
アルコール度
5.2%
タイプ
ピルスナー
ゲッサーの味わい
- ムワッとした麦汁の豊かな香り
- 心地よい炭酸の刺激と香水のように上品で豊かな麦とホップの風味
- それでいて、飲み口はあっさりと飽きのこない口当たり
参考
数値について
▶あっさり:3.5 ☞適度なあっさり
▶濃厚さ :2.5 ☞麦の豊かな風味
▶苦み :2.5 ☞適度なホップの苦み
▶酸味 :1.5 ☞かなり控えめな
▶甘み :2.0 ☞麦の甘み
こんな方におすすめ
- 日本のビールに慣れているひと
- プレミアムビールの持つコクが好きなひと
- ビールの味わいを重要視しているひと
こんなシチュエーションで
- 美味しい食事といっしょに
- 気分転換に常備して
- 友達・家族といっしょに
オーストリア独立の式典で振舞われたほどの名ブランド[ゲッサー]
最初は「ガッサー」と間違った読み方をしていたオーストリアのブランド「ゲッサー」
最初は物珍しさから買ってみたのですが、飲んでみて衝撃を受けました。
正直、管理人の好みにドンピシャ。
ゲッサーは、創業年こそ1860年とドイツのビールメーカーに比べればそこまでの老舗ブランドではありませんが
ゲッサーを醸造する場所はおよそ1000年前からずっとビールを作っていた歴史を持っています。
いわば1000年の歴史と経験が受け継がれていると言っても過言ではないビールブランド。
飲んでみた感想は【上品で豊か】なビールということ。
オーストリアの大自然で育った地元の大麦、同州のホップと醸造所近くの清らかな水源で出来たゲッサーは、グラスに注いだ瞬間から香ってきます。
口に含むと、程よい炭酸の刺激とともに香ばしさだけでなく華やかな麦の風味に心が喜びます。
それでいて飽きのこない飲みやすさを兼ね備えているのですから、恐ろしいポテンシャルです。
シュニッツェルやオーストリアVerのグラーシュといっしょに飲めば、旅行気分に♪
気分転換にゲッサーだけ飲んでも、気持ちよくなれるのでオススメです!
※そもそもビールの種類や原材料についてよく分からない!というひとにおススメの記事
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【ビールの知識シリーズ①】ビールの種類は2つ覚えればOK!わかりやすく解説します!
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ゲッサーの生産地:オーストリア・レオーベンへ!
オーストリアの首都ウィーンの中央駅から電車でおよそ2-3時間。
南西部の町「レオーベン」に到着します。
人口25,000人程度のレオーベンには、鉱業や冶金の学科があることで知られているレオーベン大学があり
ビール好きにとっては、ゲッサーを醸造している「ゲス醸造所」がある町として知られています。
小さな町ですが、評判の高い観光スポットを挙げていきます👇
レオーベンの観光名所
▶この町に来たら訪れておきたい
【ゲス醸造所&ゲス修道院】【Schwammerlturm】
【Kunsthalle Leoben】
ウィーンから朝出発して昼間にゲス醸造所を見学して、帰りに町をぶらりと散歩。
夕方にレオーベン駅を出発すれば、日帰りでじゅうぶん観光できます。
TIPS:オーストリアの基本情報
国名:オーストリア共和国
首都:ウィーン
言語:ドイツ語(標準ドイツ語と異なる)
人口:約886万人(2019年)
宗教:カトリック(6割)
日本から直通便:ヨーロッパの各都市から乗り継ぎ(約14時間のフライト)
通貨:ユーロ(1€=平均120円前後)
日本との時差:8時間差(日本が12時なら墺は朝4時)
1860年創業の【ゲス醸造所】とゲス修道院について
参照画像:公式HPより
創業年は1860年ですが、工場の元となっているある修道院についてお話する必要があります。
時代は1020年、ベネディクト会(最古のカトリック修道会)の修道女が運営する修道院としてレオーベンに【ゲス修道院】が設立されました。
この頃から修道院で尼僧によってビールが作られていたという記録があります。
1782年にゲス修道院を管轄していた神聖ローマ皇帝ヨーゼフ2世が解散させるまで、ゲス修道院手製のビールは地域の経済源として活用されていました。
参照画像:公式HPより
修道院解散によりしばらく止まっていた伝統のビール造りは、1860年に起業家のマックス・コベルがゲス修道院の1部を買収して、かつての修道院醸造を復活させます。
参照画像:公式HPより
1920年には遠方にも輸送・販売が出来るぐらいに生産技術が向上し、国外への販路を開いていきます。
その後2度の世界大戦を経験し、経営不振に陥る時期もありましたが2003年にハイネケングループに買収・一員として運営されています。
参照画像:公式HPより
ゲス醸造所では、ビールの歴史を学ぶことができる博物館が併設していますので、ぜひ訪れてみたいところですね。
<Information>
博物館
営業日:月曜日~金曜日11:00-15:00
休業日:土曜日-日曜日-祝日
料金 :おとな10.5€(21年1月現在)
工場併設のショップ
営業日:月曜日〜金曜日8:30-15:00
休業日:土曜日-日曜日
ゲス醸造所ではゲッサーの派生ブランドをリリース中
ゲス醸造所では、代表的なピルスナー「ゲッサー」以外に多くの派生ブランドを用意しています。
ゲッサーの派生ブランドがたくさんあって非常に興味をそそられます。
ゲッサーのレビュー まとめ
こんな方におすすめ
- 日本のビールに慣れているひと
- プレミアムビールの持つコクが好きなひと
- オーストリアに興味があるひと
こんなシチュエーションで
- 美味しい食事といっしょに
- 気分転換に常備して
- 友達・家族といっしょに
オーストリアでもっともよく知られている名ブランド「ゲッサー」
たまには、日本の大衆ビールを離れてオーストリアの名ブランドビールを楽しんでみては??