この記事で解説していることは?
- この記事では「日本ビール検定(びあ検)」について学習方法と難易度を解説
- 重要なのは「公式テキスト」と「最新のビール時事」を学ぶこと
- これからびあ検を受けようとしているひとや学習につまづいているひとはぜひ
世界のビールブランドの特徴と歴史を徹底的に解説するレビューサイト「ファウンドビア!」。
私、管理人ことROCKは21年6月に日本ビール検定(通称びあ検)2・3級併願を初めて受験して両方合格することが出来ました。
そこで今回は管理人がびあ検を合格するまでに要した学習時間と方法、実際に感じた難易度を解説していきます。
この記事を読めば、びあ検がどの程度の難易度でどのぐらい学習すれば良いのか理解出来ます。
お伝え出来る範囲に限りがありますが、当サイトへお越しいただいたひとのお役に立てることが出来ればうれしいです。
結論
- びあ検は3級の初級でも「ちゃんと勉強」しないと落ちる
→なんとなくビールを知っているからでは合格できない - 3級と2級の明確な差は無い
→いかに公式テキストの内容をまんべんなく覚えられているか?
- 試験時間は3・2級ともに1時間で100問を回答する
→1問ずつ悩んでいる時間は無いので、サクサク答えよう
不安なひとは事前に公式過去問題集で対策するのも◎ - 3・2級合格のカギは公式テキストの熟読
→1ページ1・2分の精読なら6時間ぐらいで読破可能
もくじ
Q1:どのぐらい勉強すれば良い?→公式テキストを3回熟読しよう
ということで結論です。
結論
▶ びあ検を合格するには?
教材:日本ビール検定公式テキストのみ
方法:テキストを3回精読する
学習時間:テキスト3回分の精読時間(管理人は15時間で3回読破)
以上です。
※大学時代にビールの論文を書いたり、51か国巡って200種類以上のブランドを飲んだり、ビールを造ったり
確かに元々の基礎知識とかある程度の差はあるのでしょう。
ですが、実際にびあ検を2・3級連続で受けてみて感じたことは「公式テキストの内容を覚えたら合格できる」と確信したから。
ポイント
▶ びあ検の出題範囲は??
→A:ビールの材料・製法・ビールの歴史(海外・日本)
メーカーとブランド(世界・日本)・飲み方・法律etc・・・
幅広い内容から出題されますがすべて公式テキストに詰まっているのでご安心を。
さらにビールに対する深い見識を身に付けるには「他の参考書に手を伸ばす」「ブランドごとの特長を覚える(当サイトがおススメですよ笑)」など+αが必要。
ですが、日本ビール検定2・3級を合格したい!という目的であればまずは最新版の「日本ビール検定 公式テキスト」を買うことから始めましょう。
購入して手元に届けば「半分は合格したようなもの」。
補足しますと「日本ビール検定」公式HP上で検定試験はテキストからの出題であることを解説しています👇
補足:過去問題集は念には念を入れて対策したいひとに
たしかに「3級」と「2級(1級と同梱)」の公式過去問題集は販売されています👇
「3級問題集」と「2・1級問題集」とで分かれており、これを勉強すれば問題の傾向が分かりますので有用だと思います。
ただ、管理人としては過去問に時間を割くなら「公式テキスト」を何度も精読する時間を設ける方がおススメです。
参考
▶ 公式問題集を買った方が良いひと
→テキストの読書だけでは頭に入っていかないひと
→不安要素を少しでも無くしたいひと
→過去問で出題範囲や傾向を把握したいひと
▶ 別にテキストを買わなくても良いひと
→テキスト読めば覚えられるひと
→記憶力には自信があるけど勉強する時間が限られているひと
→公式問題集を買ってまでコストをかけたくないひと
自分がどちらに該当するかで購入を検討してみてはいかがでしょうか??
ちなみに、3・2・1級がどんな難易度なのかは公式HPで公開されています👇
参照画像:びあ検公式HPより
Q2:いつから始めれば良い?→まったくの知識ナシなら2か月前に始めよう
実際に公式テキストを買って読む!
それだけでOKだと分かったけれど、次に気になるのが「勉強する時間の確保」について。
管理人の場合、日中は本業のサラリーマンをして終業後は当サイトを管理・更新していたので「ある意味勉強」し続けていました。
ですが、日常的にビールのことを勉強している環境にいるひとばかりでは無いでしょう。
ポイント
▶ 完全にビール初心者のひとが3級を合格するには?
※完全初心者の定義:種類が分からず、ビールはビールと思っているレベル
期間:受験月の2か月前から読み始める
理由:初心者にとって、参考書1ページでも「意味が分からない単語・表現」がたくさんある
そのため、1ページ読むのにかかる時間と疲労は侮れない。
▶ 勉強の流れ
2か月前~1か月前 =1回目の公式テキスト読破完了
1か月前~2週間前 =2回目の読破完了
2週間前~3日前 =3回目の読破完了
「何度も読み続けていくこと」と「分からない単語を調べる」ことで1回目の読破より2回目・3回目はもっと早く読み切ることが出来ます。
3級であれば3回はしっかりテキストを熟読すれば確実に合格できるはず。
2級になると「さらに細かいところを質問される」のでテキストの内容をすべて丸暗記できるぐらいに読み進めるのが良いでしょう。
1日15分の余暇さえ無いんです!
というひとは「生活サイクルの見直し」を強くおススメします。
勉強する時間を意識して作っていく。
びあ検合格のみならず、何かをするときに一番の障害はこのことかもしれませんね。
「勉強する時間」を作るためのヒントについては、管理人の別サイトで解説していますのでこちらもご参考にどうぞ👇
Q3:2級と3級の難易度差は?→2級がやや深い問題やテキスト外から出る
管理人は2・3級を連続して受験しました。
その時に感じたことは「3級が8割-9割分かれば2級も合格できる」ということ。
というのも、3級自体が良い感じに難しく出来ています。
今回の受験は3級→2級の順で受けましたが「無勉強では合格出来ないな」と思える質問が多くみられました。
ただ、3級は公式テキストに解説されていることを質問してくるだけなので「熟読していれば」心配いりません。
2級は「テキストに載っていない質問」が全体の1割強ぐらい飛んできます。
もう少しだけお伝え出来るアドバイスとしては「ビールに関連する時事」を日頃からチェックしておくこと。
これに尽きます。
2級有資格者のイメージが「基礎知識はもちろん、ビール情報に通じている愛好家」レベルのため、テキストの内容以外の時事について質問していくワケです。
後述しますが、ビールに関する最新情報を知りたい場合は「サイト:ビール女子」や「サイト:日本ビアジャーナリスト協会サイト」など毎日チェックすると良いかもしれませんね。
Q4:実際の試験はどんな雰囲気?→テストセンターでPCによる回答
資格の受験といえば、遠方の指定会場に受験者が集まって持参した筆記用具でカリカリ記述していくイメージ。
ですが、びあ検の場合「CBT方式」で受験するので筆記用具は要りません。
参考
▶ CBT方式で受験する際の気になること
持参するもの:本人確認証(運転免許や保険証など)
申し込みしたときの控えメール(念のため)
筆記用具は?:要りません
PC操作 :マウスをクリック出来てキーボード打てればOK
回答方法は? :テスト開始前に1度だけ回答の説明がある
他に注意事項 :
・管理人は新宿のPCテストセンターで受験
・荷物はすべてロッカーにしまう
・腕時計は禁止
・ポケットのハンカチは机にだしておく
・メガネは外して異常が無いか目視される
過去にそういった不正行為をされた方が居たのか分かりませんが、受付の職員さんたちは終始ピリピリしていました。
Q5:公式テキストだけで事足りる?→その他参考書について解説
この章では、2級と今後管理人が受けるであろう1級について触れてみます。
前章:Q3で少し触れましたが、びあ検は3→2→1級の順で難易度が上がっていきます。
3級 | 2級 | 1級 | |
---|---|---|---|
難易度 | 公式テキストでOK | 公式テキスト+時事 | +関連書籍の読破 |
合格率:平均 | 8-9割 | 3-6割 | 1割以下 |
合格基準点(100点中) | 60点以上 | 70点以上 | 80点以上 |
回答方式 | マークシート | マークシート | マークシート 記述 論述 |
+αで対策しておきたい時事問題について。
おススメのサイトである「ビール女子」や「日本ビアジャーナリスト協会」から最新情報を収集していけば対策になります。
以下は管理人が実際に購入した参考書と参照したサイトを紹介します。
管理人が公式テキスト以外にチェックした参考書やサイト
<教養としてのビール>
著者:富江 弘幸
出版:サイエンス・アイ新書
おススメ度:★★★★★(初心者に)
理由:知識ゼロベースのひとには公式テキストよりも
この書籍の方が読みやすい
<新版 ビールの図鑑>
著者:一般社団法人日本ビール文化研究会
出版:マイナビ出版
おススメ度:★★☆☆☆(参照用)
理由:図解で世界のビールブランドを紹介
カラーで見やすいがあくまで参照用
<日本のクラフトビール図鑑>
著者:日本ビアジャーナリスト協会
出版:マイナビ出版
おススメ度:★★★★☆(知識の補填に)
理由:公式テキストだけでは足りない「日本のクラフトビール」
勉強する材料として
<エンジョイ!クラフトビール 人生最高の一杯を求めて>
著者:スコット・マーフィー
出版:KADOKAWA
おススメ度:★★★★☆(初心者に)
理由:知識ゼロベースのひとに適したガイド本
著者2人の掛け合いが読みやすい
<日本ビアジャーナリスト協会HP>
おススメ度:★★★★★(すべての受験者に)
理由:毎日更新で最新のビール情報を届けてくれる
時事問題の対策に
<ビール女子>
おススメ度:★★★★★(すべての受験者に)
理由:こちらも最新のビール情報を届けてくれるサイト
オシャレなデザインで興味を惹きつける
Q6:日本ビール検定のほかにおススメの受験
最後に管理人が色々調べた中で「ビールに関する検定・資格ならこれは欲しい」と思っている試験をご紹介。
今後の目標に見据えてみるのも良いかもしれませんよ?
<ビアアドバイザー>
主催:ビア&スピリッツアドバイザー協会(NPO)
内容:びあ検が民間検定だが、この検定は飲食店等仕事として関わる人向け
合格することが出来れば1つの「資格」として誇れる
備考:合格するには通信プログラム等に参加
合格後は、協会員として年会費が発生
<ジャパンビアソムリエ>
主催:ジャパンビアソムリエ協会
内容:ドイツのDoemens醸造アカデミーが認定する日本用資格
指定の講座を受講し官能試験など本格的な試験を受ける
備考:ビールを提供する立場としての知識を身に着ける
<ディプロム ビアソムリエ>
主催:Doemens醸造アカデミー
内容:上記のジャパンビアソムリエ協会が発信しているが
ドイツの有名醸造学校が主催する国際資格
備考:10日間程度の講座を受講する必要がある
講座+受験の総額が非常に高い(50万円)
まとめ
結論
- びあ検は3級の初級でも「ちゃんと勉強」しないと落ちる
→なんとなくビールを知っているからでは合格できない - 3級と2級の明確な差は無い
→いかに公式テキストの内容をまんべんなく覚えられているか?
- 試験時間は3・2級ともに1時間で100問を回答する
→1問ずつ悩んでいる時間は無いので、サクサク答えよう - 3・2級合格のカギは公式テキストの熟読
→1ページ1・2分の精読なら6時間ぐらいで読破可能
いかがでしたでしょうか。
もしも、あなたの疑問に対してうまく答えられていたら幸いです。
ではまた!