あなた好みの海外ビールが見つかるデータベースブログ – ファウンドビア! ビールで巡る世界旅行 https://foundbeer.online あなた好みの海外ビールが見つかるデータベースブログ Sun, 09 Jul 2023 06:56:18 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.2.2 【レビュー】スペイン クルスカンポ:味の特徴とこんなひとにオススメ! https://foundbeer.online/cruzcampo-spain Sun, 09 Jul 2023 06:56:18 +0000 https://foundbeer.online/?p=4249 Copyright © 2024 ファウンドビア! ビールで巡る世界旅行 All Rights Reserved.

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このビールはこんな感じ!

  • ブランデー風の甘味とコクが楽しめる満足感のあるスペインブランド!
  • 1杯に「満足感」を求めるひとにおススメ
  • 「ブランデー」の風味が苦手なひとにはおススメしにくい
  • スペイン・アンダルシア発の有名ブランド

Hola!(オラ!)

 

本日の一杯は情熱の国スペインから個性的な逸品「クルスカンポ」をご紹介します。

 

さっぱりしてドリンカビリティの高いブランドが多いスペインのビールですが、クルスカンポはモルティでコクが楽しめるブランド。

 

ROCK
カラメル・ブランデーの風味が面白い!

 クルスカンポ 基本スペックとおススメできるひと

価格帯    

 ☆☆ 300〜500円レンジ

入手難易度

 ☆☆ 海外ビールに強いリカーショップで

アルコール度 

 5.6%

タイプ    

 ピルスナー

クルスカンポの味わい

  • ブランデー的なコクと甘み、香り
  • 中盤から麦の風味、ブランデーと若干のカラメルが続く
  • コクとあっさりの同居したバランス
  • 終盤はじわーっとカラメルを焦がした苦み

テイスト分布図

参考

数値について

▶あっさり:2.5 ☞適度な

▶コク  :2.0 ☞やや控えめ

▶苦み  :2.0 ☞やや控えめ

▶酸味  :1.5 ☞少し感じる程度

▶甘み  :3.0 ☞生食パンのような甘味

▶香り  :3.0 ☞ブランデーのような芳醇なアロマ

こんな方におすすめ

  • スペインの大衆ビールに興味のあるひと
  • 麦系の甘さに心惹かれるひと
  • ブランデーの風味が口に合うひと

こんなシチュエーションで

  • 食後のお酒として
  • スペイン料理といっしょに
  • 一杯の満足感を求めるときに

スペインビールでふくよかなコクと味わいを求めるなら【クルスカンポ】

ROCK
ラベルの人物はホップ入りビールを開発した始祖カンブリヌス!

今回は、スペイン・アンダルシア州に来たら飲みたい大衆ビール「クルスカンポ」の魅力に迫っていきます。

 

これまで当サイトではスペインの大手大衆ビールをいくつか紹介していきました。

これまでスペインのビールといえば・・・👇

ビールとは思えない「柑橘系の香り」と「スーっと入る飲み口」で非常に評価の高い「イネディット」

【レビュー】スペイン イネディット:味の特徴とこんなひとにオススメ!

続きを見る

刺激的な炭酸の力強さとグイグイ飲んでいける気軽さがデイリー消費向けな「エストレージャ ダム」

【レビュー】スペイン エストレージャ ダム:味の特徴とこんなひとにオススメ!

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スペイン産メルツェンという希少性と洋酒に似た熟成感が楽しめる「ボルダム ダブルモルト」

【レビュー】スペイン ボルダム ダブルモルト:味の特徴とこんなひとにおススメ!

続きを見る

クルスカンポの特長をさらに強調した感のある「レゼルヴァ・エスペシアル」

【レビュー】スペイン エストレーリャ ガリシア 1906 レゼルヴァ エスペシアル:味の特徴とこんなひとにオススメ

続きを見る

もっちりした甘みで満足感の高い「エストレージャ ガリシア」

【レビュー】スペイン エストレーリャ ガリシア セルベサ エスペシアル:味の特徴とこんなひとにオススメ!

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上記の紹介ビールブランドと比べると、今回のクルスカンポは個性的なテイストになっています。

 

ビアスタイルこそピルスナーに該当しますが、どことなくメルツェンあるいはデュンケルのような褐色系コク旨スタイルを彷彿とさせる深みを感じさせるつくりです。

栓を開けて注ぐと”ブランデー”

 

おとなのお酒をイメージさせる香りは味わいも裏切りません。

口に含んでのどを過ぎるあたりから、カラメルを焦がしたような苦味がじわっと体を駆け巡るのが、個性的。

 

ごくごくと飲んで楽しむDAMM社のブランドとは大きく異なるテイストに、スペインビールの幅広さを感じさせます。

 

しっかりした特長を持つため、ブランデー・カラメルの風味を楽しめるひとにおススメします。

ROCK
クセが無くてゴクゴク飲みたい場合はエストレージャ・ダムがおススメ!

※そもそもビールの種類や原材料についてよく分からない!というひとにおススメの記事

【ビールの知識シリーズ①】ビールの種類は2つ覚えればOK!わかりやすく解説します!

続きを見る

【ビールの知識シリーズ②】原料・副原料のことを知ってビールをもっと楽しもう!

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輸入販売しているのは多くの海外ブランドを引っ張っている「池光エンタープライズ」

裏面を見ると輸入元は「池光エンタープライズ」という輸入商社。

 

いったいどんな会社なのでしょうか?

 

という疑問を胸に輸入販売している池光エンタープライズについて調べてみました👇

 

池光エンタープライズってこんな商社!

▶ 1980年創業の酒類輸入販売業者

▶ 1985年にタイのシンハー日本総代理店として販売活動

▶ 2008年に東証一部の総合商社カメイ100%子会社に

タイのシンハーは以前本サイトでもご紹介したことのある超有名ビールブランド👇

【レビュー】タイ シンハー:味の特徴とこんなひとにオススメ!

続きを見る

ROCK
奇しくも管理人の生まれ年にシンハー総代理店

全般的に世界のお酒を扱っていますが、私たち消費者からするとスーパーでアジア系ビールブランドを手にするときに出会う機会が多いでしょう。

そんな池光エンタープライズは、親元であるカメイ株式会社という会社が母体です。

 

カメイ株式会社は1903年(明治36年!)に創業した超大手商社です。

 

創業者亀井文平氏が宮城・塩釜で創業し、石油・LPガスなどのエネルギー商材を中心に産業部材・食品など幅広い商品を扱っています

 

池光エンタープライズは2008年、カメイの傘下に入りましたが、その後も中国の青島ビール日本総代理店契約を締結するといった海外のお酒の輸入拡販に努めています。

ROCK
本社は東京・虎ノ門という立地に

池光エンタープライズの取り扱いビールブランド

▶ 台湾:台湾ビール金牌

▶ 中国:青島ビールブランド5種類

▶ タイ:シンハー・チャーン・リオ他

▶ ベトナム:333・サイゴンブランド2種類

▶ インドネシア:ビンタン 

詳しくは公式HPで!👇

池光エンタープライズHPはこちら

 

クルスカンポの拠点:スペイン アンダルシア州セビリアへ

クルスカンポを醸造している本部があるのは、スペイン南部のアンダルシア州。

 

その州都として人口70万人ほどの大都市がセビリアになります👇

ジブラルタル海峡に近いところにあるんですね!
春田さん

州都だけに、空港もあるので(バルセロナなどの大都市空港からの経由)観光に行こう!となった場合は利便性Good!

 

ジブラルタル海峡そばの好立地な地域だったため、紀元前から地中海貿易で栄えた歴史を持ちます。

 

現在では、国際博覧会の会場場所に指定されるなど、スペイン南部の発展都市としての地位を確立しています。

セビリアの観光名所

■ ぜひ立ち寄りたい

【カテドラル】  ※世界遺産
【アルカサル】  ※世界遺産
【マエストランサ闘牛場】

■ 歴史を学ぶなら

【海洋博物館】

【フラメンコ舞踏博物館】

などなど・・・

セビリアの名所である世界遺産は多くの旅行者の間でぜひ訪れたいというほどに評判が良いです◎

 

訪れる機会があれば、併せてスペインの代名詞(?)フラメンコ舞踏を見学しにいきましょう!

TIPS:スペインの基本情報

国名:エスパーニャ王国

首都:マドリード

言語:スペイン語

人口:約4700万人(2019年)

宗教:キリスト教

日本から直通便:マドリード

通貨:ユーロ(平均で1ユーロ=120円前後)

日本との時差:8時間ほど遅い(例:日本 10:00  西 2:00) 

ワイン業者の家庭から飛び出したオズボーン兄弟【クルスカンポ】

クルスカンポという、私たち日本人には「ちょっと変わったブランド名」のビール。

 

ぜひこの章で、ブランド名の由来から創業者の経歴まで、いっしょに触れてみましょう!

 

まず最初に説明したいのが創業者について。

 

クルスカンポを立ち上げたのは、今から100年以上前に「オズボーン」という家名の男性2人でした。

 

その2人は兄弟「兄:ロベルト」「弟:トマス(Jr)」

 

オズボーン家は由緒代々ワインを醸造する家系。

 

本来であれば、家業を継いでワイン醸造の道に進みそうな流れですが、2人はそうしません。

アレですかね、家業が嫌だったとかでしょうか・・?
青井くん

後世に伝えられる理由としては

①スペインワイン以外のアルコール市場を開拓したかった点

②新しい産業を生み出すことで地域の失業率を改善したかった

③19世紀後半ーラガービール誕生によるビールの将来性を感じて

とされているようです。

とても素敵な志を持たれた方々だったんですね!
春田さん
ROCK
同じ開拓者として尊敬する方々です・・・!

弟と一緒にビール事業を興したロベルト氏


※創業時の写真
▶ 参照画像:ハイネケンエスパーニャ 公式HPより

オズボーン兄弟はビールについて学ぶために、ドイツへ渡ります。

 

彼らの未来予想ではワインをこよなく愛する母国でもビールによる大量消費の波が来ると予見していました。

 

チェコを→ドイツを通じてエールビールからラガービールへの大変革により世界中でビール熱が広がっていった時期から、家業の将来性など色々考えながらの選択だったと想像できます。


※クルスカンポの旧工場
▶ 参照画像:Wikipediaより

かくして1904年、オズボーン兄弟による醸造所「クルスカンポ」はセビリアのネルビオン地区にて誕生、ビール生産を開始するのでした。

 

一説によるとセビリアの水質がチェコ(ピルスナーウルケルのピルゼン)と同様の軟水が湧いていることから、オズボーン兄弟がラガービールの醸造に挑戦で来たとも。


※1907年当時のクルスカンポビール
▶ 参照画像:ハイネケンエスパーニャ 公式HPより

1916年には弟のトマス(Jr)がクルスカンポを離脱し、家業のワイン事業を引き継ぐことに。

現在でも「オズボーングループ」としてワインだけでなく豚肉加工品や蒸留酒などスペインが誇る食産物を取引する大企業として運営されています。

別々の道を歩むことになりましたが、どちらも成功して良かったです
春田さん


※初登場時のカンブリヌス(ちょっと怖い)
▶ 参照画像:ハイネケンエスパーニャ 公式HPより

ちなみにクルスカンポを象徴するラベルのカンブリヌスですが、1920年代には登場しています。
(公式HP(1920年記載)とハイネケンエスパニャHP(1926年)とで時代のズレあり)

ギネスブランドへの買収~ハイネケンブランドの1つとして

1990年ー1991年にかけてアイルランドのギネス社による買収で傘下となります。

 

ついで1999年にはオランダのハイネケンGrの傘下に。

 

”たった10年で2回”も大手企業に買収される形で翻弄されます。

 

現在は「ハイネケン・エスパーニャ」の1ブランドとして生産・出荷しています。

巨大資本のブランドに吸収される形をたどりましたが、今でもスペインを代表するビールブランドとして世界中に輸出され、ビールファンを楽しませてくれているクルスカンポ。

 

オズボーン兄弟が創業時に予見していた”ビールの未来と可能性”

 

いま私たちが世界中のビールブランドを手にして楽しんでいる姿を見たら、きっと”にんまり”するかもしれませんね。

ROCK
今回のエスペシアルは基幹ブランドなので、ぜひお試しあれ!

<Infomation>

<創業者>

ロベルト・オズボーン・ゲサラ
(Osborne Guezala, Roberto1871 年 4 月 15 日 – セビリア、1937 年 4 月 11 日)
弟のトマスJrもビール事業に参加

<創業年>

1904年

<ブランド名の由来>

醸造所の近くにあったキリスト教寺院「クルスデルカンポCruz del Campo」から命名

<沿革>

1871年 イングランドから移住した父:トマス 母:エンリケタの下、ロベルトが誕生

1904年 弟:トマス(Jr)といっしょに創業、クルスカンポの第1号ビールがリリース

1916年 弟:トマスJrが離脱(後年 ワイン会社を設立)

1937年 創業者のロベルトが逝去

1965年 スペインの同業者「ヘニンガー エスパニョーラ Henninger Española」醸造所を買収し、グループ会社へ
(ヘニンガー社は後述の買収騒動でブランドとして消滅したとされる)

1993年 英国・ギネス社がクルスカンポを買収、ギネスの親元:ディアジオのグループ化
 
2000年 オランダ・ハイネケン社がディアジオからクルスカンポを買収、以後現在に至る

 

詳しくは公式HPでチェック!

クルスカンポの限定品「グランリゼルヴァ」「クリスマスVer」などは本国で

クルスカンポは日本での販売において、今回のブランドしか取り扱いがありません。

 

ですが、本国のスペインでは貴重な限定モデルが多数存在します!

ラインナップ(一例)


CRUZCAMPO GRAN RESERVA 1904 (6.4% スペシャルビール)

Christmas Limited Edition

公式HP(スペイン語)

※参照画像:グランリゼルヴァ
 クリスマスVer

上記のブランド以外にも、レモンジュースを混ぜて作るビアカクテル「ラドラー」も!👇

※参照画像

ROCK
いずれも日本では見かけることがありませんが、スペインを訪れたら必ずチェックしたいものです!

 

クルスカンポのレビュー まとめ

こんな方におすすめ

  • スペインの大衆ビールに興味のあるひと
  • 麦系の甘さに心惹かれるひと
  • ブランデーの風味が口に合うひと

こんなシチュエーションで

  • 食後のお酒として
  • スペイン料理といっしょに
  • 一杯の満足感を求めるときに

スペインの大衆ビールブランドのなかでは個性的なコクと甘みを感じさせる「クルスカンポ」。

 

たまには定番のビールから一歩飛び出してスペインの大衆ブランドビールを味わってみてはいかがでしょうか?

 

至福の時間をぜひ。

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【レビュー】スペイン エストレーリャ ガリシア セルベサ エスペシアル:味の特徴とこんなひとにオススメ! https://foundbeer.online/estrella-galicia-especial-review Sat, 08 Oct 2022 07:56:15 +0000 https://foundbeer.online/?p=4251 Copyright © 2024 ファウンドビア! ビールで巡る世界旅行 All Rights Reserved.

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このビールはこんな感じ!

  • むっちりボディで甘味とボリューム感の強いブランド
  • 1杯に「満足感」を求めるひとにおススメ
  • 「爽快感のあるビール」を探しているひとにはNG
  • スペイン・ガリシア州の代表レギュラーブランド

Hola!(オラ!)

 

本日の一杯は情熱の国スペインから濃厚な「エストレーリャ・ガリシア セルベサ エスペシアル」をご紹介します。

 

スペインでは、アサヒ「スーパードライ」やキリン「ラガービール」なみにどこでも見かける大衆ブランドの1つ。

 

ROCK
麦由来のふっくらした甘味が存分に楽しめます!

 

 セルベサ エスペシアル 基本スペックとおススメできるひと

価格帯    

 ☆☆ 300〜500円レンジ

入手難易度

 ☆☆ 海外ビールに強いリカーショップで

アルコール度 

 5.5%

タイプ    

 ピルスナー

セルベサ エスペシアルの味わい

  • ねるねるねるねグレープの香り
  • 生食パンの生地をほうふつとさせる甘みとふっくら感むっちりむちむち
  • 苦みはやや控えめ、コクという深みは感じない

テイスト分布図

参考

数値について

▶あっさり:2.5 ☞適度な

▶コク  :2.0 ☞やや控えめ

▶苦み  :2.0 ☞やや控えめ

▶酸味  :1.5 ☞少し感じる程度

▶甘み  :3.0 ☞生食パンのような甘味

こんな方におすすめ

  • スペインの大衆ビールに興味のあるひと
  • 麦系の甘さに心惹かれるひと

こんなシチュエーションで

  • 食後のお酒として
  • スペイン料理といっしょに
  • 趣味の相棒に

ふくよかさとボリュームはスペインNo1!?【セルベサ エスペシアル】

ROCK
★マークがとても神秘的な雰囲気を見せてくれます

これまでスペインのビールといえば・・・👇

ビールとは思えない「柑橘系の香り」と「スーっと入る飲み口」で非常に評価の高い「イネディット」

【レビュー】スペイン イネディット:味の特徴とこんなひとにオススメ!

続きを見る

刺激的な炭酸の力強さとグイグイ飲んでいける気軽さがデイリー消費向けな「エストレージャ ダム」

【レビュー】スペイン エストレージャ ダム:味の特徴とこんなひとにオススメ!

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スペイン産メルツェンという希少性と洋酒に似た熟成感が楽しめる「ボルダム ダブルモルト」

【レビュー】スペイン ボルダム ダブルモルト:味の特徴とこんなひとにおススメ!

続きを見る

今回のブランドと同じ会社がリリースするプレミアムテイストの「レゼルヴァ・エスペシアル」

【レビュー】スペイン エストレーリャ ガリシア 1906 レゼルヴァ エスペシアル:味の特徴とこんなひとにオススメ

続きを見る

スペインのビールブランドも色々ありましたね
春田さん
ROCK
そうですね、全体的に比較飲みやすい作りとなっていました

今回ご紹介する「セルベサ エスペシアル」は一言で言うと「ボリューム感があってお腹いっぱいになる」Typeのビールでした。

 

グラスに注いだ時に感じるのは、グレープジュースの香り。

飲んでみると焼きたての食パンを口いっぱいに頬張りもきゅもきゅしている時の甘味といったところでしょうか。

 

ビールは元々「液体のパン」と呼ばれていた歴史があるため、このエスペシアルはまさに液体状のパンというテイストが強く感じられました。

 

いっぽうで、苦味やコクなどのアクセントについては、ひかえめな印象

 

デイリーでガバガバ飲んで食前食中酒として楽しむのであれば「エストレージャ ダム」の方が適切でしょう。

ROCK
ビールだけを楽しみたい!という好みに向いています

※そもそもビールの種類や原材料についてよく分からない!というひとにおススメの記事

【ビールの知識シリーズ①】ビールの種類は2つ覚えればOK!わかりやすく解説します!

続きを見る

【ビールの知識シリーズ②】原料・副原料のことを知ってビールをもっと楽しもう!

続きを見る

入手するには海外ビールに強いスーパー「YAOKO」かネット通販が手堅い

今回のボルダム ダブルモルトは管理人の近所にある「YAOKO」というスーパーで見つけました
エストレージャダムボルダムも置いてあるという無敵っぷり)

大型店舗だとビックカメラが運営している「ビック酒販」や「リカーマウンテン」「やまや」が候補に挙がってくるでしょう。

うちの近くにはお店が無い・・・!
青井くん

というひとは、ネットでお取り寄せしてみる方法で!

リカーマウンテンの店舗一覧はコチラ

 

やまやの店舗一覧はコチラ

 

ビック酒販の店舗一覧はコチラ

 

エストレージャ ガリシアの拠点:スペイン ガリシア州アコルーニャへ

日本からスペインは首都のマドリードで直行、そこからアコルーニャ空港へ乗り継ぐのが推奨です。

ROCK
およそ18~22時間ぐらいで着けます

アコルーニャはガリシア州第2の都市で人口は24万人ほど。

 

古くは古代ケルト人が貿易のために定住したのが始まりとされ、今でも海上貿易や工業が盛んな美しい街です。

アコルーニャの観光については👇

アコルーニャの観光名所

■ ぜひ立ち寄りたい

【ヘラクレスの塔】
【マリア・ピタ広場】
【フィニステレ水族館】

■ 歴史を感じるなら

【サン・アントン城】
【ア・コルーニャ人間科学館】

などなど・・・

アコルーニャを訪れるなら、ぜひ見ておきたいのが街の象徴になっている「ヘラクレスの塔」

 

2世紀に灯台として作られてから現在もその役目を果たし続けている立派な建造物です。

TIPS:スペインの基本情報

国名:エスパーニャ王国

首都:マドリード

言語:スペイン語

人口:約4700万人(2019年)

宗教:キリスト教

日本から直通便:マドリード

通貨:ユーロ(平均で1ユーロ=120円前後)

日本との時差:8時間ほど遅い(例:日本 10:00  西 2:00) 

エストレーリャ ガリシアを始め巨大Grとして運営されている【イホス デ リベラ社】

ビール醸造所である「エストレーリャ ガリシア」は現在「イホス デ リベラ社 Hijos de Rivera SL company」という巨大Grの中に入っています。

 

まずは「エストレーリャ ガリシア」を立ち上げた人物を見ていきましょう。

参照画像:Hijos de Rivera SLより

創業者の名は「ホセ マリア リベラ コラル José María Rivera Corral」

ガリシア州第2の都市ア・コルーニャ出身のマリア リベラはキューバとメキシコで移住生活を送っていましたが

 

1906年に故郷に戻り「ビールと氷」を生産するビール会社を立ち上げます。

ROCK
ビールの生産には温度を調整するための氷が不可欠でした

参照画像:Hijos de Rivera SLより

しかし、創業間もないころの「エストレーリャ ガリシア」はWWⅠ(第1次世界大戦)による経済危機という困難に遭遇しながら、なんとか経営を廻していく状況下。

 

厳しい環境の中でマリア リベラの息子である「ラモン リベラ」はドイツ・ハンブルクでのビール修行から帰国。

 

スペイン人で最初に「マスターブリュワー」の称号を取得し、父の事業に本格参入します。

参照画像:Hijos de Rivera SLより

ラモン リベラが1920年に工場の大規模なオートメーション化を実行。

 

従来のビール生産量からおよそ4倍に増強され、ビール市場へ攻勢に出ていきます。

参照画像:Hijos de Rivera SLより

会社の勢いが付いたのもつかの間、1936年に発生したスペイン内戦と続くWWⅡにより「エストレーリャ ガリシア」は止む無く事業を停止。

ROCK
非常に苦労をしてきた会社だと分かります

戦争終結後、事業を再開したエストレーリャ ガリシアはスペイン国内で上がり続けているビール需要に対応するため増産に注力。

参照画像:Hijos de Rivera SLより

1960年代には、新工場の設立・新ブランドのリリースなど勢力的な経営を行います。

 

現在のHijos de Rivera corporationは2011年に設立したGrですが、ビール事業だけでなくジュース・ワイン・リキュールなどのビバレッジ分野をまとめて運営・管理しています。

 

今や世界30か国以上へ展開している「エストレーリャ ガリシア」ブランド。

参照画像:Hijos de Rivera SLより

以前ご紹介した「1906 レゼルヴァ エスペシアル」は1993年にエストレーリャ ガリシアの創業年を祝したブランドとして出発しました。

 

後述する1906ブランドの第1号として特別な存在感を放っています。

ROCK
今回のエスペシアルは基幹ブランドなので、ぜひお試しあれ!

<Infomation>

<創業者>

・ ホセ・マリア・リベラ・コラル氏

<創業年>

・1906年  醸造所と製氷所2工場体制で経営開始

<沿革>

・1919年  工場の拡張工事をおこなう(生産能力・品質向上)

・1921年  2代目ラモン・リベラの代で「ボック」「ダブルボック」など新スタイルの販売を開始

・1968年  3代目の時代に当時の最新鋭設備を導入した新工場を新たに建設

・1980年 株式会社として上場

1993年 「1906シリーズ」という自社最高級ブランドシリーズのスタート

・2019年 MEGA: Estrella Galicia Museum という博物館がオープン(下記参照)

 

<エストレーリャ ガリシアの工場見学について>

営業日 :毎週 水~日

営業時間:11:00~20:00(最終入場18:00まで)

予算  :15€~(ガイド付きツアーで25€ 22年10月現在)

詳しくは公式HPでチェック!

1906シリーズの他展開はもちろん、Grとして多くのブランドを所有【Hijos de Rivera SL company】

エストレーリャ ガリシアを始めとする多くのブランドを抱えている「イホス デ リベラ社」

 

ここでは、今回ご紹介している1906シリーズと+αでラインナップを紹介します👇

ラインナップ

<1906シリーズ>
■ 1906 レッドヴィンテージ(8% ドッペルボック)

■ 1906 ブラッククーパージュ(7.2% デュンケルボック)

■ 1906 アイリッシュレッドエール(5.0% フュージョン)

※公式HP(スペイン語)

<エストレーリャ シリーズ>
■ エストレーリャ ガリシア (5.5% ピルスナー)

■ ラ エストレーリャ デ ガリシア(4.7% )

公式HP(スペイン語)

ROCK
もしも見かけることがあれば、迷わず買いましょう!

 

セルベサ エスペシアルのレビュー まとめ

こんな方におすすめ

  • スペインの大衆ビールに興味のあるひと
  • 麦系の甘さに心惹かれるひと

こんなシチュエーションで

  • 食後のお酒として
  • スペイン料理といっしょに
  • 趣味の相棒に

スペインの大衆ビールブランドで比べるとかなりの甘味を有している「セルベサ エスペシアル」。

 

たまには定番のビールから一歩飛び出してスペインの大衆ブランドビールを片手にサッカー観戦してみませんか?

 

至福の時間をぜひ。

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【レビュー】ドイツ フランツィスカーナー ヴァイス ドゥンケル:味の特徴とこんなひとにオススメ! https://foundbeer.online/franziskaner-hefe-weissbier-dunkel Fri, 19 Aug 2022 02:10:23 +0000 https://foundbeer.online/?p=3135 Copyright © 2024 ファウンドビア! ビールで巡る世界旅行 All Rights Reserved.

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このビールはこんな感じ!

  • 管理人が強くおススメするヴァイツェンの超古参ブランド!
  • すべてのビール好きや海外ビールの興味のあるひとへ
  • ドイツで14世紀前から作られるメーカーのクオリティをぜひ!

Guten Tag!(グーテン・ターク!)

 

本日の一杯はドイツのビール祭り「オクトーバーフェスト」に名を連ねる名門「フランツィスカーナー」から「ヴァイス ドゥンケル」をレビューします!

 

本来は明るい色のヴァイスビアですが、今回のドゥンケルVerはその名の通りダークな色合いの白ビール(白?)

 

ROCK
同ブランドのヴァイスビアと若干異なるテイストですが、こちらもおススメ!

 

フランツィスカーナー ヴァイス ドゥンケル 基本スペックとおススメできるひと

価格帯    

 ☆☆☆ 500円レンジ

入手難易度

 ☆☆ 海外ビールに強い量販店で入手可能

アルコール度 

 5.0%

タイプ    

 ダークヴァイツェン

フランツィスカーナー ヴァイス ドゥンケルの味わい

  • ヴァイツェンっぽい小麦の軽やかでふわっとした良い香り
  • ヴァイツェンテイストだがよりキレとサッパリ感が強めの印象
  • 特有のバナナ風味もやや抑え目
  • 代わりにレギュラーには無かったローストした香ばしさを感じる

テイスト分布図

参考

数値について

▶あっさり:4.0 ☞かなりあっさり

▶コク  :2.0 ☞やや控えめ

▶苦み  :1.5 ☞かなり控えめ

▶酸味  :1.0 ☞感じない

▶甘み  :1.5 ☞かなりひかえめ

こんな方におすすめ

  • ヴァイツェンが好きなひと
  • ヴァイツェンは好きだけど”クセの無い”味わいを探しているひと
  • 海外ビール初心者には強くおススメ
  • ヴァイツェンでもキレの良いスッキリしたテイストの方が好み

こんなシチュエーションで

  • ドイツ料理といっしょに
  • 魚介類の料理といっしょに
  • 美味しいドイツビールを飲みたい気分に

ダークも捨てがたい!ヴァイスビアと迷う素晴らしい旨さ!【フランツィスカーナー】

ROCK
どっちも美味しいと困りますよね

管理人は迷った挙句「両方買ったら、解決するじゃん!」と脳死レベルの購入をしたフランツィスカーナーブランド。

 

同じヴァイスビアですが、黒と白でしっかり差別化しているところはさすがの一言です。

ROCKさん、ドゥンケルって初めて聞いたんですがどんなビールなんですか?
春田さん
自分も「こんなビール」って説明できないですね
青井くん
ROCK
わかりました!では解説していきましょう!

参考

<ドゥンケル=ピルスナーと同じ下面発酵ビールの1つ>

ドゥンケルという単語はドイツ語(Dunkel)で「暗い」を指します。

発祥元であるドイツ南部(特にミュンヘン含むバイエルン地方)では中世のころに製造されていたビールが濃色だったため、このような呼び方であったとされています。


上記画像は参照としてミュンヘンの老舗醸造所[ホフブロイ Hofbrau]から

参照画像:日本ビール公式HPより

色が違うのはわかったんですが、どうしてこのような違いになるんですか?
春田さん
ROCK
そこには原料である①水②麦芽が大きく影響しています

ビールは生産するのに①麦芽②ホップ③水④酵母、4つの原料(たった4つとも)により成り立っています。

詳しくはコチラ

そのうち、例えばヴァイツェンで使用される麦芽は淡色(白っぽい)麦芽を使用

ドゥンケルや黒ビール(スタウトなど)に使用される麦芽は焦げたような黒い目の麦芽

これは、麦芽の生産上大麦の穂を水に浸して発芽させたあと、火を入れて乾燥させる作業で「火の当て方・温度・作業時間」で淡色↔濃色の麦芽を作り出します。

加えて語るとすれば、水もビールの味・色に大きく影響する要素

ROCK
ヨーロッパの硬水と日本の軟水で紅茶の濃淡が大きく違う話は聞いたことありませんか?

硬水で仕込んだビールは濃色、軟水で仕込むと明色のビールが作りやすいと言われています。

ビールの構成要素の9割は水分になるため、水が美味しいところで無いとビールが美味しく作られません

一般的に安定した味を生産し続けるため、引いてきた水をビール用に調整します(水を磨くという)

ROCK
特に大手ビール会社がロット毎に味わいがバラついてしまう訳にはいかない

ちなみに、ドゥンケルはヴァイツェンと違って酵母もラガー酵母(下面発酵)を用いていることも特徴の1つでしょう。

酵母についてコチラ

<ヴァイスのドゥンケルは黒い小麦ビールの意味>

さて、ドゥンケルという単語が「濃い色のビール」であることが理解できたところで、本題のヴァイスドゥンケルというビアスタイルについて。

ヴァイツェンって上面発酵ですよね?下面発酵のドゥンケルと割ってるんですか??
青井くん
ROCK
そんな感じもありでしょうが、正確には黒い色味のヴァイツェンという解釈です

ヴァイスドゥンケルはヴァイツェンと同じ上面発酵

つまりエール酵母で醸造しているビールのため、ヴァイツェンと違いはありません。

ただ、先ほどお伝えした原料の①麦芽に違いを見ることが出来ます。

ヴァイツェンとの違いは黒ビールに使われているようなローストした麦芽を使用している点

「ダークモルト」「チョコレートモルト」など種類がありますが、いずれもローストモルトというカテゴリーに属する麦芽です。

参照画像:The Malt Shop 公式HPより

こうしてみると、色がかなり違いますね・・・!
春田さん
ROCK
コーヒー豆の焙煎具合をイメージするとわかりやすいかも

ローストモルトは長く火入れをしているので、麦の風味が力強く感じられるケースが多いです。

今回のフランツィスカーナーが提案するヴァイスドゥンケルは通常のヴァイツェンよりもキレのあるテイストが特長。

ヴァイツェンの最大の特長である「パンやバナナの香り」は若干ひかえめな傾向です。

 

その代わり、ローストした麦芽が持つ「ロースト香」が感じられるような作りになっていて、ヴァイツェンなのに深みを持つテイストに仕上がっています。

ROCK
ヴァイツェンよりも、男性的な側面があるといえます

ヴァイツェンが好きだけど、まったりし過ぎてちょっと・・・。

 

そんなひとには、ヴァイスドゥンケルの方がハマる可能性があるでしょう。

ROCK
管理人のように、両方買って比較して楽しむのもアリですよ!

 

アンハイザーブッシュの日本法人:インベブ ジャパンで展開中

アンハイザーブッシュインベブ(略:ABインベブ)は世界で最も規模の大きい酒類製造会社

 

世界50か国以上に生産拠点、総従業員数18万人という巨人企業は、ベルギーのルーヴェンという都市に拠点を置いています。

ROCK
詳細はステラアルトワの時に解説しているので、こちらもぜひ!
【レビュー】ベルギー ステラ アルトワ:味の特徴とこんなひとにオススメ!

続きを見る

その世界企業が日本でも自社が抱える数々のブランドを展開するため、2015年に日本法人を置きました。

今回はフランツィスカーナーをご紹介していますが、ABインベブ社が抱えるブランドとしては当サイトで

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代表ブランドの「バドワイザー」や

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超有名なベルギービールブランド「ヒューガルデン」に

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パーティでの御用達ブランド「コロナ エクストラ」など。

 

ABインベブ社が抱えるブランドはどれも超有名どころなので、みなさんも一度は見たことがあるはず。

ROCK
日本の大手ビールに近い価格で販売されているのも大企業なせる技でしょう!

インベブジャパンHPはコチラ

フランツィスカーナーの製造元:ドイツ・ミュンヘン

日本から直行便【ANAやルフトハンザ】でおよそ12時間。

 

南ドイツの観光都市「ミュンヘン」に到着です!

ミュンヘンはドイツの中では【ベルリン・ハンブルク】に次いで第3位の大都市。

 

12世紀後半から塩の交易から貨幣鋳造、市場の町として創建されバイエルン地方の君主ヴィッテルスバッハ家が統治

 

16世紀には、キリスト教の対抗宗教改革やイタリアから波状したドイツルネサンス芸術の中心になるなど、今日まで深く厚い歴史を重ねてきたミュンヘン。

そんなミュンヘンは観光スポットが多すぎてすべてを回るのが大変・・・。

 

今回は、ROCK的に抑えておきたいスポットを紹介します👇

 

ミュンヘンの観光名所

■ 定番ですが抑えておきたい

【マリエン広場】
【ミュンヘン・レジデンツ】
【聖ペーター教会】

歴史を学ぶ
【ドイツ博物館】
【ダッハウ強制収容所】
【ホーフガルテン】
【ドイツ狩猟漁猟博物館】
【BMW博物館】

■ やっぱり外せない!ビアハウス

【シュナイダー・ブロイハウス】
【ホフブロイハウス】

博物館の豊富さは圧巻のひと言!

ROCK
外車好きならBMW博物館は行ってみたい・・・!

 

ゆっくりじっくり見て回る場合は1日では難しいです。

 

ミュンヘン観光はできれば2-3日滞在予定を組んで、街歩き+観光+ビールで存分に楽しんでみましょう!

 

ビールファンとしては以下の2つ挙げるビアホールにはぜひとも足を運んでみて欲しいところ👇

メモ

ホフブロイハウス     (16世紀から続く超老舗のビアホール)

■ シュナイダーブロイハウス (ホフブロイハウスと双璧をなすビアホール)

TIPS:ドイツの基本情報

国名:ドイツ連邦共和国

首都:ベルリン

言語:ドイツ語

人口:約8,300万人(2019年)

宗教:キリスト教(カトリックとプロテスタント半々といわれる)

日本から直通便:フランクフルト、ミュンヘン、デュッセルドルフが結んでいる

通貨:ユーロ€(1€=平均120円前後)

日本との時差:8時間差(日本が12時なら独が明け方4時~)

なんと14世紀までさかのぼる!超老舗の【Franziskaner-Brauerei】

ドイツのブルワリーはさすがと言って良いほど、何百年も歴史を重ねているところが多いです。

 

今回のフランツィスカーナーも1363年に歴史上、言及されているというからおどろきの一言。


※後醍醐天皇

参照画像:Wikipediaより

日本だと後醍醐天皇で有名な南北朝時代までさかのぼります(!)


※カール4世

参照画像:Wikipediaより

14世紀のドイツは神聖ローマ帝国として、カール4世の治世。

 

ミュンヘンの”とある醸造所”はエリア内で最古の民間醸造所として設立されました。

 

立地は、居住区にありローマ=カトリックの一派である「フランシス会」の収める修道院が向かいにありました。

 

そのため、この”とある醸造所”について「Bräustatt bei den Franziskanern(フランシス会と醸造所)」という旨の言及がなされていたのがきっかけでフランツィスカーナー醸造所の由来に。

参照画像:公式HPより

なお、言及したのは醸造家の「Seidel Vaterstetter(ザイデル ファーターシュテッター)」氏で、設立者と言われています。

そばに修道院があったのがきっかけで呼ばれるようになったんですね
春田さん
ROCK
調べるまでは修道院が醸造するトラピストビールのイメージでした(笑)

そんなフランシス会と関係あるようで直接の関係が無いフランツィスカーナーですが、その後約500年後の1841年まで詳細な歴史が語られておらず、かなりの時間が飛びます。

なにがあったんでしょうね・・・?
青井くん

参照画像:公式HPより

公式HP上だと、次に語られているのは1841年に郊外へ工場を移転したという内容になりますが、19世紀で大きな転換点となった出来事は1861年でしょう。

1861年に、同じくミュンヘンで創業していたシュパーテン醸造所(創業年1397年の超老舗)のオーナー「ヨーゼフ・セドルマイヤー氏Joseph Sedlmayr」がフランツィスカーナーの所有権を取得、双方の醸造所を所有する経営者となります。

ROCK
のちの合併につながる大きな出来事です


ヨーゼフ・セドルマイヤー氏

参照画像:公式HPより

1872年にはミュンヘンで開催されるビールの盛典「オクトーバーフェスト」でフランツィスカーナーのビールが初めて提供されるという快挙がありました。

参照画像:公式HPより

この時に提供されたのが、オクトーバーフェストの公式ビアスタイルとされる「メルツェン」。

 

メルツェンというビアスタイルは現在のような一年中温度管理ができる設備を有していなかった時代に、春先でビールを仕込んで秋に開栓して飲むことを想定したスタイル。

ROCK
夏は痛みと衛生上の問題からビール造りに不向きだったためです

メルツェン自体のテイストについては、クッキー感のある甘味強めのビールになります。

 

違うブランドで紹介していますので、気になる方はこちらもチェック👇

【レビュー】アメリカ シエラネバダ オクトーバーフェスト 2021:味の特徴とこんなひとにオススメ!

続きを見る

参照画像:Wikipediaより

時は20世紀にはいると、ヨーロッパでは第一次世界大戦(WWⅠ)によりドイツでは大きな転換点を迎えることになります。

参照画像:公式HPより

フランツィスカーナー醸造所とシュパーテン醸造所が1922年に合併することで「シュパーテン・フランツィスカーナー」という名称に変わります。
※(正確には、もう1つオーナーが所有していた「ライスト醸造所Leist-Brauerei」が名称の後ろにつきます)

ROCK
WWⅠ後で苦境に立たされるドイツ経済から事業継続させる手段だったと言われています
戦争による影響は計り知れないですね・・・
青井くん

戦後のシュパーテン醸造所との合併はフランツィスカーナーにとって非常に大きな出来事でしたが、この時代にもう1つ大きな出来事がありました。

 

それは、現在も使用されているフランツィスカーナーブランドを印象付けるラベルデザインのこと。

参照画像:公式HPより

キリスト教の一派である「フランシス会」が創業地のそばにあったことで社名になった歴史から、1935年に現在の修道士イメージを模したラベルデザインになりました。

 

ひと目で印象付けるこの修道士の絶妙な表情と仕草を描いたのは、当時ポスター広告で有名なアーティスト「ルートヴィヒ・ホールヴァイン氏」の作品。

ROCK
ほかの作品も非常にキャッチーでオシャレなデザインです

詳しくはコチラ(海外サイト)

会社はシュパーテン醸造所と合併して規模が大きくなり、著名なアーティストによるブランドデザインもセンス抜群。

 

そんな流れのなかで、フランツィスカーナーの代表作であるヘフェヴァイスは1964年に「シュパーテン・シャンパグナー・ヴァイスビア」という名称から販売をスタートさせました。

参照画像:公式HPより

現在の「ヘフェヴァイス」という名称には10年後の1974年に変わっていますが、そのクオリティはドイツ国内のみならず全世界への輸出に至るまで評価されていきました。

ROCK
混ぜ物の一切無い「純粋令」に沿って作られた本格ドイツビールだからこそ

そしてフランツィスカーナーは、2009年に世界的超大手企業「アンハイザー・ブッシュ・インベブ社(ABインベブ)」の傘下に入ったことで現在の運営形態となります。

ROCK
ざっくりとまとめると、こんな感じです

調べてみて思ったのがフランツィスカーナーはかなり古いメーカーなんですが、どうしても空白の期間が長すぎて(1400年代~1800年代)

 

どんな歴史を歩んできたのかを知りたいと感じました(公式やWikiにも記載無し)

 

この辺りはもしかしたら、現地の工場見学で真相が聞けるのかもしれません。

ROCK
ミュンヘンのメーカーを巡る旅に出かけたいものです

まとめると

<創業者>

・ザイデル ファーターシュテッター氏(醸造家 言及した人物

<創業年>

きっかけ   13世紀のミュンヘンでザイデル氏が「フランシス会修道院向かいの醸造所」と言及した記録

 

 歴史は飛び・・・・

 

・1841年  工場をミュンヘン東部郊外のLilienberg(リリエンベルグ)に移転

・1861年  ミュンヘンにある醸造所「シュパーテン Spaten」に買収される
(シュパーテン醸造所 経営者 ヨーゼフ・セドルマイヤー氏(当時))

・1872年  ミュンヘン「オクトーバーフェスト」で初めて提供する

・1922年 シュパーテン醸造所との統合により「シュパーテン-フランツィスカーナー」に

1935年 現在のフランシス会修道士をイメージさせるラベルデザインの確立

・1964年 現在のヘフェヴァイスを初めて販売、以後世界中へ輸出されるほどの人気に

・2005年 インベブ社へ買収される(2009年のABインベブ社の際に引き継がれる)

▶小ネタ ABインベブ社の所有するレーベンブロイも同じ工場で生産👇

ブランドとして:各種こだわりのブランドを提供中

非常に歴史の長いフランツィスカーナーでは、現在以下のラインナップを提供しています👇

ラインナップ(一部)

◆ヘフェヴァイス(5%)
※フランツィスカーナーを代表する酵母入り白ビール

◆ロイヤル(6%)
※モルト感とキャラメルを感じさせる特別なヴァイツェン

◆クリスタル ヴァイス(5%)
※フィルターを通すことでクリアーでのど越しの良い白ビール

公式HPはこちら

 

フランツィスカーナー ヴァイスドゥンケルのレビュー まとめ

こんな方におすすめ

  • ヴァイツェンが好きなひと
  • ヴァイツェンは好きだけど”クセの無い”味わいを探しているひと
  • 海外ビール初心者には強くおススメ
  • ヴァイツェンでもキレの良いスッキリしたテイストの方が好み

こんなシチュエーションで

  • ドイツ料理といっしょに
  • 魚介類の料理といっしょに
  • 美味しいドイツビールを飲みたい気分に

フランシスコ会修道士の姿が描かれた深い歴史を持つ「フランツィスカーナー ヴァイスドゥンケル」。

 

たまには定番のビールから一歩飛び出してドイツの伝統ビールを楽しんでみませんか?

 

至福の時間をぜひ。

 

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【レビュー】ドイツ フランツィスカーナー ヘフェヴァイス:味の特徴とこんなひとにオススメ! https://foundbeer.online/franziskaner-weisbier-germany Thu, 18 Aug 2022 11:40:55 +0000 https://foundbeer.online/?p=1938 Copyright © 2024 ファウンドビア! ビールで巡る世界旅行 All Rights Reserved.

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このビールはこんな感じ!

  • 管理人が強くおススメするヴァイツェンの超古参ブランド!
  • すべてのビール好きや海外ビールの興味のあるひとへ
  • ドイツで14世紀前から作られるメーカーのクオリティをぜひ!

Guten Tag!(グーテン・ターク!)

 

本日の一杯はドイツのビール祭り「オクトーバーフェスト」に名を連ねる名門「フランツィスカーナー」から「ヴァイツェン」をレビューします!

 

日本で手に入るドイツビールの中で、非常に美味しく値段も手ごろという非の打ち所がないブランド

 

ROCK
これが伝統的なメーカーのヴァイツェン!と感動するレベルの美味さ

 

フランツィスカーナー ヘフェヴァイス 基本スペックとおススメできるひと

価格帯    

 ☆☆☆ 500円レンジ

入手難易度

 ☆☆ 海外ビールに強い量販店で入手可能

アルコール度 

 5.0%

タイプ    

 ヴァイツェン

フランツィスカーナー ヘフェヴァイスの味わい

  • パンのふわっとした香りとともにバナナが香る
  • 全体的にかなりすっきりして苦みは感じずバナナの風味も控えめ
  • 酵母のまろやかさが飲み終わりに残る
  • ヴァイツェンブランドではスッキリしていて非常に飲みやすい

テイスト分布図

参考

数値について

▶あっさり:3.5 ☞かなりあっさり

▶コク  :2.0 ☞やや控えめ

▶苦み  :1.5 ☞かなり控えめ

▶酸味  :1.0 ☞感じない

▶甘み  :2.0 ☞適度な甘み

こんな方におすすめ

  • ヴァイツェンが好きなひと
  • ヴァイツェンは好きだけど”クセの無い”味わいを探しているひと
  • 海外ビール初心者には強くおススメ

こんなシチュエーションで

  • ドイツ料理といっしょに
  • 魚介類の料理といっしょに
  • 美味しいドイツビールを飲みたい気分に

旨さと飲みやすさの両立!毎日浴びるほど飲みたい白ビール!【フランツィスカーナー】

ROCK
リクエストの多いブランドを解説します!

パッケージデザインからして「ただものでは無い」(?)のオーラを纏っているドイツブランド。

 

「フランツィスカーナー」から代表ブランドの「ヘフェヴァイス」を紹介です。

ROCKさん、商品名が「ヘフェヴァイス」となってますが通常のヴァイツェンとは違うんですか??
春田さん
ROCK
では、そのあたりを解説してみましょう!

ヘフェヴァイスってなに?

<酵母入りのヴァイツェンのこと>

ビールを構成する要素としてこれまで紹介してきた「酵母」。

ビールの製法において「水・麦芽・ホップ・酵母」の4つでビールが出来ています。

【ビールの知識シリーズ②】原料・副原料のことを知ってビールをもっと楽しもう!

続きを見る

麦汁が酵母の発酵によってビールが出来るんですよね
春田さん
ROCK
そうです、パンやお味噌なんかの発酵と同じです

製品の名前に書いてある「ヘフェ(独:Hefe)」はドイツ語で「酵母」という意味。

つまるところ、酵母がビールの中に残ったままの白ビール(ヴァイツェン)ですよ!ということになります。

ROCK
メーカーによっては、瓶の底に「おり」と呼ばれる酵母の沈殿が見れることも

<発祥は南ドイツ「バイエルン州」から>

南ドイツのバイエルン州で作られ続けている白ビール「ヴァイツェン」。

バイエルンのビールといえば、1516年にビール純粋令を発布したバイエルン公ヴィルヘルム4世によって混ぜ物の無いクリアで上質なビールを作ることが義務づけられました。

そんなバイエルンですが、特例措置として一般大衆(低所得者の方向性)向けビールには小麦を多く使用したビール製造を許可したと言われています(一説)

ROCK
この内容、バイエルン公の領土で栽培される小麦に対して適用したとか

意図は不明ですが、自分の領土に対して都合の良い内容を盛り込んだのかもしれません。

通常の大麦(主に二条大麦)を使用するビールと違って、小麦メインで仕込んだビールは淡い色合いと滑らかな口当たりが現れます。

この淡さがのちにバイエルン地方の名物「白ビール」として認知されていくようになりました。

<液面の透明性はビールの成分によって影響される>

ヴァイツェンは一般的に液面が濁ったタイプのビール。

通常、ビールづくりにおいては液面が濁っていることを良しとしないのですが(例:居酒屋で出されたビールが濁っているとしたら=サーバーなどの汚れや0℃近くで長期保管すると発生する可能性がある)

世界中で愛されているIPAや今回のヴァイツェンのような一部のビアスタイルには、濁ることが通常とされているものもあります。

そういうスタイルがあるのはわかりましたが、でもどうして濁っているんでしょうか?
青井くん
ROCK
それはそのビールに含まれている「麦芽のタンパク質」や「ホップのポリフェノール」量が影響しています

IPAでいえば、ドライホッピングという本来麦汁の煮沸中に添加するホップを発酵/熟成中に添加することでホップ本来の香りを強く抽出する方法。

ドライホッピングをすることで、ホップに含まれるポリフェノール量も多くなり濁った液面が出るとされています。

ROCK
それにIPAは大量のホップを使用するので濁りのあるビールが出来やすいとも

対して、今回ご紹介しているヘフェヴァイツェンの場合、生産に使用されている麦に小麦が多く使われていることが大きな要因です。

ヴァイツェンの定義として「麦芽原料のうち50%以上は小麦を使用する」ことが規定されています。

通常、ビールづくりで使われているのは大麦麦芽。

大麦は粒が大きめで加工しやすいことから紀元前よりビールの主原料として使われ続けています。

小麦を使用した場合、大麦よりもタンパク質含有量が多いため、大麦では出せないまったりとしたまろやかな口当たりや味わいと泡立ちの良いビールが楽しめます。

ビールの液面には私たちがよく飲む「ピルスナー」よりもたくさんのタンパク質(小麦由来)の存在で濁り(+とろみ)が発生しているのです。

小麦が材料であることと、酵母もですよね??
春田さん
ROCK
そうです、原料の1つである酵母が残ったままのビールは濁る傾向があります

大手のビール会社(日本だと、キリンやアサヒなど)が提供するビールは出来上がったビールにフィルターを通して液体中の酵母や不純物を取り除いてから、缶や瓶に充填します。

昔の加熱処理ビール(クラシックラガーや赤星・アサヒスタウト)と違い、火を通さないので「生ビール」という表記になっています。

酵母はその性質から温度帯の変化によって、発酵活動をおこないます(ラガー・エール酵母によって温度帯は異なる)

よく日本のクラフトビール(私のブランドもそうですが・・・)では「要冷蔵」をうたったビールも少なくありません。

それは、ビールの発酵で使用された酵母がそのまま入った状態になっているから。

無濾過ビールとも呼ばれますが、生きた酵母が残っているため、酵母の活動温度帯(エール系ビールなら20℃前後)で保管してしまうと当然発酵がさらに促されます。

過剰に発酵したビールは私たちのような設計者のレシピからなる「味わい」からズレたテイストになってしまうため、酵母が活性化しないように冷蔵庫での保管を御願いしてるのです。

過発酵したからと言って飲めないわけではない=美味しいとも限らない・・・
ROCK

さて、ヴァイツェンについて解説が非常に長くなってしまいました・・・。

本題に戻りますが、今回のレビュー対象である「フランツィスカーナー」のヘフェヴァイス。

 

創業600年の老舗が作り続けているだけあって完璧に完成されたテイストと言わざるを得ません。

 

多くのビールメーカーがヴァイツェンをリリースしていますが、それぞれ「酸味が強い」「甘味が強い」「口当たりがもっさり」など、どこかの点が強調されたブランドが非常に多いです。

 

その中で南ドイツのブランド、特にフランツィスカーナーが出すヴァイツェンはすべてのバランスが神がかっていると言って良いでしょう。

開栓してグラスに注いだときに香ってくる「バナナ」「焼きたてのパン」の香り。

 

これだけで心がときめいてしまいます。

 

香りに反して、全体的な感想は「ヴァイツェンのタイプで癖が無くスッキリして本当に飲みやすい」につきます。

甘味と酸味が控え目で、苦味はヴァイツェンらしく感じることが無いので女性にも非常に飲みやすい。

男性にとっても、暑い夏の季節にグイっとがぶがぶ飲んでも違和感を感じないほど整っています。

ROCK
個人的に、このヴァイツェンはがぶがぶ飲むのはもったいない(笑)

ヴァイツェンはその口当たりと味わいゆえに一杯飲めば・・・なんですが、このブランドは何杯でもイケてしまうぐらいにうまい!

 

管理人的な意見ですが、ヴァイツェン初心者の方はまずほかのブランドで試してみてから、このフランツィスカーナーを飲んでみることをお勧めします。

ROCK
ほかのブランドと比較してこの完成度を感じてみてください♪

アンハイザーブッシュの日本法人:インベブ ジャパンで展開中

アンハイザーブッシュインベブ(略:ABインベブ)は世界で最も規模の大きい酒類製造会社

 

世界50か国以上に生産拠点、総従業員数18万人という巨人企業は、ベルギーのルーヴェンという都市に拠点を置いています。

ROCK
詳細はステラアルトワの時に解説しているので、こちらもぜひ!
【レビュー】ベルギー ステラ アルトワ:味の特徴とこんなひとにオススメ!

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その世界企業が日本でも自社が抱える数々のブランドを展開するため、2015年に日本法人を置きました。

今回はフランツィスカーナーをご紹介していますが、ABインベブ社が抱えるブランドとしては当サイトで

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代表ブランドの「バドワイザー」や

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超有名なベルギービールブランド「ヒューガルデン」に

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パーティでの御用達ブランド「コロナ エクストラ」など。

 

ABインベブ社が抱えるブランドはどれも超有名どころなので、みなさんも一度は見たことがあるはず。

ROCK
日本の大手ビールに近い価格で販売されているのも大企業なせる技でしょう!

インベブジャパンHPはコチラ

フランチスカーナーの製造元:ドイツ・ミュンヘン

日本から直行便【ANAやルフトハンザ】でおよそ12時間。

 

南ドイツの観光都市「ミュンヘン」に到着です!

ミュンヘンはドイツの中では【ベルリン・ハンブルク】に次いで第3位の大都市。

 

12世紀後半から塩の交易から貨幣鋳造、市場の町として創建されバイエルン地方の君主ヴィッテルスバッハ家が統治

 

16世紀には、キリスト教の対抗宗教改革やイタリアから波状したドイツルネサンス芸術の中心になるなど、今日まで深く厚い歴史を重ねてきたミュンヘン。

そんなミュンヘンは観光スポットが多すぎてすべてを回るのが大変・・・。

 

今回は、ROCK的に抑えておきたいスポットを紹介します👇

 

ミュンヘンの観光名所

■ 定番ですが抑えておきたい

【マリエン広場】
【ミュンヘン・レジデンツ】
【聖ペーター教会】

歴史を学ぶ
【ドイツ博物館】
【ダッハウ強制収容所】
【ホーフガルテン】
【ドイツ狩猟漁猟博物館】
【BMW博物館】

■ やっぱり外せない!ビアハウス

【シュナイダー・ブロイハウス】
【ホフブロイハウス】

博物館の豊富さは圧巻のひと言!

ROCK
外車好きならBMW博物館は行ってみたい・・・!

 

ゆっくりじっくり見て回る場合は1日では難しいです。

 

ミュンヘン観光はできれば2-3日滞在予定を組んで、街歩き+観光+ビールで存分に楽しんでみましょう!

 

ビールファンとしては以下の2つ挙げるビアホールにはぜひとも足を運んでみて欲しいところ👇

メモ

ホフブロイハウス     (16世紀から続く超老舗のビアホール)

■ シュナイダーブロイハウス (ホフブロイハウスと双璧をなすビアホール)

TIPS:ドイツの基本情報

国名:ドイツ連邦共和国

首都:ベルリン

言語:ドイツ語

人口:約8,300万人(2019年)

宗教:キリスト教(カトリックとプロテスタント半々といわれる)

日本から直通便:フランクフルト、ミュンヘン、デュッセルドルフが結んでいる

通貨:ユーロ€(1€=平均120円前後)

日本との時差:8時間差(日本が12時なら独が明け方4時~)

なんと14世紀までさかのぼる!超老舗の【Franziskaner-Brauerei】

ドイツのブルワリーはさすがと言って良いほど、何百年も歴史を重ねているところが多いです。

 

今回のフランツィスカーナーも1363年に歴史上、言及されているというからおどろきの一言。


※後醍醐天皇

参照画像:Wikipediaより

日本だと後醍醐天皇で有名な南北朝時代までさかのぼります(!)


※カール4世

参照画像:Wikipediaより

14世紀のドイツは神聖ローマ帝国として、カール4世の治世。

 

ミュンヘンの”とある醸造所”はエリア内で最古の民間醸造所として設立されました。

 

立地は、居住区にありローマ=カトリックの一派である「フランシス会」の収める修道院が向かいにありました。

 

そのため、この”とある醸造所”について「Bräustatt bei den Franziskanern(フランシス会そばの醸造所)」という旨の言及がなされていたのがきっかけでフランツィスカーナー醸造所の由来に。

参照画像:公式HPより

なお、言及したのは醸造家の「Seidel Vaterstetter(ザイデル ファーターシュテッター)」氏で、設立者と言われています。

そばに修道院があったのがきっかけで呼ばれるようになったんですね
春田さん
ROCK
調べるまでは修道院が醸造するトラピストビールのイメージでした(笑)

そんなフランシス会と関係あるようで直接の関係が無いフランツィスカーナーですが、その後約500年後の1841年まで詳細な歴史が語られておらず、かなりの時間が飛びます。

なにがあったんでしょうね・・・?
青井くん

参照画像:公式HPより

公式HP上だと、次に語られているのは1841年に郊外へ工場を移転したという内容になりますが、19世紀で大きな転換点となった出来事は1861年でしょう。

1861年に、同じくミュンヘンで創業していたシュパーテン醸造所(創業年1397年の超老舗)のオーナー「ヨーゼフ・セドルマイヤー氏Joseph Sedlmayr」がフランツィスカーナーの所有権を取得、双方の醸造所を所有する経営者となります。

ROCK
のちの合併につながる大きな出来事です


ヨーゼフ・セドルマイヤー氏

参照画像:公式HPより

1872年にはミュンヘンで開催されるビールの盛典「オクトーバーフェスト」でフランツィスカーナーのビールが初めて提供されるという快挙がありました。

参照画像:公式HPより

この時に提供されたのが、オクトーバーフェストの公式ビアスタイルとされる「メルツェン」。

 

メルツェンというビアスタイルは現在のような一年中温度管理ができる設備を有していなかった時代に、春先でビールを仕込んで秋に開栓して飲むことを想定したスタイル。

ROCK
夏は痛みと衛生上の問題からビール造りに不向きだったためです

メルツェン自体のテイストについては、クッキー感のある甘味強めのビールになります。

 

違うブランドで紹介していますので、気になる方はこちらもチェック👇

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参照画像:Wikipediaより

時は20世紀にはいると、ヨーロッパでは第一次世界大戦(WWⅠ)によりドイツでは大きな転換点を迎えることになります。

参照画像:公式HPより

フランツィスカーナー醸造所とシュパーテン醸造所が1922年に合併することで「シュパーテン・フランツィスカーナー」という名称に変わります。
※(正確には、もう1つオーナーが所有していた「ライスト醸造所Leist-Brauerei」が名称の後ろにつきます)

ROCK
WWⅠ後で苦境に立たされるドイツ経済から事業継続させる手段だったと言われています
戦争による影響は計り知れないですね・・・
青井くん

戦後のシュパーテン醸造所との合併はフランツィスカーナーにとって非常に大きな出来事でしたが、この時代にもう1つ大きな出来事がありました。

 

それは、現在も使用されているフランツィスカーナーブランドを印象付けるラベルデザインのこと。

参照画像:公式HPより

キリスト教の一派である「フランシス会」が創業地のそばにあったことで社名になった歴史から、1935年に現在の修道士イメージを模したラベルデザインになりました。

 

ひと目で印象付けるこの修道士の絶妙な表情と仕草を描いたのは、当時ポスター広告で有名なアーティスト「ルートヴィヒ・ホールヴァイン氏」の作品。

ROCK
ほかの作品も非常にキャッチーでオシャレなデザインです

詳しくはコチラ(海外サイト)

会社はシュパーテン醸造所と合併して規模が大きくなり、著名なアーティストによるブランドデザインもセンス抜群。

 

そんな流れのなかで、フランツィスカーナーの代表作であるヘフェヴァイスは1964年に「シュパーテン・シャンパグナー・ヴァイスビア」という名称から販売をスタートさせました。

参照画像:公式HPより

現在の「ヘフェヴァイス」という名称には10年後の1974年に変わっていますが、そのクオリティはドイツ国内のみならず全世界への輸出に至るまで評価されていきました。

ROCK
混ぜ物の一切無い「純粋令」に沿って作られた本格ドイツビールだからこそ

そしてフランツィスカーナーは、2009年に世界的超大手企業「アンハイザー・ブッシュ・インベブ社(ABインベブ)」の傘下に入ったことで現在の運営形態となります。

ROCK
ざっくりとまとめると、こんな感じです

調べてみて思ったのがフランツィスカーナーはかなり古いメーカーなんですが、どうしても空白の期間が長すぎて(1400年代~1800年代)

 

どんな歴史を歩んできたのかを知りたいと感じました(公式やWikiにも記載無し)

 

この辺りはもしかしたら、現地の工場見学で真相が聞けるのかもしれません。

ROCK
ミュンヘンのメーカーを巡る旅に出かけたいものです

まとめると

<創業者>

・ザイデル ファーターシュテッター氏(醸造家 言及した人物

<創業年>

きっかけ   13世紀のミュンヘンでザイデル氏が「フランシス会修道院向かいの醸造所」と言及した記録

 

 歴史は飛び・・・・

 

・1841年  工場をミュンヘン東部郊外のLilienberg(リリエンベルグ)に移転

・1861年  ミュンヘンにある醸造所「シュパーテン Spaten」に買収される
(シュパーテン醸造所 経営者 ヨーゼフ・セドルマイヤー氏(当時))

・1872年  ミュンヘン「オクトーバーフェスト」で初めて提供する

・1922年 シュパーテン醸造所との統合により「シュパーテン-フランツィスカーナー」に

1935年 現在のフランシス会修道士をイメージさせるラベルデザインの確立

・1964年 現在のヘフェヴァイスを初めて販売、以後世界中へ輸出されるほどの人気に

・2005年 インベブ社へ買収される(2009年のABインベブ社の際に引き継がれる)

▶小ネタ ABインベブ社の所有するレーベンブロイも同じ工場で生産👇

ブランドとして:各種こだわりのブランドを提供中

非常に歴史の長いフランツィスカーナーでは、現在以下のラインナップを提供しています👇

ラインナップ(一部)

◆ドゥンケル(5%)
※ローストしたモルトからチョコの風味を感じるダークヴァイツェン

◆ロイヤル(6%)
※モルト感とキャラメルを感じさせる特別なヴァイツェン

◆クリスタル ヴァイス(5%)
※フィルターを通すことでクリアーでのど越しの良い白ビール

公式HPはこちら

 

 

フランツィスカーナー ヘフェヴァイスのレビュー まとめ

こんな方におすすめ

  • ヴァイツェンが好きなひと
  • ヴァイツェンは好きだけど”クセの無い”味わいを探しているひと
  • 海外ビール初心者には強くおススメ

こんなシチュエーションで

  • ドイツ料理といっしょに
  • 魚介類の料理といっしょに
  • 美味しいドイツビールを飲みたい気分に

フランシスコ会修道士の姿が描かれた深い歴史を持つ「フランツィスカーナー ヘフェヴァイス」。

 

たまには定番のビールから一歩飛び出してドイツの伝統ビールを楽しんでみませんか?

 

至福の時間をぜひ。

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【レビュー】アメリカ グースIPA:味の特徴とこんなひとにオススメ! https://foundbeer.online/america-gooseipa-review Thu, 05 May 2022 07:19:57 +0000 https://foundbeer.online/?p=3711 Copyright © 2024 ファウンドビア! ビールで巡る世界旅行 All Rights Reserved.

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このビールはこんな感じ!

・IPAという骨組みに「ほどよい酸味と甘み」が肉付けされた万人におススメするIPA

IPAを初めて飲むひとには特におススメ!

・特徴的、刺激的な味わいが欲しいひとには物足りない?

・グースアイランドの顔と呼べるフラッグシップモデル!

Hello!

 

本日の一杯はアメリカの「グースアイランド ビールカンパニー 」から「グースIPA」をご紹介します。

 

世界的大企業「アンハイザーブッシュインベブ」の傘下に入っているグースアイランド。

 

強力な販売網のおかげで、私たちの近所の食料品店やコンビニで見かけることが多くなりました。

どんな味なんだろう・・・??
春田さん

という方は、ぜひ本記事を参考に購入の検討を!

ROCK
入手しやすくて美味しいIPAに該当するブランドです!

グースIPA 基本スペックとおススメできるひと

※上記写真はリニューアルパッケージ前を購入して撮影

参照画像:グースアイランド HPより

▶:リニューアルしたパッケージ(現行品)

価格帯    

 ☆☆ 300-400円レンジ

入手難易度

 ☆       スーパーやコンビニでも見かける

アルコール度 

 6.0%

タイプ    

 IPA(インディア・ペールエール)

グース IPAの味わい

  • ホップのフレッシュな植物の香り+甘酸っぱさ+エステル香
  • 純度の高い正統派IPAで透明感がある、すべてが良くまとまっている
  • 炭酸の適度な刺激とホップの痛快な苦み、終わりごろに麦汁の甘味
  • 終始エステル香を感じさせる
  • 全体的に透明感がありつつボリュームがあるので満足感高し

テイスト分布図

参考

<数値について>

▶あっさり:3.0 ☞ややとろみ

▶コク  :3.0 ☞やや濃いめ

▶苦み  :5.0 ☞非常に苦い

▶酸味  :2.5 ☞適度に主張

▶甘み  :3.0 ☞ややこってり甘い

こんな方におすすめ

  • IPAの苦味とうま味が好きなひとに
  • IPA初心者のかたに
  • 手に入りやすくてデイリー消費用を探しているひとに

こんなシチュエーションで

  • 仕事終わりのごほうびに
  • ハンバーガーを食べながら
  • 趣味に没頭する時の相棒に

甘味・酸味・苦味、適度なバランスを持った優等生の【グース IPA】

ROCK
とっても可愛いガチョウがトレードマーク!

ゆる~い雰囲気を感じさせるロゴマークながらも、その味わいは超本格的なIPA。

 

男女ともに見た目・味わいの両方で虜(とりこ)にさせる超人気ブルワリー「グース アイランド ビールカンパニー」の「グースIPA」。

 

満を持してのご紹介となりました!

あっ、このパッケージをローソンで見たことあります!
春田さん
スーパーで見かけて、ちょっと気になってたよ・・・
青井くん

という声が多いグースIPAですが、今や世界中のブルワリーでこぞって生産される「IPA(インディア・ペールエール)」という超激戦区。

ほとんどのブルワリーがIPAをリリースしていると言っても、過言ではない(?)。

 

それほどの市民権を得ているIPAですが、とても面白いことに造り手(醸造所)毎に「味わいがまったく違う・・・!」ことも多いです。

これまで紹介してきたIPA

正統派IPA(バランスが良い)

【レビュー】アメリカ ブルックリン ディフェンダーIPA:味の特徴とこんなひとにオススメ!

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▶:アメリカ・NYのブルックリンブルワリーVerは飲みやすい!

【レビュー】アメリカ オイディプスIPA:味の特徴とこんなひとにオススメ!

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▶:アメリカ・オレゴン州のクラフトブルワリーで飲みやすい!

【レビュー】スコットランド ブリュードッグ パンクIPA:味の特徴とこんなひとにオススメ!

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▶:スコットランドの革命児「ブリュードッグ」のIPAは辛口ドライより!

こってり系IPA(甘さ強め)

【レビュー】青島(チンタオ)IPA :味の特徴とこんなひとにおススメ!

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▶:中国の超大手「青島麦酒」が出すIPA!

正統派からの脱却!派生系

【レビュー】アメリカ ブルックリン バウンダリースペルIPA:味の特徴とこんなひとにおススメ!

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▶:ブルックリンブルワリーのヘイジーIPA(レア度高し)

【レビュー】アメリカ シエラネバダ ヘイジー リトルシングIPA:味の特徴とこんなひとにオススメ!

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▶:管理人おススメのブルワリー「シエラネバダ」のヘイジーIPA!

【レビュー】アメリカ ブルックリン ストーンウォールインIPA:味の特徴とこんなひとにおススメ!

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▶:ブルックリンブルワリーのセッションIPA(派生系:分類その他のニューエイジ)

長くなってしまうのでこのあたりで止めますが、IPAが多くのブルワリーで販売されていることからも、その人気は伝わるはず。

ちょっと気になったんですが、どうしてIPAはここまで人気なのでしょうか?
春田さん

という声に対して管理人としての意見を言えば(あくまで管理人個人の意見ですが)

 

これまでのビール=ラガー系のイメージを覆す「香り」と「メリハリのある味わい」にあると考えています

IPAを飲んでみて真っ先に感じるのが「ホップの青々とした風味」。

 

一般的に、苦味と殺菌効果・ビールの泡持ちを良くするなどの効果でホップを使用しています。

ビールを造る過程においてホップは酵母を添加する「発酵工程」の前に”ビールの素”となる麦汁を煮込む段階で添加します。

 

加熱した麦汁の中にホップを入れることで、加熱されたホップは麦汁に含まれる”タンパク質”と凝固して、麦汁を澄んだ綺麗な液にさせます。

ROCK
加熱されることで”苦味”も発生します

ただ、ホップを入れて煮沸すると「元々ホップに備わっていた”繊細な風味”」が失われてしまうことが。

うーん、だったら煮沸しなければ良いんじゃないですか・・??
青井くん

と言われそうですが、そうすると先ほどの苦味付与や液面に影響がありますし、熱で飛ばしていた”変な香り成分”もビールに移るのです・・・(バランスが難しい)

ビールとしての確かな品質を保ちながら「さらにホップのフレッシュな香り」を残すためのテクニックとして開発されたのが「ドライホッピング」という方法。

 

ドライホッピングは煮沸して出来上がった麦汁(冷ましてから)を次の工程である「発酵・熟成」段階で添加することで、揮発性の高いフレッシュで繊細なホップの香りを麦汁に移します。

加熱していない麦汁に添加するため、煮沸して飛ばしていた”変な香り成分”やホップに付着する「微生物」が悪さをしてこれまで一生懸命作ったものを台無しにする可能性があります。

 

製造に関する深い知識と経験が無いと難しい手法ですが、ビール造りの技術進歩とメカニズムの解明でこのドライホッピングによってこれまでのビールでは味わうことが出来なかった「青々としたホップの風味」を存分に味わえることが出来ました。

ビールを造る技術が向上して、新しいスタイルが出来たということですね!
春田さん

このドライホッピングで使用されるホップの種類によって「マンゴー」「柑橘類」「パッションフルーツ」「パイナップル」など様々。

 

嗅ぐだけで「とても心地良い」アロマが味わえることがIPAの大きな魅力でしょう。

 

飲んでみて、カッとくるほどの苦味があるIPAが多いですが、強烈な苦味の中にホップの生命力を感じさせる風味がIPAにはあります。

飲んだひとにココロを解きほぐすアロマとメリハリの効いた味わい」を残すIPAだからこそ、ここまで世界中で人気になったのだと考える次第です。

ROCK
長くなってしまい、申し訳ございません・・・(汗)

本記事の主題である「グース IPA」に話を戻しますと、このブランドは「誰が飲んでも納得できる」安定したテイスト。

 

IPAでとても大事な「香り」は、しっかりとフレッシュなホップの香りが楽しめます。

 

口に含んだ時の味わいも、麦汁のコクと甘み、ホップの痛快な苦味、酸味がアクセントになっていてキレイにまとまっているのが◎。

IPAを初めて飲むことになるひとはもちろん、いろんなブルワリーのIPAを飲みなれた”ベテラン”さんにも満足できるクオリティです。

ROCK
ただ、ホップ中毒者のひとには”無難で物足りない”との声も・・・(笑)

※そもそもビールの種類や原材料についてよく分からない!というひとにおススメの記事

【ビールの知識シリーズ①】ビールの種類は2つ覚えればOK!わかりやすく解説します!

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【ビールの知識シリーズ②】原料・副原料のことを知ってビールをもっと楽しもう!

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アンハイザーブッシュの日本法人:インベブ ジャパンで展開中

アンハイザーブッシュインベブ(略:ABインベブ)は世界で最も規模の大きい酒類製造会社

 

世界50か国以上に生産拠点、総従業員数18万人という巨人企業は、ベルギーのルーヴェンという都市に拠点を置いています。

ROCK
詳細はステラアルトワの時に解説しているので、こちらもぜひ!
【レビュー】ベルギー ステラ アルトワ:味の特徴とこんなひとにオススメ!

続きを見る

その世界企業が日本でも自社が抱える数々のブランドを展開するため、2015年に日本法人を置きました。

 

ABインベブ社が抱えるブランドとしては当サイトでこれまで👇

【レビュー】アメリカ バドワイザー:味の特徴とこんなひとにオススメ!

続きを見る

代表ブランドの「バドワイザー」や

【レビュー】ベルギー ヒューガルデン ホワイト:味の特徴とこんなひとにオススメ!

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超有名なベルギービールブランド「ヒューガルデン」に

【レビュー】メキシコ コロナ エクストラ:味の特徴とこんなひとにオススメ!

続きを見る

パーティでの御用達ブランド「コロナ エクストラ」など。

 

ABインベブ社が抱えるブランドはどれも超有名どころなので、みなさんも一度は見たことがあるはず。

ROCK
日本の大手ビールに近い価格で販売されているのも大企業なせる技でしょう!

インベブジャパンHPはコチラ

グース アイランドのスタート:アメリカの大都市「シカゴ」について

アメリカの大きな都市といえば、ニューヨークやロサンゼルスが多く挙げられますが、シカゴはそれらに次いで「アメリカで3番目に人口の多い都市」として認知されています。

 

人口は280万人前後で推移しており、日本の人口と比べるとピッタリの数字では無いですが、京都府ぐらいでしょうか。

元々シカゴは先住民である「インディアン」が内陸交易の場として機能していたと伝えられている場所。

ROCK
余談ですが「シカゴ」の語源はこの地で自生していたニンニクの意に因んでいるとか

1800年代にはアメリカの工業が発達し鉄道の登場や運河整備により人口が増加。

 

多くの人が集まり、街が発展しアメリカ第3の大都市にまで成長しました。

 

余談ですが、以前アメリカのブランド「パブスト ブルーリボン」で紹介したウィスコンシン州ミルウォーキーはシカゴの真北。

【レビュー】アメリカ パブストブルーリボン:味の特徴とこんなひとにオススメ!

続きを見る

この辺りは麦の一大産地としてドイツ系移民が多く入植してきた土地だけに、ビール醸造所が数多くひしめき合っています。

シカゴの観光名所

■ 有名観光スポット

【ミレニアム・パーク】
▶  シカゴを代表する写真スポットで憩いの場でもある

【ジョン・ハンコック・センター 360シカゴ】
▶  大都市シカゴの夕景・夜景を見るなら!

【シカゴ科学産業博物館】
▶  巨大科学&乗物展示物で1日居られる!

■ こちらも忘れちゃいけない!

▶  【シカゴ美術館】
▶  【フィールド博物館】
▶  【リグリーフィールド球場】

などなど・・・

心なしか、博物館系が多いような・・・
青井くん
ROCK
年を取ると「学ぶ」系が楽しくなりません・・??

管理人の好みと偏見が多い紹介でしたが、シカゴにはまだまだたくさんの見どころがあるため、数日は滞在したい・・・!

TIPS:アメリカの基本情報

国名:アメリカ合衆国

首都:ワシントン特別行政区

言語:英語

人口:約3億3千万人(2019年)

宗教:キリスト教が主流

日本から直通便:ニューヨークやシカゴなど多数都市と結んでいる

通貨:米ドル(1ドル=平均100円前後)

日本との時差:東西エリアで14-17時間と差がある(日本が12時なら米が深夜10時~)

アメリカのバラク・オバマ元大統領も推す[Goose Island Beer Company]

今ではコンビニでも取り扱いするまでに販路を広げている”ガチョウ”がトレードマークのグースアイランド。

その由来は創業地のシカゴにある「人工島 グース島」から付けられています。

ROCK
一説にはこのエリアの工場で働いていた労働者が飼っていたガチョウに因んでたとか

グースアイランドが世界中に知られている話題として、2010年6月にG20首脳会議のためカナダのトロントに訪れたバラクオバマ(元)大統領とイギリスのデーヴィッド・キャメロン(元)首相の一コマでしょう。

 

当時、両名は同年のWorld Cup(南アフリカ大会)でイングランドVSアメリカ戦の勝敗を賭けていたと言われています。

 

もちろん、お金を担保にしてはおらず、お互いの地元のビールを賭けるというルールにしていたそう。

”くだけた”やり取りをされてたんですね
青井くん
ROCK
お茶目ではありますよね・・・(苦笑)

気になる勝敗は引き分け・・・!

 

ということで、お互いのビールを交換し合うことに。

参照画像:chinadaily.comより

オバマ大統領の地元はシカゴということから、彼が取り出してきたのがグースアイランドの「312アーバンウィートエール」。

参照画像:ホブゴブリンHPより

キャメロン首相はオックスフォードシャー州ウィットニーにあるウィッチウッド醸造所の「ホブゴブリン」を取り出してきました。

 

この出来事はグースアイランドに因んだエピソードとしてビールファンの間では非常に有名です。

 

そんなオバマ大統領に推されているほどのグースアイランド、その歴史を築き上げた人物を解説していきましょう。

創業者の「ジョンホール氏 John Hall 」
参照画像:Business Insider より

『ロンドンのフラーズ社のように、シカゴを代表するビールメーカーになりたい』
出典:Brewersjournal

そう語っていたと言われているのが創業者のジョン・ホール氏。

醸造所 Fulton Street

参照画像:ABインベブ社 HPより

彼は1988年にかねてからの願いであったシカゴでビールメーカーを立ち上げました。

 

グースブランドを生産しているのがアメリカに拠点を置く会社「Goose Island Beer Company」が誕生したきっかけは、創業者ジョン・ホール氏がヨーロッパを旅したときに味わったビールの数々から着想を得ています。

 

どのような旅だったのかまで追えませんでしたが、彼がヨーロッパで様々なテイストのビールからインスピレーションを受け『故郷のシカゴでも』という考えに至ったと言われています。

1988年に開業したグースアイランドは、当時のシカゴで99番目にブルワリーとして登録され、およそ7年で現在のFulton street醸造所を操業させるまでに成長しました。

参照画像:Goose Island HPより

1992年にはジョン氏の息子で醸造責任者でもあるグレッグ氏の主導でバーボン樽を再利用、ビールを樽に仕込んだ「バーボンカウンティスタウト」を始動(2005年にようやくリリース)

参照画像:Goose Island HPより

4年後の1999年にはブリューパブ「Clybourn Avenue Brewpub」のオープンとシカゴで美味しいクラフトビールと言えば「グースアイランド」と言われる声が強まってきました。

ジョンさんの目標が叶ったわけですね!
春田さん
ROCK
そうなんですが、その12年後にグースアイランドは転機を迎えることになります

2011年グースアイランドは世界規模No1の酒類メーカー「ABインベブ社」に3880万ドルで買収され、傘下となります。

 

なぜ買収されたのか?

 

理由について詳細な記述を見つけることが出来ませんでしたが、米国のネット記事にはABインベブ社のビール事業の主力(バドワイザーなど)「ピルスナー」で、買収時の2010年代はこうした”工業生産”のビール市場の売上が下がり続けている背景があると言われています。

 

ここからはあくまで管理人の推測ですが、日本のビール市場のように大衆ビールを飲むひとの減少、多くのお酒を選ぶ選択が出来るようになったこと(価値観の多様化)を打破するために、ABインベブ社は魅力のあるクラフトビールブランドの補充が必要だったのでは?と推察します。

ROCK
大手のブランド力・市場囲い込みはアサヒも同様の動きをしています

かくしてホール家によって創業されたグースアイランドはABインベブ社の傘下に入ってから世界ブランドとして販路を拡大。

 

現在では、世界5か国(下記参照)に工場を持つほどの世界展開をするようになりました。

ROCK
ビール業界ではある程度成長した醸造所は大手販売会社に買収されるケースが多いですね

まとめると

<創業者>

・ジョン・ホール氏(元パッケージングサービス勤務

※補足 グレッグ・ホール氏(ジョン氏の息子、醸造責任者で2011年に辞任

<創業年>

きっかけ   ジョン氏がヨーロッパ周遊で多様なビールスタイルに感動

・1988年 「Goose Island Beer Company」誕生(Wrigleyville、2015年廃業)

・1992年  グレッグ氏がバーボン樽を利用した「バーボンカウンティブランド」に着手

・1995年  醸造所「Fulton Street」操業(現行の醸造所)

・1999年  ブリューパブ「Clybourn Avenue Brewpub」開業

2011年  ABインベブ社の買収とグレッグ氏の脱退

▶ 現在 =定番ブランドはABインベブ社によるアウトソーシング
プレミアムブランドのみFultonで生産

▶小ネタ Fulton以外にも5か国にそれぞれ醸造所を開業👇

・中国 上海

・韓国 ソウル

・イギリス ロンドン

・ブラジル サンパウロ

・カナダ トロント

IPAを筆頭にグースアイランドは多種多様な品揃え!

海外のビールブランドを扱っていると、こう思います。

ROCK
本国のラインナップ、日本に入ってくるのが少ない・・・!

”編集後記”風につぶやくと、そう思わざるにを得ない気持ちにさせられます。

 

グース アイランドも「そんな気持ち」にしてくれるほど、本国では多種多様なブランドを展開しています👇

ラインナップ

<通年販売品>

■ Lemonade DHANDY       (4.2%)

■ 312 URBAN WHEAT ALE           (4.2%) 

■ LOST PALATE HAZY IPA               (6.3%)

■ GREEN LINE                        (5.4%) 

などなど・・・(一部割愛)

<季節限定>

■ GUAVA SQUAD     (6.0%)

■ SUMMER TIME     (5.0%)

OKTOBER FEST   (5.7%)

などなど・・・(一部割愛)

※参照画像:公式HP(英語)

日本では「312 アーバンウィートエール」や「ミッドウエイ セッションIPA」なども輸入されているので、ここはブッシュインベブ社の販売活動を期待したいところです。

 

ちなみにですが、本国HP(上記URLから)にはこれまでグースが販売してきたラインナップについて覗くことができます・・・!

※参照画像:公式HP(英語)

2022年4月現在の掲載数は60以上にも及びます(ホーム画面から【BERRS】→【ARCHIVED】をクリック

ROCK
ビールとの出会いは一期一会ですので、その時気になったブランドは買い逃しなく!

 

グース IPAのレビュー まとめ

こんな方におすすめ

  • IPAの苦味とうま味が好きなひとに
  • IPA初心者のかたに
  • 手に入りやすくてデイリー消費用を探しているひとに

こんなシチュエーションで

  • 仕事終わりのごほうびに
  • ハンバーガーを食べながら
  • 趣味に没頭する時の相棒に

ガチョウという可愛いパッケージに反して模範的でどんな方にも納得するバランスを持った「グース IPA」。

 

たまには定番のビールから一歩飛び出してアメリカの人気クラフトビールを楽しんでみませんか?

 

至福の時間をぜひ。

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【レビュー】アメリカ グース312アーバンウィートエール:味の特徴とこんなひとにオススメ! https://foundbeer.online/america-urban-wheat-ale-review Thu, 05 May 2022 04:49:26 +0000 https://foundbeer.online/?p=4054 Copyright © 2024 ファウンドビア! ビールで巡る世界旅行 All Rights Reserved.

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このビールはこんな感じ!

・「レモンティー」という表現がピッタリのアメリカンウィート!

紅茶好きにおススメ!

しっかり苦いので、飲む前に本記事をチェック!

アメリカのグースアイランドが贈るライトテイストビール

Hello!

 

本日の一杯はアメリカの「グースアイランド ビールカンパニー 」から「312アーバンウィートエール」をご紹介します。

 

世界的大企業「アンハイザーブッシュインベブ」の傘下に入っているグースアイランド。

 

よく見かける「IPA」に比べるとマニアックゾーンに入る(?)312。

ROCK
管理人的には気楽に飲むことが出来る良ブランドだと感じました!

 

グース312  アーバンウィート エール 基本スペックとおススメできるひと

※上記写真はリニューアルパッケージ前を購入して撮影

参照画像:グースアイランド HPより

▶:リニューアルしたパッケージ(現行品)

価格帯    

 ☆☆ 300-400円レンジ

入手難易度

 ☆☆☆       ネット購入が無難

アルコール度 

 4.2%

タイプ    

 アメリカン ウィートエール

グース312  アーバンウィート エールの味わい

  • レモンティー午後の紅茶+水あめのように甘い香り
  • 主軸のテイストはレモンティー、タンニン的苦みを感じる
  • ふくよかな小麦の口当たりは後半感じてくる程度
  • 香り・味に対して最後の苦みはしっかり感じる

テイスト分布図

参考

<数値について>

▶あっさり:3.0 ☞スッキリめ

▶コク  :1.5 ☞ライトテイスト

▶苦み  :2.5 ☞しっかり感じられる

▶酸味  :1.5 ☞ほのかに

▶甘み  :1.5 ☞ほのかに

こんな方におすすめ

  • アメリカのライトビールが好きなひと
  • 紅茶好き
  • 気楽に飲めるビールを探しているひと

こんなシチュエーションで

  • 平日の昼下がりに
  • ハンバーガーを食べながら
  • 趣味に没頭する時の相棒に

まるでレモンティー!ビールの面白さを教えてくれる【グース 312 アーバンウィートエール】

ビールにはほかのお酒には無い「無限のテイスト」を表現できる拡張性があると感じている管理人。

 

今回ご紹介するブランド「グース312 アーバンウィートエール」もそうした”新しい可能性”を見せてくれる1本でした。

ROCKさん、このブランドのスタイルはどういった特徴があるんでしょうか?
春田さん
ROCK
まずはそこから解説していきましょう!

ということで「アメリカンウィートエール」の特徴について解説してみます👇

アメリカンウィートエールってなに?

アメリカVerの小麦ビール

スタイル名のように「Wheat ウィート(意:小麦)」を使用したビアスタイル

小麦を原料としたビールは「白ビールの代表=ヴァイツェン」や

【レビュー】ドイツ  ホフブロイ ヘフェ ヴァイツェン:味の特徴とこんなひとにおススメ!

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ベルリンの名物として生まれた「ヴェルリーナヴァイセ

【レビュー】ラトビア ホパラ サワービット トリプルベリーズ:味の特徴とこんなひとにおススメ!

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【レビュー】ベルギー ヒューガルデン ホワイト:味の特徴とこんなひとにオススメ!

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ベルギーのベルジャンホワイト」のような世界中で愛されているため、小麦入りのビールはなメジャーなジャンルです。

でも今回のはヴァイツェンとかの伝統的なスタイルでは無いんですよね・・??
青井くん
ROCK
調べると、どうやら諸事情があるようです・・・

管理人のROCKが調べた限り、アメリカで小麦ビールを造り始めた時代(いつ頃かは不明)ドイツのヴァイツェンのようなビールを造るために不可欠な「酵母」が入手できず、アメリカンラガー酵母を使用したという説が見つかりました。

ヴァイツェンのようなバナナ香り・エステル香は無い

ビールのスタイル(種類)を分ける決定的な違いは「酵母」

細かいことを言えば、原料の大麦・小麦、ホップ+副原料の配合量や煮沸時間などの行程も影響しますが、ビールの主役は出来上がった麦汁を発酵してくれる酵母の力です。

数多ある種類の酵母からヴァイツェンを生み出す酵母やラガーを生み出す酵母など種類によって目指したいスタイルが分かれるのです。

「アメリカンウィート」は前述したドイツのヴァイツェンやベルギーのベルジャンホワイトの酵母以外で醸造されているため、同じ小麦を使用したスタイルでも香りは全く異なります。

ROCK
これ!というテイストは思いつきませんが、軽口でパンっぽさが感じられますでしょうか

管理人の調べだと、アメリカンウィートは醸造所ごとの設計によって「エール酵母」または「ラガー酵母」どちらも使われている傾向がありました。

ラガー酵母であれば軽口なテイストですし、エール酵母だと複雑味を感じさせるアメリカンウィート。

ROCK
IPAのような”コッテリした”スタイルよりデイリーで飲みやすいと考える方も

<有名なブランドだと>

アメリカのアンカースチームが出す「アンカー サマー ウィート」
(※季節商品)

和歌山県のナギサビールが出す「アメリカンウィート」

新潟県の沼垂(ぬったり)ブルワリーが出す「文旦(ぶんたん)ウィートエール」

アメリカンウィートの魅力はラガーのような軽口で”ほかのテイスト”と一緒に乗るのが上手い印象です。

 

今回のグース312アーバンウィートエールはアメリカンウィートの飲みやすさが活かされたブランド。

エール酵母の選択が絶妙で滑らかな口当たりに「レモンティー」という表現がしっくりきました。

ROCK
管理人的に紅茶派なので、かなり好きな味わいでした

実際に紅茶葉を使用した「紅茶ビール」は世に出てますが、このアーバンウィートエールには入っていません。

 

麦とホップと酵母の組み合わせで多彩な味わいを表現出来るビールの”可能性”を感じさせてくれました。

ビアカクテルの雰囲気でガンガン飲んで欲しいブランドですが、1点だけ。

 

レモンティーの風味ですがホップの苦味がしっかり感じるので苦いのが得意では無い人は要注意です。

紅茶感覚で飲んだら、結構苦い・・・・
青井くん
ROCK
ビールとしての完成度は高いので、興味のあるひとはぜひ!

※そもそもビールの種類や原材料についてよく分からない!というひとにおススメの記事

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【ビールの知識シリーズ②】原料・副原料のことを知ってビールをもっと楽しもう!

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アンハイザーブッシュの日本法人:インベブ ジャパンで展開中

アンハイザーブッシュインベブ(略:ABインベブ)は世界で最も規模の大きい酒類製造会社

 

世界50か国以上に生産拠点、総従業員数18万人という巨人企業は、ベルギーのルーヴェンという都市に拠点を置いています。

ROCK
詳細はステラアルトワの時に解説しているので、こちらもぜひ!
【レビュー】ベルギー ステラ アルトワ:味の特徴とこんなひとにオススメ!

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その世界企業が日本でも自社が抱える数々のブランドを展開するため、日本法人を置きました。

参考

▶:2011年 Goose Island Beer Companyを傘下にする

▶:2015年 日本法人を設立

▶:2016年 グースアイランドブランドの国内展開開始

今回はグースアイランドでしたが、ABインベブ社が抱えるブランドとしては当サイトで

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代表ブランドの「バドワイザー」や

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超有名なベルギービールブランド「ヒューガルデン」に

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パーティでの御用達ブランド「コロナ エクストラ」など。

 

ABインベブ社が抱えるブランドはどれも超有名どころなので、みなさんも一度は見たことがあるはず。

ROCK
日本の大手ビールに近い価格で販売されているのも大企業なせる技でしょう!

インベブジャパンHPはコチラ

 

グース アイランドのスタート:アメリカの大都市「シカゴ」について

アメリカの大きな都市といえば、ニューヨークやロサンゼルスが多く挙げられますが、シカゴはそれらに次いで「アメリカで3番目に人口の多い都市」として認知されています。

 

人口は280万人前後で推移しており、日本の人口と比べるとピッタリの数字では無いですが、京都府ぐらいでしょうか。

元々シカゴは先住民である「インディアン」が内陸交易の場として機能していたと伝えられている場所。

ROCK
余談ですが「シカゴ」の語源はこの地で自生していたニンニクの意に因んでいるとか

1800年代にはアメリカの工業が発達し鉄道の登場や運河整備により人口が増加。

 

多くの人が集まり、街が発展しアメリカ第3の大都市にまで成長しました。

 

余談ですが、以前アメリカのブランド「パブスト ブルーリボン」で紹介したウィスコンシン州ミルウォーキーはシカゴの真北。

【レビュー】アメリカ パブストブルーリボン:味の特徴とこんなひとにオススメ!

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この辺りは麦の一大産地としてドイツ系移民が多く入植してきた土地だけに、ビール醸造所が数多くひしめき合っています。

シカゴの観光名所

■ 有名観光スポット

【ミレニアム・パーク】
▶  シカゴを代表する写真スポットで憩いの場でもある

【ジョン・ハンコック・センター 360シカゴ】
▶  大都市シカゴの夕景・夜景を見るなら!

【シカゴ科学産業博物館】
▶  巨大科学&乗物展示物で1日居られる!

■ こちらも忘れちゃいけない!

▶  【シカゴ美術館】
▶  【フィールド博物館】
▶  【リグリーフィールド球場】

などなど・・・

心なしか、博物館系が多いような・・・
青井くん
ROCK
年を取ると「学ぶ」系が楽しくなりません・・??

管理人の好みと偏見が多い紹介でしたが、シカゴにはまだまだたくさんの見どころがあるため、数日は滞在したい・・・!

TIPS:アメリカの基本情報

国名:アメリカ合衆国

首都:ワシントン特別行政区

言語:英語

人口:約3億3千万人(2019年)

宗教:キリスト教が主流

日本から直通便:ニューヨークやシカゴなど多数都市と結んでいる

通貨:米ドル(1ドル=平均100円前後)

日本との時差:東西エリアで14-17時間と差がある(日本が12時なら米が深夜10時~)

アメリカのバラク・オバマ元大統領も推す[Goose Island Beer Company]

今ではコンビニでも取り扱いするまでに販路を広げている”ガチョウ”がトレードマークのグースアイランド。

その由来は創業地のシカゴにある「人工島 グース島」から付けられています。

ROCK
一説にはこのエリアの工場で働いていた労働者が飼っていたガチョウに因んでたとか

グースアイランドが世界中に知られている話題として、2010年6月にG20首脳会議のためカナダのトロントに訪れたバラクオバマ(元)大統領とイギリスのデーヴィッド・キャメロン(元)首相の一コマでしょう。

 

当時、両名は同年のWorld Cup(南アフリカ大会)でイングランドVSアメリカ戦の勝敗を賭けていたと言われています。

 

もちろん、お金を担保にしてはおらず、お互いの地元のビールを賭けるというルールにしていたそう。

”くだけた”やり取りをされてたんですね
青井くん
ROCK
お茶目ではありますよね・・・(苦笑)

気になる勝敗は引き分け・・・!

 

ということで、お互いのビールを交換し合うことに。

参照画像:chinadaily.comより

オバマ大統領の地元はシカゴということから、彼が取り出してきたのがグースアイランドの「312アーバンウィートエール」。

参照画像:ホブゴブリンHPより

キャメロン首相はオックスフォードシャー州ウィットニーにあるウィッチウッド醸造所の「ホブゴブリン」を取り出してきました。

 

この出来事は今回ご紹介している「312アーバンウィートエール」に因んだエピソードとしてビールファンの間では非常に有名です。

 

そんなオバマ大統領に推されているほどのグースアイランド、その歴史を築き上げた人物を解説していきましょう。

創業者の「ジョンホール氏 John Hall 」
参照画像:Business Insider より

『ロンドンのフラーズ社のように、シカゴを代表するビールメーカーになりたい』
出典:Brewersjournal

そう語っていたと言われているのが創業者のジョン・ホール氏。

醸造所 Fulton Street

参照画像:ABインベブ社 HPより

彼は1988年にかねてからの願いであったシカゴでビールメーカーを立ち上げました。

 

グースブランドを生産しているのがアメリカに拠点を置く会社「Goose Island Beer Company」が誕生したきっかけは、創業者ジョン・ホール氏がヨーロッパを旅したときに味わったビールの数々から着想を得ています。

 

どのような旅だったのかまで追えませんでしたが、彼がヨーロッパで様々なテイストのビールからインスピレーションを受け『故郷のシカゴでも』という考えに至ったと言われています。

1988年に開業したグースアイランドは、当時のシカゴで99番目にブルワリーとして登録され、およそ7年で現在のFulton street醸造所を操業させるまでに成長しました。

参照画像:Goose Island HPより

1992年にはジョン氏の息子で醸造責任者でもあるグレッグ氏の主導でバーボン樽を再利用、ビールを樽に仕込んだ「バーボンカウンティスタウト」を始動(2005年にようやくリリース)

参照画像:Goose Island HPより

4年後の1999年にはブリューパブ「Clybourn Avenue Brewpub」のオープンとシカゴで美味しいクラフトビールと言えば「グースアイランド」と言われる声が強まってきました。

ジョンさんの目標が叶ったわけですね!
春田さん
ROCK
そうなんですが、その12年後にグースアイランドは転機を迎えることになります

2011年グースアイランドは世界規模No1の酒類メーカー「ABインベブ社」に3880万ドルで買収され、傘下となります。

 

なぜ買収されたのか?

 

理由について詳細な記述を見つけることが出来ませんでしたが、米国のネット記事にはABインベブ社のビール事業の主力(バドワイザーなど)「ピルスナー」で、買収時の2010年代はこうした”工業生産”のビール市場の売上が下がり続けている背景があると言われています。

 

ここからはあくまで管理人の推測ですが、日本のビール市場のように大衆ビールを飲むひとの減少、多くのお酒を選ぶ選択が出来るようになったこと(価値観の多様化)を打破するために、ABインベブ社は魅力のあるクラフトビールブランドの補充が必要だったのでは?と推察します。

ROCK
大手のブランド力・市場囲い込みはアサヒも同様の動きをしています

かくしてホール家によって創業されたグースアイランドはABインベブ社の傘下に入ってから世界ブランドとして販路を拡大。

 

現在では、世界5か国(下記参照)に工場を持つほどの世界展開をするようになりました。

ROCK
ビール業界ではある程度成長した醸造所は大手販売会社に買収されるケースが多いですね

まとめると

<創業者>

・ジョン・ホール氏(元パッケージングサービス勤務

※補足 グレッグ・ホール氏(ジョン氏の息子、醸造責任者で2011年に辞任

<創業年>

きっかけ   ジョン氏がヨーロッパ周遊で多様なビールスタイルに感動

・1988年 「Goose Island Beer Company」誕生(Wrigleyville、2015年廃業)

・1992年  グレッグ氏がバーボン樽を利用した「バーボンカウンティブランド」に着手

・1995年  醸造所「Fulton Street」操業(現行の醸造所)

・1999年  ブリューパブ「Clybourn Avenue Brewpub」開業

2011年  ABインベブ社の買収とグレッグ氏の脱退

▶ 現在 =定番ブランドはABインベブ社によるアウトソーシング
プレミアムブランドのみFultonで生産

▶小ネタ Fulton以外にも5か国にそれぞれ醸造所を開業👇

・中国 上海

・韓国 ソウル

・イギリス ロンドン

・ブラジル サンパウロ

・カナダ トロント

312アーバンウィートエール以外にも多種多様な品揃え!

海外のビールブランドを扱っていると、こう思います。

ROCK
本国のラインナップ、日本に入ってくるのが少ない・・・!

”編集後記”風につぶやくと、そう思わざるにを得ない気持ちにさせられます。

 

グース アイランドも「そんな気持ち」にしてくれるほど、本国では多種多様なブランドを展開しています👇

ラインナップ

<通年販売品>

■ Lemonade DHANDY       (4.2%)

■ 312 URBAN WHEAT ALE           (4.2%) 

■ LOST PALATE HAZY IPA               (6.3%)

■ GREEN LINE                        (5.4%) 

などなど・・・(一部割愛)

<季節限定>

■ GUAVA SQUAD     (6.0%)

■ SUMMER TIME     (5.0%)

OKTOBER FEST   (5.7%)

などなど・・・(一部割愛)

※参照画像:公式HP(英語)

日本では「312 アーバンウィートエール」や「ミッドウエイ セッションIPA」なども輸入されているので、ここはABインベブ社の販売活動を期待したいところです。

 

ちなみにですが、本国HP(上記URLから)にはこれまでグースが販売してきたラインナップについて覗くことができます・・・!

※参照画像:公式HP(英語)

2022年4月現在の掲載数は60以上にも及びます(ホーム画面から【BERRS】→【ARCHIVED】をクリック

ROCK
ビールとの出会いは一期一会ですので、その時気になったブランドは買い逃しなく!

 

グース 312アーバンウィートエールのレビュー まとめ

こんな方におすすめ

  • アメリカのライトビールが好きなひと
  • 紅茶好き
  • 気楽に飲めるビールを探しているひと

こんなシチュエーションで

  • 平日の昼下がりに
  • ハンバーガーを食べながら
  • 趣味に没頭する時の相棒に

紅茶飲料が好きなひとにはたまらないレモンティーテイストが印象的な「グース 312アーバンウィートエール」。

 

たまには定番のビールから一歩飛び出してアメリカの大手ビールを楽しんでみませんか?

 

至福の時間をぜひ。

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【レビュー】ラトビア ホパラ サワービット トリプルベリーズ:味の特徴とこんなひとにおススメ! https://foundbeer.online/latvia-hopalaa-sourbit-review Tue, 05 Apr 2022 10:29:46 +0000 https://foundbeer.online/?p=5414 Copyright © 2024 ファウンドビア! ビールで巡る世界旅行 All Rights Reserved.

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このビールはこんな感じ!

・カシス・ラズベリー・ブルーベリー、色とりどりの風味が味わえる1本!

ベリー系の風味+甘酸っぱいテイストが好きなひとに

ビールらしくないテイストが苦手なひとはNG

・ラトビアのブルワリーが放つヴェルリーナヴァイセ!

Labdien! (ラブディエン!)

 

本日の一杯はバルト三国のラトビアからクラフトビール「Hopalaa」の「サワービット トリプルベリーズ」をご紹介します。

 

2019年に創業した新進気鋭のクラフトブルワリー「Hopalaa」。

 

数種類のベリー色が混じり合ったデザインの「トリプルベリーズ」はベルギーのフルーツビールを想像させる甘酸っぱい美味しさ!

ROCK
管理人的に甘酸っぱくて好きなテイストでした!

ホパラ サワービット トリプルベリーズ 基本スペックとおススメできるひと

価格帯    

 EX 1350円で購入(イベントブース購入)

入手難易度

 EX ドリンクシーカーで入手(後述)

アルコール度 

 7.0%

タイプ    

  ベルリーナ ヴァイセ

サワービット トリプルベリーズの味わい

  • ストロベリー・ブルーベリーを中心とした甘いジュースの香り
  • ほとんどベルギーの「ベルビュークリーク」に近い酸味と甘酸っぱさ
  • フルーツビネガーを思わせる果実の酸味が非常に強い
  • 酸味一辺倒では無く甘みや果実味を拾える
  • ブルーベリーとカシスの風味でスッキリした口当たり

テイスト分布図

参考

<数値について>

▶あっさり:3.5 ☞キレを感じさせる

▶コク  :2.0 ☞やや控えめ

▶苦み  :1.0 ☞苦味は感じない

▶酸味  :5.0 ☞非常に強い酸味

▶甘み  :3.0 ☞やや強めの甘み

こんな方におすすめ

  • フルーツの甘酸っぱいテイストが好きなひと
  • ビールらしい苦味が好きになれないひと
  • ビアカクテルのような新しいテイストに興味があるひと

こんなシチュエーションで

  • こころをほぐしたい
  • こころが疲れて酸っぱいのを欲しているとき
  • ベリー系デザートのおともに

ベリーの3重奏!ベリー好きがドはまりする【サワービット トリプルベリーズ】

ROCK
ビールの概念が変わる魅力的な1本!

度肝を抜かれるとはこのことか・・・!

 

そう思わせるほどに、ビール=シュワっとして苦いお酒という概念の壁をハンマーフルスイングで打ち壊すHopalaaですが

 

これまでヘイジーIPAの「プラネットHBC431」や

【レビュー】ラトビア  ホパラ HBC431 IPA:味の特徴とこんなひとにおススメ!

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ミルクシェイクIPAという日本では滅多に飲むことが無い「クラウド#11」など

【レビュー】ラトビア  ホパラ クラウド#11 ミルクシェイクIPA:味の特徴とこんなひとにおススメ!

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一度飲んだら脳内と舌に強烈な記録を残すブランドを当サイトでは紹介してきました。

 

今回の「サワービット」は先の2種類と同じく、実はサワービットというブランドの1つでHopalaaではほかにもたくさんのサワービットを販売しています。(クラウドシリーズ・プラネットシリーズなども、その1つ)

 

後述するインポーター「ドリンクシーカー」様の輸入されたブランドが今回のベルリーナヴァイセ スタイルのトリプルベリーズになります。

春田さん
ROCKさん、ベルリーナヴァイセってどんなビールになるんですか?
ROCK
特徴としては乳酸系の酸味が強いビールスタイルとなります

ベルリーナ ヴァイセってなに??

<ドイツ・ベルリン生まれの小麦ビール>

起源は諸説ありますが、有力な説の1つがドイツ北部の都市「ハンブルク」で醸造家をしていたコード・ブロイハン(Cord Broyhan 16世紀の人物)が原点という説

彼が造り出したビールはライトブラウンの軽やかな小麦ビールだとか。

そのビールにハマったベルリンの医師(!)によって持ち込まれ、17世紀中ごろからベルリンで広がり今に至ると伝えられています。

<特徴は乳酸菌由来の強烈な酸味>

参照画像:雪印メグミルク HPより

ビールのテイストを決める大きな要素は仕込んだ麦汁を発酵させるための酵母。

酵母の種類によって、ピルスナー・IPA・ヴァイツェンなど多種多様で魅力的なテイストに仕上がっていきます(もちろん、見合った原材料・設備・工程も必要ですが)

ヴェルリーナヴァイセの源流と言われるブロイハンのビールは酵母に+「乳酸菌」の混合物で発酵をしていたと言われています

乳酸菌というと、ヨーグルトや漬け物に使われている菌ですよね
春田さん
しかし、乳酸菌を利用したビールって発想がすごい・・・
青井くん
ROCK
酵母の役割について知りたい方はこちらの記事もぜひ!
【ビールの知識シリーズ①】ビールの種類は2つ覚えればOK!わかりやすく解説します!

続きを見る

「ベルリン」で造られる「小麦のビール(白ビールという呼称)」で「ヴェルリーナヴァイセ」と呼ばれるビアスタイルになっていますが、現在の有名なブランドだと・・・👇

▶Berliner-Kindl-Schultheiss-Brauerei (ベルリーナ キンドル)

Point!:ベルリーナーヴァイセと言ったら「このブランド!」と連想するひと多し

▶Schneeeule Brewery(シュニール ブルワリー)

Point!:2012年にベルリン伝統のヴァイセを復活させたとして話題の醸造所

<日本のブランドだと・・・>

▶Hino Brewing(日野ブルーイング)

Name:どっこいサワーエール

Point!:滋賀県の「お祭り好きに捧げる」をテーマとしてお祭りビールを造り続けるブルワリー!

調べてみて感じるのは、日本のクラフトブルワリーも年々「ピルスナー」だけではない、多種多様なビアスタイルを造られているということ。

 

【ひとの数だけ好みがある】という中で「必ず自分の好みに合致する」スタイルを気軽に飲むことが出来る世の中になりつつあるのは、いちビールブロガーとして嬉しい限りです。

話題を元に戻しますと、今回ラトビア共和国のブルワリー「Hopalaa」から紹介するシリーズ「サワービット Sour bit」のトリプルベリーズはベルリーナヴァイセをベースにベリーの味わいをとことん感じさせる会心の一品です。

缶のプルタブを引き「カシュッ!」とした瞬間から、ミックスベリージュースの香りが・・・!

グラスに注ぐと香りとラベルデザインのイメージ通り「キレイなベリー色」が見て取れます。

 

その味わいはヴェルリーナヴァイセベースだけに強烈な酸味

 

ただ、力強い酸味ながらカシス・ラズベリー・ブルーベリーの風味が違和感無く混ざり合っているので、甘酸っぱいジュース感覚で飲むことが出来ます

ROCK
管理人的にカシスとブルーベリーの風味が際立って感じました

意外と(?)ラクトース(乳糖)の風味がそこまで拾うことが出来ず。

海塩の効果なのか、飲み終わりの切れの良さ・さっぱり感の演出は見事と拍手したいレベルでした。

 

総じて、ベリー系ジュースやフルーツの酸味が好きなひとには大ハマりする可能性が大!

 

ドイツビールのような麦汁の力強さと炭酸の刺激が好みのひとは手に取らない方が良いでしょう(パッケージからして避けるかもですが

ROCK
管理人的にHopalaaの中で「プラネット」の次に好きです

※そもそもビールの種類や原材料についてよく分からない!というひとにおススメの記事

【ビールの知識シリーズ①】ビールの種類は2つ覚えればOK!わかりやすく解説します!

続きを見る

【ビールの知識シリーズ②】原料・副原料のことを知ってビールをもっと楽しもう!

続きを見る

輸入元の[ドリンクシーカー]の代表者に直接インタビュー!

世界的にも大変貴重なラトビア共和国のクラフトビールを日本に入れているインポーターはどんな会社なのか??

 

裏面を見ると「ドリンクシーカー合同会社」の印字。

 

ドリンクシーカーのことが気になった管理人はお願いして代表者の方「岡本様」とご挨拶させてもらうことが出来ました。

 

岡本様からHopalaa!とインポーター事業にまつわるお話を色々お聴きしてみました!👇

ドリンクシーカーってこんな会社!

▶ 2021年3月創業の埼玉県インポーター

▶ 海外クラフトビールを通して新しい発見と刺激を受けたことから創業の道へ

▶ 目標は「クラフトビールを通して飲むひとの人生に彩りを」

▶ 他のインポーターがまだ仕入れたことの無い珍しいビールを紹介していく方針

▶ リーファー(冷蔵コンテナ)を用いて品質保持にこだわる

▶ ロゴは「色々なスタイルのビール」の泡を表している

~ちなみに~
代表 岡本様はこんな方!

▶ 実は元々ビールが得意では無かったとのこと

▶ ビール好きになったきっかけのビールは「Brew Dog」の「パンクIPA」

▶ 趣味は海外旅行とクラフトビール巡り

岡本様は「美味しい+飲むひとに気づきを与える」ような力強いビールブランドを自ら発掘して交渉・輸入するパワフルな方。

 

未経験だった(!)インポーター業務と酒類販売免許取得をこなして、多くのビール好きに良いビールを届けるため奮闘しています。

 

すべては「クラフトビールを通して飲むひとに喜びと発見を」の一心。

 

今回のホパラ(Hopalaa)が第1弾の輸入手続きでしたが、今後もラトビアにこだわらず各国の日本未上陸ブルワリーと交渉し続けていくようです。

ROCK
当サイトはこれからも「ドリンクシーカー」を応援していきます!

ホパラってどこにあるの?→ラトビア都市「イェルガヴァ」について

かつてTV番組で「99.9%の日本人が一生訪れることの無い国」として取り上げられたほどのラトビア。

場所から話をしていくと、ロシアと北欧フィンランド・ポーランドの中心に位置する小さな国です。

人口は200万人程度、国土の半分を森林が占めていて高い山も無いので(最高300m級)地平線が続くのどかな風景を見ることが出来ます。

 

ラトビア神道という日本の神道に通じる独自の宗教を大切にしていたり、農耕民としての生活基盤があったりと遠く離れた国ではありますが、どことなく私たちにも親しみやすい文化をたくさん持っています。

 

そんなラトビアには第3国を経由しておよそ14時間で首都のリガに到着できます。

Hopalaa!」訪問の拠点となる都市は「イェルガヴァ」と呼ばれる都市は首都リガから国鉄で南西に1時間ほどの場所。

 

イェルガヴァはかつてドイツのリヴォニア騎士団が13世紀に城を建設してから、都市として機能を拡張していきました。

 

ラトビアの中心部に位置するため、交通要衝として重宝されているのも特徴の1つ。

ROCK
ソ連時代の空軍基地が現在も使われています

参照画像:イェルガヴァ公式HPより

ぜひとも観光として押さえておきたい「エルガワ宮殿」。

 

18世紀当時、エルガワを統治していた侯爵「クールラント侯爵」の住居として建設されたバロック様式の宮殿。

 

もしも「Hopalaa!」を訪ねる際には併せて見学しておきたい名所です。

ROCK
ガッツリ観光したい場合は、首都のリガがおススメ!

TIPS:ラトビアの基本情報

国名:ラトビア共和国

首都:リガ

言語:ラトビア語・ロシア語

人口:190万人(2020年)

宗教:ラトビア神道・キリスト教など

日本から直通便:フィンランドなどから経由で14時間ほど

通貨:ユーロ 1€=平均120円前後

日本との時差:7時間ほど遅い(日本が昼12時なら、明け方5時) 

ビールの可能性と魅力に国境は無い!を体現する[Hopalaa!]

今回の記事を作成するにあたり、非常に困ったのが「Hopalaa!」の情報がまったくとって良いほど、出てこなかったことです。

 

そこで、ドリンクシーカーの岡本様の後押しを頂きながら直接Hopalaa!にコンタクトをとってみました。

参照画像:Kalēju Alusアカウントより

今回、広報担当で創業者の1人「ライマンツ」様から頂いた情報を元に記載しています。

 

Hopalaa!は創業が2019年という非常に若いブルワリー。

 

ですが、その前身となるブルワリーが存在していました。

それが2015年に創業した「Kalēju Alus(ラトビア語で鍛冶屋のビール)」というブルワリー。

現在は閉業していますが、元々ライマンツ様含め2名の醸造技師とともに2014年からホームブルワリーとして独自のビール造りを始めました。

ROCK
ホームブルワリー(自家醸造)は海外で趣味として広く認知されています

参照画像:Kalēju Alusアカウントより

最初にリリースしたのは3種類「ライト・ダーク・アンフィルター」

参照画像:Kalēju Alusアカウントより

その後は続々と多くのスタイルを醸造・販売されていきました。

 

残念ながら、閉業した理由までは確認が取れませんでしたが「Kalēju Alus」時代に経験されてきたことが、今の「Hopalaa!」を根幹になっていることがわかります。

2019年に創業した「Hopalaa!」はホップを冠したブルワリー名。

ライマンツ様曰く「醸造所名には(飲むひとを幸せ(Happy)にさせ歌いたくなる( Lalaaala)ビールを目指している」ことが含めているようです。

 

非常に多くの原料を取扱い「飲むひとがあっと驚く!」組み合わせのビールを造ることがとても楽しいと語る「Hopalaa!」のビールは、確かにそのどれもが唯一無二のブランドばかり。

参照画像:Hopalaa!アカウントより

2021年12月インタビュー時で86種類(!)ものブランドをリリースしている「Hopalaa!」。

 

2022年には100種類を超えることを想定しており、今後はドリンクシーカーとともに日本のクラフトビール市場を大いに盛り上げていこうと意気込みを教えてくださいました。

 

非常にクオリティの高いブランドで飲むひとの記憶に刻み込む「Hopalaa!」のビールに、これからも目を離せませんよ!

まとめると

<創業年>

・2014年  創業者3人でホームブルワリーからスタート  

・2015年  Kalēju Alus醸造所として創業(現在閉業)

・2019年     HopalaaとしてRe スタート         

・現在   ラインナップ100本を目指し日々製作中(2021年12月で86種類)

~今回応じて下さったのは~

・ライマンツ 様(広報担当 創業者の1人)

これまでリリースした種類は86種類(21年12月現在)!日本で飲める3種類

人口200万人の北欧ラトビアからやってきたクラフトビール「Hopalaa!」

 

日本で初めて上陸させて頂いた「ドリンクシーカー」では現在3種類のラインナップをご案内しています👇

ラインナップ

プラネットHBC431 IPA          (6.5%)

クラウド#11 ミルクシェイクIPA (7.0%) 

■ サワービット トリプルベリーズ  (6.5%)

ほかにもたくさん・・・・!   

公式アカウント(英語)

SNSの公式アカウントでは、定期的に新しいブランドの情報が掲載されています。

 

非常にたくさんのラインナップがあるので、どれも試してみたいです!

ROCK
もっと日本でも広まってくれることを願って!

ホパラ サワービット トリプルベリーズのレビュー まとめ

こんな方におすすめ

  • フルーツの甘酸っぱいテイストが好きなひと
  • ビールらしい苦味が好きになれないひと
  • ビアカクテルのような新しいテイストに興味があるひと

こんなシチュエーションで

  • こころをほぐしたい
  • こころが疲れて酸っぱいのを欲しているとき
  • ベリー系デザートのおともに

複雑なベリーの香りと味わいが凝り固まったココロを解きほぐしてくれる「サワービット トリプルベリーズ」。

 

たまには定番のビールから一歩飛び出してラトビアのクラフトビールを楽しんでみませんか?

 

至福の時間をぜひ。

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【レビュー】ラトビア  ホパラ クラウド#11 ミルクシェイクIPA:味の特徴とこんなひとにおススメ! https://foundbeer.online/hopalaa-cloud11milkshakeipa-review Wed, 23 Mar 2022 12:09:49 +0000 https://foundbeer.online/?p=5143 Copyright © 2024 ファウンドビア! ビールで巡る世界旅行 All Rights Reserved.

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このビールはこんな感じ!

・爽やかなシトラス系フレーバーとまったりしたミルクテイストIPA!

・ミルク系カクテルや飲み物が好きなひとにおススメ!

・とても個性的ゆえ、購入前に本記事を要チェック!

・ラトビアのブルワリーが放つ繊細で豊かなテイストのビール

Labdien! (ラブディエン!)

 

本日の一杯はバルト三国のラトビアからクラフトビール「Hopalaa」の「クラウド#11 ミルクシェイクIPA」をご紹介します。

 

2019年に創業した新進気鋭のクラフトブルワリー「Hopalaa」。

 

「ミルクシェイク」というブランド名に???となりましたが、飲んでみて納得!

 

こんなにも牛乳の風味を感じるビールは初めてでした。

ROCK
アメリカでは人気の高いIPAスタイル!

ホパラ クラウド#11 ミルクシェイクIPA 基本スペックとおススメできるひと

価格帯    

 EX 1350円で購入(イベントブース購入)

入手難易度

 EX ドリンクシーカーで入手(後述)

アルコール度 

 7.0%

タイプ    

  Milk shake IPA

クラウド#11 ミルクシェイクIPAの味わい

  • シトラス系フレーバーを思わせる香り
  • 牛乳を飲んでいるかのような口の中に膜が張られた「あの感じ」
  • 初めから終わりまでミルク感がずっと追いかけてくる
  • ホップの香りと苦みは強めだがミルクテイストで非常に柔らかい仕上がりに
  • IPAらしさ+ミルクテイストで非常に面白い造り

テイスト分布図

参考

<数値について>

▶あっさり:1.5 ☞かなりとろみがある

▶コク  :4.0 ☞かなり複雑味を感じる

▶苦み  :3.5 ☞強めの苦み

▶酸味  :3.0 ☞やや強めの酸味

▶甘み  :3.5 ☞強めの甘み

こんな方におすすめ

  • ミルク系カクテル・テイストが好きなひと
  • いっぷう変わったビールでも楽しめるひと

こんなシチュエーションで

  • こころをほぐしたい
  • じっくりビールを味わって分析してみたい気分
  • 世の中が自分に厳しいと感じるときに

牛乳入ってる?ヘイジーIPAの派生系で人気のスタイル【クラウド#11 ミルクシェイクIPA】

ROCK
ホパラのブランドはどれも超個性的!

『いったい、どんな発想をしたらこのようなスゴイビールが出来るのか・・・??』

 

オリジナルビールブランドを造っている管理人としては、衝撃のテイストだったのがこの「クラウド#11 ミルクシェイクIPA」。

 

北欧に位置するラトビア共和国からやって来たブルワリー「ホパラ」のミルクシェイクIPAをご紹介します。

また「スゴイ」感じのビアスタイルが出てきましたね・・・
青井くん
ROCK
管理人も衝撃を受けましたが、世界ではかなりのトレンドみたいです・・・!

ミルクシェイクIPAってなに??

<ルーツはアメリカ説が濃厚?>

色々なサイト情報などを確認してみると、アメリカのペンシルベニア州アードモアで運営している「Tired Hands Brewing Company」が醸造した「ミルクシェイクIPA MilkshakeIPA」が始まりとされる説が確認できました。

参照画像:Tired Hands HPより

「タイアード ハンズ Tired Hands」は2015年にスウェーデンのブルワリー「オムニポロ(下記後述)」と協同でミルクシェイクIPAをリリースしましたが、当時は一部の評論家から悪評を叩かれるはめになったとか(真意は不明)

ROCK
今までのビール概念を覆る挑戦的なテイストなので、分からなくもない・・・。

現在では、果物果汁と乳成分テイストの相性が良いことから、若い女性を中心に評判を呼んでいます。

<別称でミルクセーキIPA・派生系のスムージーIPA>

アメリカのクラフトブルワリー以外にも諸外国で革新的なスタイルを模索。

参照画像:IKEAジャパンHPより

スウェーデンのブルワリー「オムニポロ 」(家具のIKEAでローアルコール飲料を販売している)では、パッションフルーツやベリーなどの果実と乳糖を組み合わせたスムージーIPAを販売しています。

参照画像:オムニポロHPより

オムニポロHPはこちら

<特徴は乳糖(ラクトース)入り>

ラクトースって言いますけど、具体的にどういう成分なんでしょう??
青井くん
ROCK
端的に言えば、乳成分に含まれる甘味成分でしょうか

ラクトースは単糖類(ブドウ糖・果糖etc)と二糖類(ショ糖・麦芽糖etc)のカテゴリーでいえば、二糖類に属し哺乳類の乳に含まれる成分になります。

ちなみに、牛乳を飲むことでお腹がゴロゴロしてしまうのはこの乳糖がうまく消化・吸収されていないために起こる現象。

<日本のブランドは?>

参照画像:サンクトガーレンHPより

▶ サンクトガーレン(神奈川県厚木)限定商品

▶ ストロベリーミルクシェイクIPA

参照画像:ファーイーストブルーイングHPより

▶ ファーイーストブルーイング(山梨県北都留郡)限定商品

▶ NIGHT WATCH PROJECT #9 Apple Pie Hazy IPA

ビールも色んなテイストがあるんですね・・・!
春田さん
ROCK
ほかのお酒には無い「豊かな多様性」こそがビールの大きな魅力だと思っています・・・!

そんなミルクシェイクIPAを管理人はラトビア「Hopalaa!」で初めて体感しました。

 

鼻を近づけると「シトラス系」の爽やかな香りが感じられるので、ミルクを連想出来ないかも。

ROCK
口につけるまでは・・・

ひと口含んでみれば「牛乳入ってる!!」ぐらいにミルクのテイストが・・・!

 

基本の味わいはIPAらしい「ホップの香り・苦味」がガツンッと来るのですが、ミルクテイストのおかげでマイルドに。

 

牛乳を飲んだ時に感じられる「後味の膜っぽさ」が牛乳系のカクテルでも飲んでいるのか??

 

そう錯覚させてくれる1本です。

 

先述した通り、ミルクテイストを感じさせる+IPAの香りと苦味があるため、かなり個性的。

 

ミルクの膜っぽい後味が苦手なひとはキツイかも

ミルク味のビールって面白いですね・・・!
春田さん

という感覚で楽しんでもらうのが良いでしょう。

ROCK
後述するショップでしか手に入らないので、要チェックです!

※そもそもビールの種類や原材料についてよく分からない!というひとにおススメの記事

【ビールの知識シリーズ①】ビールの種類は2つ覚えればOK!わかりやすく解説します!

続きを見る

【ビールの知識シリーズ②】原料・副原料のことを知ってビールをもっと楽しもう!

続きを見る

輸入元の[ドリンクシーカー]の代表者に直接インタビュー!

世界的にも大変貴重なラトビア共和国のクラフトビールを日本に入れているインポーターはどんな会社なのか??

 

裏面を見ると「ドリンクシーカー合同会社」の印字。

 

ドリンクシーカーのことが気になった管理人はお願いして代表者の方「岡本様」とご挨拶させてもらうことが出来ました。

 

岡本様からHopalaa!とインポーター事業にまつわるお話を色々お聴きしてみました!👇

ドリンクシーカーってこんな会社!

▶ 2021年3月創業の埼玉県インポーター

▶ 海外クラフトビールを通して新しい発見と刺激を受けたことから創業の道へ

▶ 目標は「クラフトビールを通して飲むひとの人生に彩りを」

▶ 他のインポーターがまだ仕入れたことの無い珍しいビールを紹介していく方針

▶ リーファー(冷蔵コンテナ)を用いて品質保持にこだわる

▶ ロゴは「色々なスタイルのビール」の泡を表している

~ちなみに~
代表 岡本様はこんな方!

▶ 実は元々ビールが得意では無かったとのこと

▶ ビール好きになったきっかけのビールは「Brew Dog」の「パンクIPA」

▶ 趣味は海外旅行とクラフトビール巡り

岡本様は「美味しい+飲むひとに気づきを与える」ような力強いビールブランドを自ら発掘して交渉・輸入するパワフルな方。

 

未経験だった(!)インポーター業務と酒類販売免許取得をこなして、多くのビール好きに良いビールを届けるため奮闘しています。

 

すべては「クラフトビールを通して飲むひとに喜びと発見を」の一心。

 

今回のホパラ(Hopalaa)が第1弾の輸入手続きでしたが、今後もラトビアにこだわらず各国の日本未上陸ブルワリーと交渉し続けていくようです。

ROCK
当サイトはこれからも「ドリンクシーカー」を応援していきます!

ホパラってどこにあるの?→ラトビア都市「イェルガヴァ」について

かつてTV番組で「99.9%の日本人が一生訪れることの無い国」として取り上げられたほどのラトビア。

場所から話をしていくと、ロシアと北欧フィンランド・ポーランドの中心に位置する小さな国です。

人口は200万人程度、国土の半分を森林が占めていて高い山も無いので(最高300m級)地平線が続くのどかな風景を見ることが出来ます。

 

ラトビア神道という日本の神道に通じる独自の宗教を大切にしていたり、農耕民としての生活基盤があったりと遠く離れた国ではありますが、どことなく私たちにも親しみやすい文化をたくさん持っています。

 

そんなラトビアには第3国を経由しておよそ14時間で首都のリガに到着できます。

Hopalaa!」訪問の拠点となる都市は「イェルガヴァ」と呼ばれる都市は首都リガから国鉄で南西に1時間ほどの場所。

 

イェルガヴァはかつてドイツのリヴォニア騎士団が13世紀に城を建設してから、都市として機能を拡張していきました。

 

ラトビアの中心部に位置するため、交通要衝として重宝されているのも特徴の1つ。

ROCK
ソ連時代の空軍基地が現在も使われています

参照画像:イェルガヴァ公式HPより

ぜひとも観光として押さえておきたい「エルガワ宮殿」。

 

18世紀当時、エルガワを統治していた侯爵「クールラント侯爵」の住居として建設されたバロック様式の宮殿。

 

もしも「Hopalaa!」を訪ねる際には併せて見学しておきたい名所です。

ROCK
ガッツリ観光したい場合は、首都のリガがおススメ!

TIPS:ラトビアの基本情報

国名:ラトビア共和国

首都:リガ

言語:ラトビア語・ロシア語

人口:190万人(2020年)

宗教:ラトビア神道・キリスト教など

日本から直通便:フィンランドなどから経由で14時間ほど

通貨:ユーロ 1€=平均120円前後

日本との時差:7時間ほど遅い(日本が昼12時なら、明け方5時) 

ビールの可能性と魅力に国境は無い!を体現する[Hopalaa!]

今回の記事を作成するにあたり、非常に困ったのが「Hopalaa!」の情報がまったくとって良いほど、出てこなかったことです。

 

そこで、ドリンクシーカーの岡本様の後押しを頂きながら直接Hopalaa!にコンタクトをとってみました。

参照画像:Kalēju Alusアカウントより

今回、広報担当で創業者の1人「ライマンツ」様から頂いた情報を元に記載しています。

 

Hopalaa!は創業が2019年という非常に若いブルワリー。

 

ですが、その前身となるブルワリーが存在していました。

それが2015年に創業した「Kalēju Alus(ラトビア語で鍛冶屋のビール)」というブルワリー。

現在は閉業していますが、元々ライマンツ様含め2名の醸造技師とともに2014年からホームブルワリーとして独自のビール造りを始めました。

ROCK
ホームブルワリー(自家醸造)は海外で趣味として広く認知されています

参照画像:Kalēju Alusアカウントより

最初にリリースしたのは3種類「ライト・ダーク・アンフィルター」

参照画像:Kalēju Alusアカウントより

その後は続々と多くのスタイルを醸造・販売されていきました。

 

残念ながら、閉業した理由までは確認が取れませんでしたが「Kalēju Alus」時代に経験されてきたことが、今の「Hopalaa!」を根幹になっていることがわかります。

2019年に創業した「Hopalaa!」はホップを冠したブルワリー名。

ライマンツ様曰く「醸造所名には(飲むひとを幸せ(Happy)にさせ歌いたくなる( Lalaaala)ビールを目指している」ことが含めているようです。

 

非常に多くの原料を取扱い「飲むひとがあっと驚く!」組み合わせのビールを造ることがとても楽しいと語る「Hopalaa!」のビールは、確かにそのどれもが唯一無二のブランドばかり。

参照画像:Hopalaa!アカウントより

2021年12月インタビュー時で86種類(!)ものブランドをリリースしている「Hopalaa!」。

 

2022年には100種類を超えることを想定しており、今後はドリンクシーカーとともに日本のクラフトビール市場を大いに盛り上げていこうと意気込みを教えてくださいました。

 

非常にクオリティの高いブランドで飲むひとの記憶に刻み込む「Hopalaa!」のビールに、これからも目を離せませんよ!

まとめると

<創業年>

・2014年  創業者3人でホームブルワリーからスタート  

・2015年  Kalēju Alus醸造所として創業(現在閉業)

・2019年     HopalaaとしてRe スタート         

・現在   ラインナップ100本を目指し日々製作中(2021年12月で86種類)

~今回応じて下さったのは~

・ライマンツ 様(広報担当 創業者の1人)

これまでリリースした種類は86種類(21年12月現在)!日本で飲める3種類

人口200万人の北欧ラトビアからやってきたクラフトビール「Hopalaa!」

 

日本で初めて上陸させて頂いた「ドリンクシーカー」では現在3種類のラインナップをご案内しています👇

ラインナップ

プラネットHBC431 IPA          (6.5%)

■ クラウド#11 ミルクシェイクIPA (7.0%) 

■ サワービット トリプルベリーズ  (6.5%)

ほかにもたくさん・・・・!   

公式アカウント(英語)

SNSの公式アカウントでは、定期的に新しいブランドの情報が掲載されています。

 

非常にたくさんのラインナップがあるので、どれも試してみたいです!

ROCK
もっと日本でも広まってくれることを願って!

ホパラ クラウド#11 ミルクシェイクIPAのレビュー まとめ

こんな方におすすめ

  • ミルク系カクテル・テイストが好きなひと
  • いっぷう変わったビールでも楽しめるひと

こんなシチュエーションで

  • こころをほぐしたい
  • じっくりビールを味わって分析してみたい気分
  • 世の中が自分に厳しいと感じるときに

自分がビールを飲んでいるのか忘れさせるほどにミルクを全力で感じる「クラウド#11 ミルクシェイクIPA」。

 

たまには定番のビールから一歩飛び出してラトビアのクラフトビールを楽しんでみませんか?

 

至福の時間をぜひ。

Copyright © 2024 ファウンドビア! ビールで巡る世界旅行 All Rights Reserved.

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【レビュー】ラトビア  ホパラ HBC431 IPA:味の特徴とこんなひとにおススメ! https://foundbeer.online/hopalaa-hbc431ipa-review Sat, 15 Jan 2022 11:07:46 +0000 https://foundbeer.online/?p=5141 Copyright © 2024 ファウンドビア! ビールで巡る世界旅行 All Rights Reserved.

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このビールはこんな感じ!

・ラベンダーの香りとハーブを思わせるリフレッシュ系IPA!

フローラルな香り・風味のお酒が好きなひとにおススメ!

・ラトビアのブルワリーが放つ繊細で豊かなテイストのビール

Labdien! (ラブディエン!)

 

本日の一杯はバルト三国のラトビアからクラフトビール「Hopalaa」の「プラネットHBC431 IPA」をご紹介します。

 

2019年に創業した新進気鋭のクラフトブルワリー「Hopalaa」。

 

日本には最近入荷したばかりですが、飲んでみるとそのクオリティに衝撃が走りました!

 

ROCK
思わず唸ってしまうぐらいに圧倒的なクオリティ・・・!

ホパラ プラネットHBC431 IPA 基本スペックとおススメできるひと

価格帯    

 EX 1350円で購入(イベントブース購入)

入手難易度

 EX ドリンクシーカーで入手(後述)

アルコール度 

 6.5%

タイプ    

 ニューイングランド IPA(NEIPA)

HBC431 IPAの味わい

  • フローラルでラベンダー系ボディソープの香り
  • こってりジューシー+ミックスジュースのとろみと舌触り
  • ツンと来るホップの青い香りがするものの苦みはとても穏やか
  • 酸味とジューシーさが満足感を与えてくれる

テイスト分布図

参考

<数値について>

▶あっさり:2.0 ☞ややとろみがある

▶コク  :3.0 ☞コクを感じる

▶苦み  :2.0 ☞やや控えめ

▶酸味  :2.0 ☞やや控えめ

▶甘み  :1.5 ☞かなり控えめ

こんな方におすすめ

  • IPAのガツンとした苦みがダメなひと
  • ラガービールなど普段のビールしか知らないひと
  • フルーティなテイストが好きなひと

こんなシチュエーションで

  • 常備して家から帰ってきた時に
  • 友達といっしょに飲み会で

飲める石鹸!?ラベンダーの香り×ヘイジーIPAの新領域【プラネットHBC431IPA】

ROCK
管理人が愛するラトビア共和国からクラフトビールが初上陸!

銀河の広大さと混沌さを表現したようなラベルデザインが「ただ者」では無いオーラを放つ今回のビール。

 

北欧に位置するラトビア共和国からやって来たクラフトブルワリー「ホパラ」のIPAをご案内致します。

 

ビアスタイル(注:ビールの種類)はニューイングランドIPA。

 

IPAだけれども「とても優しい口当たりと苦みが抑えられた」テイストを特徴を持ちます。

Tips:ヘイジーIPAってなに??

<特徴>

・液面が濁っている(英語:Hazy)のが主流(濁ってないのもあるので一概には・・・)

・通常のIPAと比べてホップの香りは強いが苦みは穏やか

・小麦やオーツ麦というたんぱく質多めの麦を使用(口当たりがまろやか)

<発祥>

・2004年 アメリカ・バーモント州のアルケミスト醸造所がリリースした

     「HeadyTopper」というブランド(濁ったIPAだった)が始まりという説

バーモント州含めて「ニューイングランド」エリアで流行したことから

     「NEW ENGLAND IPA」というジャンルで呼ばれる

参照:NPR HPより

<日本のブランドだと>

エチゴビール 潤いホップの惚れ惚れエール(販売終了)

伊勢角屋麦酒 ねこにひき

うちゅうブルーイング 宇宙SENSEI

本サイトではアメリカのレジェンドブルワリー「Sierra Nevada」の「ヘイジーリトルシング」

【レビュー】アメリカ シエラネバダ ヘイジー リトルシングIPA:味の特徴とこんなひとにオススメ!

続きを見る

スコットランドの超トンガっている革新的ブルワリー「Brew Dog」の「ヘイジージェーン」

【レビュー】スコットランド ブリュードッグ ヘイジージェーン:味の特徴とこんなひとにオススメ!

続きを見る

それぞれ紹介してきました。

アメリカを出発点として、いまや世界のブルワリーがこぞって造るNEIPA/ヘイジーIPA。

 

今回ご紹介するラトビアのクラフトブルワリー「ホパラ Hopalaa」は2019年に創業したばかりの新しい醸造所です。

参照画像:Hopalaa!アカウントより

にもかかわらずこれまでになんと「86スタイル」ものブランドをリリース

「恐ろしい(いい意味)」勢いと熱量でクラフトビール界に新風を巻き起こしている注目のブルワリー

世界で最も影響力のあるビールレビューサイトの1つ「Untappd」は評価が的確と言われていますが、86スタイルのビールはいずれも高評価を得ています。

Untappd HPはコチラ

ビールマニアたちから高い支持を受けているホパラの中から「プラネットHBC431 IPA」はこれまで飲んできたビールの中でTOPを争うほどの衝撃を受けました。

それが、プラネットHBC431 IPAを注いだ瞬間に感じたラベンダー石鹸の香り

ROCK
あまりにもボディソープしていたので、思わず笑ってしまいました!(笑)

こんなにもコスメティックスな香りのビールは初めて・・・

グラスに注いだプラネットHBC431 IPAはとても濁っていて、向こう側まで見ることが出来ません。

口に含むと「ハーブ」「薬草」を思わせるボタニカル要素のテイストが主張してきます。

NEIPAらしい「まろやか」でシルキーな口当たりが満足感を与えてくれます。

ブランド名にもなっているホップ「HBC431」は調べてみると「トロピカル・ベリー・ハーブ・土の香り」を特徴に持った新しい品種のようです。

ROCK
今までに体験したことの無い個性を持つ香りのホップでした

面白いぐらいに多くの風味を秘めたNEIPAなので「じっくりとお酒を味わう」ことが好きなひとには非常におススメ。

 

現在、入手するには1000円以上にはなりますが、その価値は間違いなくあります。

 

管理人が太鼓判を押すブランドの1つとなりました。

ROCK
後述するショップでしか手に入らないので、要チェックです!

※そもそもビールの種類や原材料についてよく分からない!というひとにおススメの記事

【ビールの知識シリーズ①】ビールの種類は2つ覚えればOK!わかりやすく解説します!

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【ビールの知識シリーズ②】原料・副原料のことを知ってビールをもっと楽しもう!

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輸入元の[ドリンクシーカー]の代表者に直接インタビュー!

世界的にも大変貴重なラトビア共和国のクラフトビールを日本に入れているインポーターはどんな会社なのか??

 

裏面を見ると「ドリンクシーカー合同会社」の印字。

 

ドリンクシーカーのことが気になった管理人はお願いして代表者の方「岡本様」とご挨拶させてもらうことが出来ました。

 

岡本様からHopalaa!とインポーター事業にまつわるお話を色々お聴きしてみました!👇

ドリンクシーカーってこんな会社!

▶ 2021年3月創業の埼玉県インポーター

▶ 海外クラフトビールを通して新しい発見と刺激を受けたことから創業の道へ

▶ 目標は「クラフトビールを通して飲むひとの人生に彩りを」

▶ 他のインポーターがまだ仕入れたことの無い珍しいビールを紹介していく方針

▶ リーファー(冷蔵コンテナ)を用いて品質保持にこだわる

▶ ロゴは「色々なスタイルのビール」の泡を表している

~ちなみに~
代表 岡本様はこんな方!

▶ 実は元々ビールが得意では無かったとのこと

▶ ビール好きになったきっかけのビールは「Brew Dog」の「パンクIPA」

▶ 趣味は海外旅行とクラフトビール巡り

岡本様は「美味しい+飲むひとに気づきを与える」ような力強いビールブランドを自ら発掘して交渉・輸入するパワフルな方。

 

未経験だった(!)インポーター業務と酒類販売免許取得をこなして、多くのビール好きに良いビールを届けるため奮闘しています。

 

すべては「クラフトビールを通して飲むひとに喜びと発見を」の一心。

 

今回のホパラ(Hopalaa)が第1弾の輸入手続きでしたが、今後もラトビアにこだわらず各国の日本未上陸ブルワリーと交渉し続けていくようです。

ROCK
当サイトはこれからも「ドリンクシーカー」を応援していきます!

ホパラってどこにあるの?→ラトビア都市「イェルガヴァ」について

かつてTV番組で「99.9%の日本人が一生訪れることの無い国」として取り上げられたほどのラトビア。

場所から話をしていくと、ロシアと北欧フィンランド・ポーランドの中心に位置する小さな国です。

人口は200万人程度、国土の半分を森林が占めていて高い山も無いので(最高300m級)地平線が続くのどかな風景を見ることが出来ます。

 

ラトビア神道という日本の神道に通じる独自の宗教を大切にしていたり、農耕民としての生活基盤があったりと遠く離れた国ではありますが、どことなく私たちにも親しみやすい文化をたくさん持っています。

 

そんなラトビアには第3国を経由しておよそ14時間で首都のリガに到着できます。

Hopalaa!」訪問の拠点となる都市は「イェルガヴァ」と呼ばれる都市は首都リガから国鉄で南西に1時間ほどの場所。

 

イェルガヴァはかつてドイツのリヴォニア騎士団が13世紀に城を建設してから、都市として機能を拡張していきました。

 

ラトビアの中心部に位置するため、交通要衝として重宝されているのも特徴の1つ。

ROCK
ソ連時代の空軍基地が現在も使われています

参照画像:イェルガヴァ公式HPより

ぜひとも観光として押さえておきたい「エルガワ宮殿」。

 

18世紀当時、エルガワを統治していた侯爵「クールラント侯爵」の住居として建設されたバロック様式の宮殿。

 

もしも「Hopalaa!」を訪ねる際には併せて見学しておきたい名所です。

ROCK
ガッツリ観光したい場合は、首都のリガがおススメ!

TIPS:ラトビアの基本情報

国名:ラトビア共和国

首都:リガ

言語:ラトビア語・ロシア語

人口:190万人(2020年)

宗教:ラトビア神道・キリスト教など

日本から直通便:フィンランドなどから経由で14時間ほど

通貨:ユーロ 1€=平均120円前後

日本との時差:7時間ほど遅い(日本が昼12時なら、明け方5時) 

ビールの可能性と魅力に国境は無い!を体現する[Hopalaa!]

今回の記事を作成するにあたり、非常に困ったのが「Hopalaa!」の情報がまったくとって良いほど、出てこなかったことです。

 

そこで、ドリンクシーカーの岡本様の後押しを頂きながら直接Hopalaa!にコンタクトをとってみました。

参照画像:Kalēju Alusアカウントより

今回、広報担当で創業者の1人「ライマンツ」様から頂いた情報を元に記載しています。

 

Hopalaa!は創業が2019年という非常に若いブルワリー。

 

ですが、その前身となるブルワリーが存在していました。

それが2015年に創業した「Kalēju Alus(ラトビア語で鍛冶屋のビール)」というブルワリー。

現在は閉業していますが、元々ライマンツ様含め2名の醸造技師とともに2014年からホームブルワリーとして独自のビール造りを始めました。

ROCK
ホームブルワリー(自家醸造)は海外で趣味として広く認知されています

参照画像:Kalēju Alusアカウントより

最初にリリースしたのは3種類「ライト・ダーク・アンフィルター」

参照画像:Kalēju Alusアカウントより

その後は続々と多くのスタイルを醸造・販売されていきました。

 

残念ながら、閉業した理由までは確認が取れませんでしたが「Kalēju Alus」時代に経験されてきたことが、今の「Hopalaa!」を根幹になっていることがわかります。

2019年に創業した「Hopalaa!」はホップを冠したブルワリー名。

ライマンツ様曰く「醸造所名には(飲むひとを幸せ(Happy)にさせ歌いたくなる( Lalaaala)ビールを目指している」ことが含めているようです。

 

非常に多くの原料を取扱い「飲むひとがあっと驚く!」組み合わせのビールを造ることがとても楽しいと語る「Hopalaa!」のビールは、確かにそのどれもが唯一無二のブランドばかり。

参照画像:Hopalaa!アカウントより

2021年12月インタビュー時で86種類(!)ものブランドをリリースしている「Hopalaa!」。

 

2022年には100種類を超えることを想定しており、今後はドリンクシーカーとともに日本のクラフトビール市場を大いに盛り上げていこうと意気込みを教えてくださいました。

 

非常にクオリティの高いブランドで飲むひとの記憶に刻み込む「Hopalaa!」のビールに、これからも目を離せませんよ!

まとめると

<創業年>

・2014年  創業者3人でホームブルワリーからスタート  

・2015年  Kalēju Alus醸造所として創業(現在閉業)

・2019年     HopalaaとしてRe スタート         

・現在   ラインナップ100本を目指し日々製作中(2021年12月で86種類)

~今回応じて下さったのは~

・ライマンツ 様(広報担当 創業者の1人)

これまでリリースした種類は86種類(21年12月現在)!日本で飲める3種類

人口200万人の北欧ラトビアからやってきたクラフトビール「Hopalaa!」

 

日本で初めて上陸させて頂いた「ドリンクシーカー」では現在3種類のラインナップをご案内しています👇

ラインナップ

■ プラネットHBC431 IPA          (6.5%)

■ クラウド#11 ミルクシェイクIPA (7.0%) 

■ サワービット トリプルベリーズ  (6.5%)

ほかにもたくさん・・・・!   

公式アカウント(英語)

SNSの公式アカウントでは、定期的に新しいブランドの情報が掲載されています。

 

非常にたくさんのラインナップがあるので、どれも試してみたいです!

ROCK
もっと日本でも広まってくれることを願って!

ホパラ プラネットHBC431 IPAのレビュー まとめ

こんな方におすすめ

  • IPAのガツンとした苦みがダメなひと
  • ラガービールなど普段のビールしか知らないひと
  • フルーティなテイストが好きなひと

こんなシチュエーションで

  • 常備して家から帰ってきた時に
  • 友達といっしょに飲み会で

飲むひとの脳を揺さぶるほどにラベンダーの良い香りを放つNEIPA「プラネットHBC431 IPA」。

 

たまには定番のビールから一歩飛び出してラトビアのクラフトビールを楽しんでみませんか?

 

至福の時間をぜひ。

Copyright © 2024 ファウンドビア! ビールで巡る世界旅行 All Rights Reserved.

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【レビュー】アメリカ シエラネバダ トロピカル トルピード:味の特徴とこんなひとにオススメ! https://foundbeer.online/sierra-nevada-tropical-torpedo-review Sat, 01 Jan 2022 05:39:36 +0000 https://foundbeer.online/?p=5168 Copyright © 2024 ファウンドビア! ビールで巡る世界旅行 All Rights Reserved.

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このビールはこんな感じ!

・ホップの苦みとオレンジの香り、見た目に反してドライ!

ホップの香り・苦みに目が無いひとに!

ドライで辛口なため初心者向けではない

・トルピードのトロピカルVer!

Hello!

 

本日の一杯はアメリカの「シエラネバダ」から「トロピカル トルピード」をご紹介します。

 

アメリカの大人気ブルワリー・シエラネバダが通年販売しているトルピードの「トロピカル」Ver。

 

オリジナルのトルピードよりも格段に飲みやすくなっているので、万人向けに寄っているブランドです。

 

ROCK
飲みやすくなってはいますが、強烈なホップの刺激は健在です!

シエラネバダ トロピカル トルピード 基本スペックとおススメできるひと

価格帯    

 ☆☆☆ 800円レンジ

入手難易度

 ☆☆☆ 海外ビールに強いネットショップで入手可能
アンテナアメリカで入手がおススメ

アルコール度 

 6.0%

タイプ    

 IPA

トロピカル トルピードの味わい

  • ホップの香りの中にオレンジの雰囲気
  • もぎたてホップを顔にぶつけられるぐらいに刺激的
  • 苦みは通常のIPAよりも控えている傾向
  • オレンジの風味が中盤~終盤に香ってくる
  • テイスト自体はライトというよりもドライに近い

テイスト分布図

参考

<数値について>

▶あっさり:2.0 ☞ややとろみ

▶コク  :2.0 ☞やや控えめ

▶苦み  :4.0 ☞かなりの刺激

▶酸味  :1.0 ☞感じない

▶甘み  :1.0 ☞感じない

こんな方におすすめ

  • シエラネバダのファン
  • 辛口ドライなIPA好きに

こんなシチュエーションで

  • 仕事終わりのごほうびに
  • ハンバーガーを食べながら
  • 向き合ってじっくりと味わうのも◎

ドライでしつこさの無い辛口IPAテイストが魅力の【トロピカル トルピード】

シエラネバダの通年販売品で「トロピカルトルピード」をご紹介いたします!

 

トロピカルトルピードは同じ通年販売にある「トルピード」の派生系ブランド。

トルピード自体はどのような味なんでしょうか??
春田さん
ROCK
比較してみましょう!

ポイント

<トルピードは?>

▶あっさり:1.5 ☞ややとろみ

▶コク  :3.5 ☞やや控えめ

▶苦み  :4.5 ☞かなりの刺激

▶酸味  :2.0 ☞感じない

▶甘み  :2.5 ☞感じない

<一言でいえば・・・>

▶ ハーブ+ハチミツテイストのコッテリIPA

<トロピカル トルピードは?>

▶あっさり:2.0 ☞ややとろみ

▶コク  :2.0 ☞やや控えめ

▶苦み  :4.0 ☞かなりの刺激

▶酸味  :1.0 ☞感じない

▶甘み  :1.0 ☞感じない

<一言でいえば・・・>

▶ キリっと辛口ドライなIPA

※参照画像:Sierra Nevada HPより

オリジナルと味わいが違うんですね!
春田さん
ROCK
甘みやコクはトルピードの方がしっかり感じます

どちらも魅力があるものの、テイストの方向性が真逆と言って良いぐらいに異なります。

トロピカル トルピードは南国のカラッとした空気を感じさせる辛口テイスト

ホップの香りが漂ってくるところがIPAそのものですが、かすかにオレンジの清涼な香りを感じさせます

ビールの液面自体も夕日を思わせる焼けるようなオレンジ色がトロピカル感バツグン

 

口に含んでみると「これは・・・!」と思ったのが、かなりの辛口テイスト。

ROCK
初っ端から「ホップを顔面にぶつけられたような」風味が襲ってきます!

第一印象こそトロピカルを連想させる要素が多々ありましたが、飲んでみることで「IPAなんだな・・・」と自覚させられます

 

最初の強烈なホップを顔にぶつけられますが、それを過ぎるとオレンジの風味が中盤~終盤にかけて味わうことが出来ます。

 

ただし、甘みや酸味は一切感じません

 

辛口と表現していますが、キレの良さがあるわけでもないのが特徴でしょう。

 

元々、オリジナルのトルピード自体が非常にとろみのあるブランド。

 

オリジナルと比べればさっぱり感は増えましたが、それでもとろみは感じるので爽快感を求めるひとには不向き。

 

基本的にはIPA好きで「辛口ドライな」テイストを好むひとがカチッとハマるブランドといえます。

ROCK
オリジナルのトルピードより飲みやすさがあります!

※そもそもビールの種類や原材料についてよく分からない!というひとにおススメの記事

【ビールの知識シリーズ①】ビールの種類は2つ覚えればOK!わかりやすく解説します!

続きを見る

【ビールの知識シリーズ②】原料・副原料のことを知ってビールをもっと楽しもう!

続きを見る

アメリカ人創業者による輸入業[ナガノトレーディング]

シエラネバダの輸入元になっているのが「ナガノトレーディング」なる会社

 

調べてみるとアメリカ食文化の発信を使命として運営されている輸入業者でした👇

ナガノトレーディングってこんな会社!

▶ 1996年2月にアメリカ人の「アンドリュー・バルマス」氏がニューヨークで創業

▶ 2004年に日本支社「有限会社ナガノトレーディング」を設立

▶ クラフトビールの劣化を避けるため「100%冷蔵運搬・管理」をモットーに提供

参照データ:brewersassociationより

アメリカのクラフトビール醸造所は2020年時点で10,000弱!(2000年の1,500から6倍強)にまで膨れ上がっていると言われています

参照:日本経済新聞HPより

参考までに日本のクラフトビール醸造は400程との算出(2020年時は想定)。

市場規模が違うんですね・・・!
春田さん
ROCK
正直、アメリカのクラフトはそれだけでブログテーマになれるぐらいの広さがあります

大衆的なビールブランドに飽き飽きした人々が「自分好み」と「共感できとる信念を持った」クラフトビールに関心が集まっているからこそ、アメリカ・日本ともに市場が広がり続けているのでしょう

 

ナガノトレーディングはそんなアメリカのクラフトビールの魅力を日本に普及するため、最高の状態で輸入することにこだわりを見せているのです。

参照画像:ナガノトレーディングHPより

ちなみに創業者のアンドリュー氏はHP上のお写真を拝見すると、トム・クルーズさんの雰囲気(?)を感じさせました。

ROCK
もっとアメリカのクラフトビールを飲んでみたい!という方におススメの会社です!

神奈川・東京で3店舗!直営店の「アンテナ アメリカ」でフードと一緒にグイっと!

参照画像:Antenna America HPより

実はナガノトレーディングが運営しているのは卸業だけではありません。

 

自社で運営している個人客向けのビールバー「アンテナ アメリカ」という飲食店があるんです

 

アンテナ アメリカは何十種類ものアメリカンクラフトブランドのボトルと定期的に入れ替えをしている樽生ビールを数種類取り揃えています。

参照画像:Antenna America HPより

2013年に神奈川県横浜市中区吉田町(JR関内駅そば)に1号店舗を開店したのち、現在では横浜駅・品川駅そばの超好立地に3店舗ある「アンテナ アメリカ」

参照画像:Antenna America HPより

品川店に友人と訪れたことがありますが、フードコート内にあるため、周囲の店舗が提供している食べ物を好きなように購入して自分好みのマリアージュを楽しむことが可能。

 

関内・横浜はハンバーガーやフライドチキンなどの「アメリカンなフード」も注文できるためおススメします!

参照画像:アンテナ アメリカHPより

とてもボリュームのあるハンバーガーですね!
春田さん
ROCK
ぜひIPAといっしょに楽しみたいところです!

アンテナ アメリカHPはコチラ

Tips!:アンテナ アメリカ1号店の関内店へ訪問したら至福の時間を過ごせた!【体験レビュー】

海外ビールブロガーとしてぜひ訪れておきたい!ということで住まいの千葉から電車で1時間。

神奈川県・横浜-関内にある「アンテナ アメリカ関内店」まで訪れました。

JR関内駅が最寄ですが、歩いて10分ぐらいの距離にあるため少々歩きます。

雑居ビルの「第6吉田興産ビル」の5Fが目指す「アンテナアメリカ関内店」。

ROCK
ちなみに大元のナガノトレーディング本社が4Fに入ってます

エレベーターで5Fに上るとすぐにアンテナアメリカの入り口。

冷蔵ショーケースには大量のアメリカンクラフトビールが!

ROCK
ずっと眺めていられます(笑)

参考

<アンテナアメリカのルール>

 1)注文は都度キャッシュ制

   ☞飲みたいビールが決まったらカウンターでお支払いしよう! 

 2)冷蔵ショーケースのビールは店内or持ち帰りOK!

   ☞宅飲みしたい方にもおススメ!

 3)アメリカ直輸入の樽生も10種類ほど常備!

   ☞仕入状況で都度ラインナップが変わるため、要チェック!

店内にはシエラネバダ醸造所のオリジナルグッズを中心にTシャツやグラスなど買いたくなってしまうアイテムがたくさんあります。

 

管理人はここでシエラネバダが作っているマスタード(!)と「寿が〇や」のようなスプーンフォークオープナーを購入(笑)

もちろん、樽生のシエラネバダ ヘイジーリトルシングIPAを片手にフライドチキンを堪能しました。

 

東京都民の方々にとっては関内まで足を運ぶのが億劫になるかもしれませんが、横浜方面に行く用事があれば絶対に立ち寄ってみることをおススメします。

ROCK
1本あたりの値段も適正な価格で販売されているので、思い切って購入するべし!

ちなみに管理人はシエラネバダが作る「ハニーマスタード(購入時:550円)」をお土産に購入

なんとこのマスタードは実際にシエラネバダのペールエールが使われている商品なのです!(スタウトが使われているタイプも売っています)

ペールエールって書いてますね・・・!
春田さん

気になるお味は辛みがほとんど無く、酸味とコクとホップの風味が程よく効いている低刺激なマスタード。

ソーセージにかけるも良し、肉類との相性はバツグンでたくさんかけても辛くない優しい味わいが魅力。

ROCK
置いてあったら迷わず購入をおススメします!

<Information>

アンテナ アメリカ 関内店

住所:神奈川県横浜市中区吉田町5-4 第6吉田ビル5F

TEL:045-315-5228

営業時間:月~木 15:00~22:00

     金   12:00~22:00

     土日  11:00~22:00

平均予算:ビール1杯600~ フード500~

備考  :樽生ビールはピッチャーあり(4000円前後)

     ビール1杯ごとのポイントカード制度あり

最寄り:JR京浜東北線-「関内駅」がおススメ
※桜木町駅から歩いてみたことがありますが、ちょっと遠いのでおススメしません(笑)

詳しくはコチラ

シエラネバダの本拠地:カリフォルニア州とチコについて

チコって聴いたこと無いなぁ・・・・
青井くん

という方も多いのではと感じるアメリカ・チコという町。

チコはロサンゼルスやサンフランシスコがある「カリフォルニア州」のなかで州都であるサクラメントから北へ車で1時間30分。

人口10万人弱のチコは今回ご紹介している「シエラネバダ醸造所」の拠点がある町として、ビアマニアのみならず多くの観光客が訪れています。

またチコは東部にラッセン火山国立公園やプラマス国有林などの大自然が広がっているため、アクティビティ目当てで訪れる人たちも。

ROCK
ちなみに、州都サクラメントの東部にシエラネバダ山脈が広がっています

チコに着いたら、シエラネバダ醸造所を訪れるのはもちろんのこと(?)時間が空いた時に訪れてみたいスポットがあります👇

チコの観光名所

■ 有名観光スポット

【アッパー・ビッドウェル・パーク】
【ビッドウェル・マンション】
【Chico Air Museum】
→チコ空港隣接の航空発物館

■ こちらも忘れちゃいけない!

【ファーマーズマーケット】
【Secret Trail Brewing Company】
→シエラネバダ醸造所にほど近いブルワリー

などなど・・・

チコへのアクセスですが、日本から向かう場合は州都のサクラメント国際空港がひとまずの目的地となります。

ただ、問題はチコまでの公共機関がなかなか見つからない・・・。

運転が苦では無いひとはサクラメントでレンタカーを借りてチコまでドライブするのが確実。

怖いひとはUberなどの配車サービスを利用するのも1つの手

 

片道でおおよそ100$平均と算出されるため、検討する価値はあります。

ROCK
国際運転免許証の準備を忘れずに!

TIPS:アメリカの基本情報

国名:アメリカ合衆国

首都:ワシントン特別行政区

言語:英語

人口:約3億3千万人(2019年)

宗教:キリスト教が主流

日本から直通便:ニューヨークやシカゴなど多数都市と結んでいる

通貨:米ドル(1ドル=平均100円前後)

日本との時差:東西エリアで14-17時間と差がある(日本が12時なら米が深夜10時~)

創業1980年:クラフトブームを先駆けたブルワリー[Sierra Nevada Brewing Co.]

※Sierra Nevadaの創業者:ケン・グロスマン氏
参照画像:Forbes.com HPより

Sierra Nevadaの創業者「ケン・グロスマン(Ken Grossman)」氏は全米でも有数の億万長者として名を連ねるほどビール事業で成功している人物として有名

 

1954年生まれのグロスマン氏はクラフトビール文化の中心に語られる方ですが、彼の歴史をたどると面白いものが見えてきます。

参照画像:Sierra Nevada HPより

グロスマン氏が最初にビールのことを知ったのは子供時代、隣家に住んでいた友人の父親から大きく影響を受けたと語っています

 

友人の父親は当時では珍しい自家醸造を行えるほどの知識と経験を有していた人物。

参照画像:Maltose Falcons HPより

アメリカで最古参の「マルトース ファルコンズ Maltose Falcons」という自家醸造をともに共有して楽しむクラブ団体にも所属していたほど。

ROCK
アメリカでは日本と違い、個人で自由にビールを醸造することが可能(一部制限はあるものの)

グロスマン氏は自家醸造家と団体との関係を通して、ビールの世界に熱中します。

マルトースファルコンズには大手醸造所のメンバーも参加しており、グロスマン氏はその伝手で上質なモルトやホップを手に入れていたと言われています。

 

グロスマン氏が初めて自家醸造に挑戦したのは、1969年。

母親に内緒でビールキットを購入したグロスマン氏は当時わずか14歳でビールを醸造するという経験を得ました。

ROCK
日本で言うと中学2年生の年齢なので、かなりの大物ですよね(笑)

1972年に現在のSierra Nevada breweryのあるカリフォルニア州チコに家族ごと越してきました。

 

越してきてからもひたすらにビールを自家醸造し続ける日々だったと言われています。

 

そんなグロスマン氏は1976年(当時22歳)の時に、自分の商売を始めました。

それがワインやビール用の醸造用品を販売するという仕事。

 

この時、グロスマン氏は自分が醸造家になる決心まで抱かなかったと語っています。

決心したのは1978年、アンカースチームビールで有名な醸造所「アンカーブリューイング Anchor Brewing Company」の閉鎖から救った人物「フリッツメイタッグ Fritz Maytag」氏と関わったことで大きな刺激を受けました。

醸造家になることを決心したグロスマン氏は同年、シエラネバダ山脈への旅行を通してこれから設立する自分の醸造所の具体化を練りあげます。

ROCK
グロスマン氏は醸造所の計画を練った場所「シエラネバダ山脈」を醸造所名にしました

Sierra Nevadaを創業するにあたり、もう一人「ポール・カムシ」氏と一緒に力を合わせて計画を進めていきました。

 

そして1980年、醸造用品屋を売却したお金を足しにして「Sierra Nevada brewing」がスタート。

最初の生産はスタウトを5バレル分(1バレル=約120L)仕込みました

最初はペールエールでは無かったんですね??
春田さん
ROCK
公式の情報だと、このあとすぐにペールエールを醸造したとのことです

創業時は現在のような大規模で最新式の醸造設備などまるで無く、DIYで自ら作成したつぎはぎの醸造設備(元酪農用や中古のブルワリーパーツなど)。

そんな黎明期にリリースしたペールエールは、その香りとコク・ホップの鮮烈な後味は当時のビールスタイルとは完全に違う次元にあり、瞬く間にグロスマン氏とSierra Nevada Brewingの名は周囲に知れ渡っていきます。

 

1980年代には、殺到する受注に対して応えるために醸造所の増強を進めていきますが、需要と供給の中で生産量を増やし続け2012年には1,000,000バレル(!)という生産量にまで至っています。

現在はアメリカ東海岸のノースカロライナ州にもう1つ醸造所を設けて全米に出来立てのビールを提供

ROCK
ノースカロライナ州の醸造所は息子さんのブライアン氏が責任者

60代になってもグロスマン氏は精力的にビールを造り続け、アメリカのクラフトビール界の中心となってビールの魅力を発信し続けています。

まとめると

<創業者>

・ケン・グロスマン

・ポール・カムシ(1998年に引退)

<創業年>

・1980年 「Sierra Nevada Brewery」誕生

・1980年   醸造所第1号ビール「スタウト」誕生

・1980年 「Pale Ale」誕生・販売

2009年   通年商品として初のIPA「TORPEDO」誕生

・2015年   ノースカロライナ州ミルズリバーに第2醸造所設立
(経営は息子のブライアン氏)

▶ 現在 =全米で3番目に販売量の多い超大手クラフトブルワリーへ
(ブルワーズアソシエーション2020調査による)

通年販売を中心に「季節限定」「リミテッド」など豊富なラインナップ

創業者のケン・グロスマン氏が大好きな山「シエラネバダ山脈」から名付けられた同醸造所。

 

昔から愛しているコアなファンもぜひ他ラインナップはどれも必飲の価値があるブランドばかり!

ラインナップ

<通年販売品>

■ TORPEDO IPA          (7.2%)

■ FANTASTIC HAZE imperial IPA (9.0%) 

■ DANKFUL Generously Hoppy IPA (7.4%)

■ TROPICAL TORPEDO            (6.0%) 

などなど・・・(多いので一部割愛)

<季節限定>

■ OKTOBERFEST  amber marzen  (5.5%)

■ CELEBRATION IPA          (6.8%)

などなど・・・(多いので一部割愛)

<限定>

NARWHAL Imperial Stout        (10.2%)

■ BIGFOOT Barley wine-Style Ale  (9.6%)

などなど・・・(多いので一部割愛)

公式HP(英語)

ROCK
シエラネバダのブランドは見かけたらぜひ手に取ってみるのをおススメします!

シエラネバダ トロピカル トルピードのレビュー まとめ

こんな方におすすめ

  • シエラネバダのファン
  • 辛口ドライなIPA好きに

こんなシチュエーションで

  • 仕事終わりのごほうびに
  • ハンバーガーを食べながら
  • 向き合ってじっくりと味わうのも◎

トロピカルという名前から想像し難い辛口ドライテイストのIPA「シエラネバダ トロピカル トルピード」。

 

たまには定番のビールから一歩飛び出してアメリカの伝説的クラフトビールを楽しんでみませんか?

 

至福の時間をぜひ。

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